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シロクロのセカイ

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シロクロのセカイ

10 - 9. 「その時はいずれ。」

♥

24

2025年09月16日

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コガネ

そもそも君は、
爺さんの娘と孫を
殺した時点で爺さんの人生の一部じゃなかった。

コガネ

でも、君は元々
愛されていなかった。

ミツル

そんなわけない……
あの人が、あの人に限ってそんな訳!

コガネ

……ふうん。

コガネ

まあ、そう思うなら勝手に
そう思ってればいいよ。

コガネ

ああ後最後に、
いい事を教えてあげるよ。

ミツル

……あ?

ミツルの背中を踏みつけ、 地面から動けないまま 話す自分の姿は、

愛してくれた人には 到底見せられないものだった。

コガネ

君の愛した愛した
アイカだけど……。

コガネ

彼女既婚者だったよ。

アメ

……え!?

ミツルよりも先に 背後から声が聞こえて吹き出した。

コガネ

アメでも驚くほどか!

コガネ

ああ既婚者というか……
泥棒猫?

ミツル

何を言ってんだ?
あいつに限ってそんなわけ!

コガネ

だって、

コガネ

サトミさんの昔の彼氏を
15で奪ったのはアイカだ。

コガネ

その後婚姻届を出したのかは、
知らないけどね。

コガネ

いやあ驚いたよ、
彼女がラブホから男と
出てきた時は。

コガネ

この大スクープを
ミツルに伝えないと
気が済まない!!ってね。

コガネ

んで、今って訳。

コガネ

最高に嫌がらせだろ?

コガネ

ミツル?

自分でも歪んだ顔をしているのが 分かるほど笑ってやった。

やっと終わる。

やっと、

やっと爺さんに顔向けできる。

コガネ

君にはこれから
三日間の拷問が待っている。

コガネ

拷問官は、ハルトだ。

コガネ

三日後、
私の手で殺しに行く。

コガネ

それまで精々、
自分が殺した女の夫と
仲良しこよしするんだね。

コガネ

お馬鹿さん。

ミツル

お前っ……
許さねえ!

ミツル

俺からアイカを奪っといて
お前はお咎めなしかよ!!

コガネ

お咎め?

コガネ

爺さんの愛した娘の男を
奪った女殺して
爺さんが勝手に隠蔽したんだ。

コガネ

お咎めなんて言われる
筋合いはないね。

コガネ

恨むなら地獄の爺さんでも恨みなよ。

その後は早かった。

警察が来てコガネさんが 対応し、ミツルさんは連れて行かれた。

ミツル

…………。

アメ

何ですか、そんなにこっちを見て。

ミツル

いいや。

ミツル

お前が犠牲者になるのかって、
思っただけだ。

アメ

は?

ミツル

俺は警告しとくぞ。

ミツル

コガネはお前の力を見て
入れたんじゃない。

ミツル

コガネはお前が爺さんの
孫だから入れたんだ。

言い残したのはそれだけだった。

何が言いたいのかよく分からなくて 呆然と立っていると、

後ろから何かが足に 巻きついたのが分かった。

アメ

アゲハ

…………。

アメ

(この子確か……。)

アメ

(情報操作ができるとか
何とかで……。)

アゲハ

……ごめんなさい。

アメ

…………。

コガネ

…………君、名前は?

アゲハ

……あげは。
さっきの人がつけてくれた。

コガネ

……年は?

可愛らしい小さな手を出した。

どうやら5と表しているらしい。

コガネ

まだ小学生でもねえのか……。

アメ

……どう、します?

コガネ

どーするもこーするも、
こうなった以上は
政府か警察に任せる。

コガネ

私じゃあ面倒見きれない。

コガネさんがそう言うと、 アゲハちゃんは怯えながら 俺の足を握る手を強めた。

アゲハ

……いやだ。

コガネ

いやと言ってもなあ……
今更孤児院に返すにしても、
能力が気付かれた以上
警察か政府の監視下に
いなきゃいけないんだよ。

アメ

……政府監視下なら、
俺たちの元でも
いいんですよね?

コガネ

ふざけたこと言うなアメ。
お前には無理だ。

アメ

無理なんて決めつけないでください!!

あまりにも声が大きかったからか、 コガネさんは目を見開いて 固まってしまった。

俺は、コガネさんに 許されてる身なのに、 こんな自分勝手なこと……。

コガネ

……そうゆうとこ、
爺さんに似てるんだな。

ふ、と軽く笑ったコガネさんは 膝を折ってアゲハちゃんと 同じ目線になった。

アゲハ

…………。

コガネ

怖いよな。
お前のこと拾った男を
殺そうとしてたんだから。

コガネ

でもあいつは悪い人だ。
私よりもずーっと、ずーっと。

アゲハ

わるいひと……。

コガネ

ああ。

コガネ

アメはお前をいい子いい子
してくれる。

コガネ

ついてくるか?

アゲハ

……いいの?

アメ

あの、いいんですか……?

コガネ

まあ、うちも政府の一部みたいな
もんだし……

コガネ

ハルトがいるから
大丈夫だろ。

コガネ

私はイオリの病室に
顔出してくるから、
先帰ってて。

アメ

え、でも!

コガネ

その子の手当てが先だ。いいね。

アメ

……ありがとうございます。

コガネ

……いいんだよ。

だってこの組織もいつかは、

アメのものになるんだから。

コガネ

イオリ、調子はど……

言い切る前に、イオリ以外の 人の姿に固まった。

若めの男女、夫婦らしき人が 椅子には座っている。

……いや、

私はこの人たちを、 知っている。

それはもう、恐ろしいほどに。

.

……お久しぶりですね、コガネさん。

コガネ

……どうして、ここに?

.

決まっているでしょう。

.

アメを取り返しに来たんです。

コガネ

……大変、

申し訳ありません。

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コメント

2

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あれ?ミツルかわいいなこいつ

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