得磨
これをこうして.........あ。
得磨
...なんか変なもの出来ちゃった...
得磨
...隠すか。
得磨
おはざーす。
白猫
ふぁ...珍し、早い...
黒猫
普段は遅くまで寝てるのに...ふぁ...
化け狐
...なんか薬品...いや、妖気を感じますけど。
得磨
え、気のせいじゃ...?
化け狐
よし、部屋行きましょう。
得磨
えっ、ちょ、まっ、
白猫
行くか~。
黒猫
行ってみるか~。
得磨
ま、待って...
化け狐
...これはなんですか。
得磨
え、っと、び、瓶です...
化け狐
中身はなんですか。妖怪?
得磨
あ、あー...僕の妖気で創った人形...
化け狐
...嗚呼、よくみたら得磨さんの妖気ですね。
白猫
あ、あっちに瓶がある。
黒猫
取ってくるね~。
得磨
ちょ、まっ、それは...
化け狐
これは...天使ですかね?
白猫
不思議。水で満たされてるのに。
黒猫
私はちょっと...苦手...
白猫
嗚呼...天使だから反対の黒猫は辛いか。
黒猫
どちらかというと魔寄りだから...
化け狐
...得磨さん?
得磨
あ、はい...
化け狐
...なにをしたんです?
得磨
...えっ、と、人形に魂を入れないようにして特別な魔法瓶を創ろうとして...
化け狐
はい。
得磨
最初のやつは成功したんだけど...
化け狐
はい。
得磨
ふ、二つ目のやつにたまたま天使が乗り移っちゃってですね...?
化け狐
はい。
得磨
身体と精神がいがみ合ってるっぽくてまだ動きはしないんですけど...
化け狐
成る程...理解しました。今すぐ逃がしてください。
得磨
そ、それがですね...?
化け狐
それがなんですか。
得磨
し、失敗して出す術が使えなくてですね...
化け狐
...めんどくさいですね...中の人形だけ出せません?
得磨
...あ、出せるかも...えいっ。
得磨
...出せた。
化け狐
...暫くおいておきますか。天使さんには悪いですけど。
得磨
す、すいません...