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めい
私はそう言って、机の上に社会のノートを広げた
みんなに見せたのは、カラーペンで書いたラクガキだ
めい
めい
結衣
みんなして爆笑
めい
めい
結衣
めい
明日香
めい
友達に言われてドキッとする
陽菜
結衣
明日香
結衣
みんなが騒ぎ出した
めい
私はごまかすと、鞄を持って教室をあとにした
塾に到着した私は、教室に入る前の廊下にある鏡の前で立ち止まる
めい
走ってきたから、前髪がちょっぴりはねている
はねた髪をつまんで直す
めい
塾は私の一番の楽しみになっていた
勉強はそんなに得意じゃないし、もちろん好きってわけでもない
それでも、塾に通い続けているのは 「あの人」に会えるからだ
めい
めい
めい
めい
めい
めい
めい
次の日
学校へ行くと、クラスの女子が集まって朝からワイワイと盛り上がっていた
めい
結衣
私はみんなのところへかけよった
めい
明日香
陽菜
めい
めい
めい
結衣
陽菜
みんなすごいなぁ…と感心しながら、 私は話を聞くことしかできなかった
めい
めい
めい
恋にも、色々教えてくれる教科書や 参考書があればいいのにな…
気づけばノートに、いっぱいラクガキしていた私。
ずっと考え事をしてたから、先生の話もほとんど聞いてない…
いつの間にか塾の時間が終わっていた
みんなガヤガヤと帰り支度をしている
隣の男子
突然隣の男子が声をあげた
私のノートを指さしながら、ケラケラと笑っている
隣の男子
めい
めい
私は叫んで、ノートに覆いかぶさった
でも、もう遅い。 男子の声は大きくて、教室中に響いていた
他の男子
他の男子も騒ぎ出す
めい
めい
恐る恐る純也君の方を見た
凄く困った表情をしているのが分かった
めい
私は急いでカバンにノートを詰め込むと、走って教室を飛び出した
それからしばらく、私は塾を休んだ
めい
めい
めい
めい
あの時の純也君の顔…。
思い出すと悲しい気持ちでいっぱいになった
めい
めい
塾をやめたいって頼んでも両親はOKしてくれなかった
イヤでイヤで仕方がなかったけれど、 頑張って塾へ行くことにした
教室につくとすぐに、男子がニヤニヤしながらからかってきた
隣の男子
他の男子
男子2
私はどうしたらいいのか分からなくてただうつむくことしかできなかった
めい
涙が出そうになるのを必死で ガマンしていた
その時、バンと机を叩く音がして…
純也
純也君が騒ぐ男子を睨んでいた
めい
隣の男子
男子達はそそくさと自分の席に戻っていく
めい
授業が終わるのと同時に、私は逃げるように教室を出る
なのに、出口のところで純也君とはち合わせしてしまった
めい
めい
私は下を向いてそのまま帰ろうとした
純也
めい
めい
純也
めい
めい
なんだか胸が暑くなって…
私はいつまでも純也くんの背中を見ていた
私も少しだけ勇気を出してみようかな
もちろんちょっとずつだけど…