おばあちゃん
ゆうと!
ゆうと
何〜?
おばあちゃん
お母さん,会社で倒れたって!
ゆうと
なんだよ、母さんのことかよ。
ゆうと
こっちは友達と遊んでるから、母さんのことはそっちに任せる
おばあちゃん
ちょっと!ゆうと!
おばあちゃん
もう、どうなったって知らないからね!
ゆうと
はいはい
数日後
おばあちゃん
ゆうと!病院に来て!
ゆうと
なんでだよ!?
おばあちゃん
いいから!
ゆうと
わかったよ
俺は今日がこんなことになるなんて思いもしなかった
ゆうと
来たよ!何号室?
おばあちゃん
202!早く!
そこには、今にも死んでしまいそうな母さんが寝ていた
ゆうと
おい!どうしたんだよ!?
母さんは肉がないと思われるくらいやせ細っている
母
ごめんね、ゆうと。
母
母さん、こんなことになっちゃって。
母
もう、話せなくなるかもしれない。おやすみ、バイバイ。
ゆうと
何言ってんだよ。
ゆうと
昔みたいに、元気に話そうぜ。
母さんは笑顔で幸せそうに眠った
ゆうと
おい!起きろよ!
ゆうと
母さんは、こんなことで死んだりしないだろ?
ゆうと
なぁ、起きろよ!
ゆうと
なんで起きねーんだよ!
俺はあんなに母さんがどうでもいいって思ってたのに、いつのまにか、大きな粒の涙が流れた
ゆうと
母さん、母さん。
ゆうと
もっと俺、親孝行したりするから。
ゆうと
お願いだ。母さん、帰ってきてくれよ!
ゆうと
たった一つの願いでいいから、
ゆうと
昔みたいに笑って







