Night Owl自宅(事務所上階)
星喰右手
到着…取り敢えず千トはソファーに…左手今のうちに手当てしますから服脱いで下さい
星喰左手
んー
皇千ト
ムニャムニャ…
星喰右手
(…入れ墨…私と左手を繋ぐもの…その下からチラッと覗く同じの白い肌に赤紫の痛々しい跡が覗く…)
星喰右手
"ドロッ…"
私の腹の底で黒い感情が動くのを感じた…
星喰左手
…き、…にき、…兄貴!
星喰右手
!!?
星喰左手
さっきから呼んでんだけど、大丈夫か?
星喰右手
あ、あぁ…すみません、大丈夫です
星喰左手
いっ…でぇ…、クソが…いたたたた…
星喰右手
取り敢えず固定しましょうか、その上からアイシングを…左手、苦しく無いですか?
星喰左手
へーき…これより苦しいのガキん時に兄貴も俺も経験済みじゃん?…だから、っ…大丈夫
星喰右手
…そう…ですね、出来ました。これで一晩様子を見て明日何も改善がないなら闇医者に行った方が完治は早いかと
星喰左手
出来れば行きたくねぇー…
星喰右手
まぁ、通常の医者とは違い荒療治と言うか…何というか
星喰左手
無理矢理直してるだけだわ…まぁ助かるけど
星喰右手
左手は寝室に行っててください私は家事を終わらせてから千トの世話を終わらせて寝室に運びます
星喰左手
りょーかい、ありがとな
星喰右手
何の事でしょう?(作り笑顔)
星喰左手
へっ…w
星喰左手
(兄貴のそー言うとこ嫌いだわ…辛いくせにポーカーフェイスで隠しやがって…もっと頼れっつんだよ…)
俺は今更ながら兄貴に頼って欲しい… そんな寂しさを隠してベッドに倒れ込むと一瞬で意識が揺らぎ闇に堕ちた
寝室
星喰右手
……起きませんね…暖かくして、おやすみなさい千ト
皇千ト
んん…ん、、めてく……ムニャムニャ
星喰右手
…ふふ、🤭可愛らしい寝言な事で…左手は、、おや寝てる珍しいですね
星喰左手
……
星喰右手
……
ギシッ…
星喰右手
…(左手の前髪をサラッと流す)
星喰左手
ん…(涙の跡)
星喰右手
……
私はそっと左手の頬に手を滑らせてそのまま自らの上体をゆっくりと左手の体に重ねて肩越しに顔を埋める…
星喰右手
…ごめんね…頼りないお兄ちゃんで、左手は誰よりも大事で頼りにしてるよ…
星喰左手
(懐かしい…温かい手、心地良くて眠たくなる…俺の身体を寒さから守ってくれた…大好きな手)
左手の頬を撫でながらポツリと呟いた 言霊は無機質な寝室の壁に吸い込まれた
星喰右手
……(いけない…アイシングを変えてやらないと…)
あどけなさの残る左手の寝顔に頬を緩ませながらアイシングの交換を手早く 済ませて左手の隣に腰を下ろし何時もの小説を開く
それから2ヶ月位は千トの異能を極限 まで使わせない様に手をまわし、千トは私が危ないと言った場所には1人で近寄らなくなった
皇千ト
あれからもう1年か…早いね
星喰右手
本当に…千トも少しずつではありますが回復してますし、一安心です
星喰左手
俺らの千トに対する庇護欲は溢れてるけどな笑
皇千ト
過保護になったよね
星喰右手
当たり前です。嫌いと言われようがもう千トを1人にさせません
皇千ト
いっ、言わないよぅ…💦
星喰右手
ふふふ、分かってますよ
皇千ト
あれ、そういえば…
星喰左手
ん?
皇千ト
2人とも…僕の居場所どうして分かったの?
星喰右手
……
星喰左手
…それは
星喰右手
千ト?ここにはハッキングのプロと…怪力だけでなく頭脳も千トに次いで回る男が居るんですよ?
星喰左手
そーそ、魔法だ魔法
皇千ト
えー🤨知りたいのにぃ…
星喰右手
千ト…あまり駄々をこねると…
皇千ト
わっ、💦あわわわ
ふわっと千トの体が浮き上がり兄貴の膝の上に座らせられ、兄貴がヌルっと千トの腰と尻の際どいラインに手を這わせ 怪しく…艶やかに笑う
星喰右手
お仕置き…しちゃいますよ?(低音×耳元)
皇千ト
ふにゃっ!っ…ぅ……んぅぅ…右手くんそれやだぁ
星喰右手
では、魔法と言う事で🪄
皇千ト
うぅ…
星喰左手
兄貴…エロすぎん?
星喰右手
?そうでしょうか
星喰左手
千トがのぼせてっからあんま誘惑しないでやれって
星喰右手
誘惑したつもりはありませんが笑
皇千ト
にゃうぅぅ…>_<
星喰左手
(耐えろ俺)
星喰右手
今日と言う日は忘れてはいけませんね
皇千ト
うん
星喰左手
そうだな
皇千ト
2人とも、本当ありがとう
星喰右手
はい、気をつけてくださいね
星喰左手
運動も無理させらんないからな俺らに任せろ
皇千ト
はい!!
今日と言う日は忘れてはならない、僕達Night Owlが強い絆で結ばれた日