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数年前の、あの日。
コガネ
一番最初にカーテンを開けたのは、
コガネ
コガネ
“私だった”。
コガネ
サトミ
サトミ
コガネ
サトミ
サトミ
サトミ
サトミ
コガネ
サトミ
サトミ
コガネ
コガネ
コガネ
サトミ
サトミ
コガネ
その言葉の響きが、 どこか懐かしかった。
「「───、私の可愛い娘。」」
胸が張り裂けそうなほど、 懐かしく、悲しい響きだった。
サトミ
ハルト
ハルト
サトミ
ハルト
ハルト
ハルト
何もかも。
暖かかった。
コガネ
コガネ
ミツル
コガネ
ミツル
ミツル
ミツル
コガネ
なんて言ったか、 俺までは聞こえてこなかった。
でもミツルさんの顔が 全てを物語っていた。
アメ
ミツル
コガネ
コガネ
コガネ
ミツル
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
コガネ
コガネ
コガネ
許せないのは、 サトミさんを殺したことなんかじゃない。
それなら、アイカを殺した 私だって同罪だ。
許せないのは……
許せないのは!!
“大切だと思ったもの”すら守れない
自分自身だ。
危険を察知できなかった 自分自身だ。
ハルトを任せた後の爺さんの 涙を拭ってあげられなかった……
自分自身だ。
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
ミツル
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
アメ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
ミツル
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
その先からは、 よく分からなかった。
銃声が、そこに響き渡った。
銃弾がミツルさんの 肩を的確に突き、彼はその場に 意識があるまま倒れ込んだ。
あんなに感情的になる コガネさんは、初めて見た……。
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
ミツル
ミツル
ミツル
コガネ
コガネ
コガネ
殺す必要がなかった。
その言葉はあまりに冷たくて、
嘘をついていないなんて すぐに理解できた。
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