コメント
1件
敦
太宰
敦
敦
敦
そう思いパソコンを開くが、 ブルーライトがより一層頭痛を 酷くさせる
2時間後
敦
字がぐにゃ、とまがり読めないほどにまでなっていた。
とはいえ、熱があるようには思えない
これは一体なんだろう、と思いつつ 作業を進めようとすると…
敦
書類が肘にあたり、少し落としてしまった
敦
落ちた書類を拾おうと手を伸ばした時
ガタンッ!!
敦
目眩に襲われ、椅子から落ちてしまった
今、この部屋は僕と太宰さんだけの 2人きりの空間。
他の皆さんは会議をしている。
重い体を起こそうと 立とうとするが、思うように 体が動かない
その場に座り込んでしまった。
無意識に虎の耳が働いてしまう。
喋り声、心音、呼吸音。
色んな音が重なり合って 気持ちが悪くなる。
敦
ポンッ……と、自分の肩に なにか温かいものが当たる
敦
目眩で前が見えない中、 兎に角誰かは確認できた。
太宰
太宰さんの口が動くのが見える。 虎の耳は働いているのに、 太宰さんの声だけ拾わない。
雨の音が頭に響く。気持ち悪い。
敦
どんどん息が荒くなる。
それに連れて虎の耳は要らない音を 拾ってくるようになり、 目の前も見えなくなっていった。
敦
僕はここで意識を失った。
敦
目を開くとそこは真っ白な 天井だった。
敦
太宰
敦
太宰
あぁ、そうだ、倒れたんだ。 そう思い出し、体を起こす。
敦
太宰
太宰
敦
太宰
敦
太宰
敦
太宰
敦
太宰
敦
恵まれている事に気付かされた幸せな 日だった。