孤爪
へぇ〜そうなんだね
孤爪
良かったね、翔陽
翔陽
はい!ありがとうございます!
バレー部に鉄朗くんとの関係を伝えた。
みんな歓迎してくれた。
すごく嬉しくて···幸せになった。
飛雄
良かったな、翔陽
翔陽
うん!
雪女さんはあれから学校に来なくなった。
入院してるらしく、病状が良くないんだって。
鉄朗くんは関係ないと言ってた。
黒尾
大切なのは翔陽なんだ
黒尾
だから違う奴の名前、言うな
翔陽
はぁーい!
愛されてるって思うんだ。
鉄朗くんの傍に居れるって。
そして鉄朗くんが卒業し···2年後、俺も音駒高校を卒業した。
黒尾
翔陽じゃあ行くか!
翔陽
うん!
今日から俺は鉄朗くんの家に住む。
翔陽
わぁ!広いね!
黒尾
まぁ翔陽ん家よりは狭いがな
翔陽
いやいや!凄いよ!
黒尾
じゃあ荷物の整理するか?
翔陽
うん!!
18歳になり、ヒートが来た時鉄朗くんと番になる。
鉄朗くんと、兄ちゃんたちとそう決めた。
運命の番に慣れて、フェロモンも出さずに出来るようになって、鉄朗くんも匂いに敏感にならなくなった。
黒尾
ヒートになる時は言えよ?
翔陽
うん!
黒尾
体調が悪い時、気分が悪い時もな?
翔陽
はぁーい!
翔陽
鉄朗くん、心配性?
黒尾
全く
黒尾
翔陽だからだよ
翔陽
えへへっ!ありがとう!
鉄朗くんとの暮らしはすごく楽しかった。
一緒にご飯を食べて、一緒に寝て、一緒にテレビを見たり、一緒にお風呂に入ったり。
これが幸せな家庭なんだって思った。
兄ちゃんとの暮らしも楽しかったけど、好きな人と過ごすのが本当に好きになった。
次の日。
ドサッ
翔陽
はっ、はっ···はひゅー、っ(泣)///
ヒートが来た。
今日は、鉄朗くんが居ない。
どうしよう。
言えって···言ったけど、電話する元気がないっ。
鉄朗くんに、犯されたい。
うなじを噛んでほしい。
もっと、愛して欲しいっ。
翔陽
てつ、ろっ···くんっ///
翔陽
はゃ、く···かぇ、ってきてっ(泣)///
もっと、もっともっと。
番になりたいっ。







