前回のあらすじ
いじめに耐えれなくなった愛夏はついに、学校を出ていってしまう。その様子を見て、おかしいと思った京介から、LINEが来る。愛夏は正直に話し、思いを伝える。すると、京介は総合発表会で歌を披露することを勧め、総合発表会で歌を歌うことになった愛夏だった。
愛夏
うーん。学校行かないといけないのかな。
愛夏
でも、これはいじめられなくなるようにするため❗
愛夏
頑張ろう。
紗由理
あんた、また来たの?
紗由理
いい加減、不登校になったら?
椿
死んだほうが楽じゃね?
愛夏
(言い返してみよう)
愛夏
あんたらが死ねば、皆幸せなのに。
紗由理
なんか言った?
愛夏
ん?何も。
愛夏
ただ、あんたらが死ねばいいのにって思っただけ❗
紗由理
は?なんつった?
紗由理
私たちが死ねと。ふーん。
紗由理
そんなこと言うんだぁ。
愛夏
(まずい)
紗由理
うるせぇんだよ❗
愛夏
愛夏
痛い❗何するの❗
紗由理
私たちに逆らったらどうなるか
紗由理
教えてやんよ❗
先生
やめなさい❗
愛夏
せ、先生?
紗由理
あ、くそ教師だ。
紗由理
何?ヒーローにでもなった気分?
先生
これ以上、いじめはやめて❗
向日葵
先生。
先生
何よ❗
向日葵
邪魔。
向日葵
死ね
向日葵
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
紗由理
ホントに邪魔だなぁ。先生から殴っちゃお🎵
愛夏
先生~❗
京介
普通にヤバくね?
愛夏
どうすればいいですか?
京介
部活終わり、校長先生に言って、教育委員会に言ってもらおう。
愛夏
そうですね。
京介
ともかく、今は部活の練習だ~❗
愛夏
お~❗
校長
はい。
愛夏
失礼します。
京介
失礼します。
校長
何か用かね?
愛夏
実は…
愛夏
と言うことなんです。
京介
さすがにいじめにしても、ヤバイです。
京介
どうにかなりませんか?
校長
うーん…😒
京介
教育委員会に相談するだけでいいんです❗
京介
お願いします🙇⤵
愛夏
お願いします🙇⤵
校長
わかった。
校長
相談してやるよ。
京介
ありがとうございます✨
愛夏
ありがとうございます❗
愛夏
では、失礼しました。
京介
失礼しました。
校長
めんどくさいなぁ。
校長
もう、いっか。ホッといて。
校長
別に俺に関係ないし。
校長
なんか言い訳作っとこ。
愛夏
ありがとうございました❗
京介
いいんだよ。
京介
可愛い後輩のためならね。
愛夏
か、可愛い、こ、後輩❗
愛夏
(京介先輩に可愛いって言われちゃった❗)
愛夏
(嬉しい🎵😍🎵)
京介
どうしたの?
京介
急に黙り込んじゃって。
愛夏
な、何もないです❗
愛夏
ではさよなら👋
京介
バイバイ🙋
愛夏
明日、どうなってるかなぁ。
愛夏
大丈夫かな。
紗由理
おっはっよ~❗
愛夏
(え?なんでいるの?)
紗由理
まだ来てるの?
椿
そろそろ死ねばいいのに。
愛夏
(なんで…。なんで…。)
紗由理
どうしたの?黙り込んじゃって。
愛夏
な、何も…。
紗由理
ふーん。それにしても、先生遅いなぁ。何してるんだろぉ。
教頭
皆さん❗
紗由理
あ、ハゲの教頭先生。
教頭
今日、先生はお休みです。
愛夏
え~❗
紗由理
なんだ。あの教師、気も弱かったんだ。
紗由理
やっぱくそやん。
向日葵
それな❗
愛夏
(なんで、なんでこんなことになったの?)
紗由理
ともかく今日はくそ教師がいないから、嬉しいわ。
椿
ホントに❗嬉しすぎる🎵
愛夏
(まだ、相談してないのかな、校長室に行ってみよう)
校長
はーい。
愛夏
失礼します
校長
(またか。)
愛夏
あの…
愛夏
昨日の件ですが…
校長
昨日は忙しかったんだ。
校長
いつか、言っとくよ。
愛夏
ってことは言ってなかったんですね❗
愛夏
なんでですか❗
愛夏
先生、来なくなるかもしれないんですよ❗
愛夏
校長として、どうも思わないんですか❗
校長
校長に反発するの?吉元さん。
校長
いいの?部活辞めさせられても。
愛夏
そんなこと、出来るわけ…
校長
出来るんだよ。
校長
だって、俺は校長なんだ。
校長
何だって出来る。
愛夏
そんなことに名を使うなんて、最低な校長ですね❗
愛夏
もういいです❗
校長
ふん。校長を舐めるなよ。
愛夏
遅れてすいません🙏
京介
遅いよ。それより、お前にピッタリの曲があるんだ❗
愛夏
そうなんですか💢
京介
愛夏、どうした?なんか、怒ってる?
愛夏
べ、別に。
京介
完全に怒ってるな。
京介
何があったか言ってみろ。
愛夏
じ、実はですね。
京介
最低な校長だな。
愛夏
それで、それで、😭😭
京介
おいおい、何泣きそうになってんだよ❗
愛夏
だ、だって、先生が…
京介
大丈夫だって。
京介
総合発表会で先生の分まで頑張ればいいじゃん❗
京介
だから泣くなよ
愛夏
(えええええええ~~~~~~~~~~~~~~⤴)
愛夏
(京介先輩に頭ポンポンされちゃった❤)
愛夏
(嬉し~~~~~~い⤴)
愛夏
(え、待って❗)
愛夏
(どうしよう❗)
愛夏
(頭が真っ白だ)
京介
愛夏?どうした?
愛夏
いや、な、何でもありません❗
京介
ほんとか?
京介
まぁ、涙も止まったところで、さっきの話の続きだ。
京介
総合発表会、この曲はどうだろうか?
愛夏
どれですか?
京介
「思いを歌に乗せて」
京介
っていう曲だ。
愛夏
どんな曲ですか?
京介
お前にピッタリの曲さ。
京介
聞いてみるか?
愛夏
はい❗
愛夏
いい曲ですね❗
京介
言っただろ。お前にピッタリの曲だって。
愛夏
ホントですね。
京介
これで決定でいいか?
愛夏
はい❗
京介
いい返事だ。
京介
よし、そうと決まれば、早速練習だ❗
京介
先生のために、自分のために、頑張れよ❗
愛夏
はい❗
それから1ヶ月、毎日2時間歌い、きつい毎日が続いた。
毎日練習に付き合ってくれた、大好きな京介先輩のため。