あみか
もう死のうかな…
あみか
私なんていなくていいよね……
あみか
私がいなかったら、
あみか
衣々も……
琴音
死んでもいいよね……?
琴音
私がいなければ
琴音
他の人が颯くんと……
琴音
……もう、どーでもいいや
美衣
終わりにしよう
美衣
私のせいであみかちゃんが……
美衣
私がいなければ
美衣
あみかちゃんも苦しまなかったのに
あみか
ん……
美衣
あみかちゃん……!?
琴音
あなたがたは……
美衣
えっと……出須高校1年3組、美衣です
あみか
私は2組のあみかです
琴音
私たち、同じ高校なんですね
琴音
3年5組
琴音
神崎琴音です
マスター
起きられましたか?
あみか
あなた誰……ッ
美衣
怖い……出してッ!!
琴音
待って、落ち着いて
琴音
深呼吸深呼吸
美衣
わ、分かり、ましたっ
琴音
あなた、何が目的ですか?
マスター
あなた方にはある
マスター
‘’共通点”
マスター
があります
あみか
共通点……?
琴音
髪の色……は違うし
あみか
性格が同じとは思えない……
琴音
目の色かな?
あみか
だとしたらなんで私達だけ……
美衣
ッ……!
マスター
美衣さん、わかったようですね
美衣
私が最後にしてた記憶があること…
美衣
‘’自殺”しようとしていた……?
マスター
正解です。
あみか
えっ……
マスター
困るんですよ〜
マスター
故意に死なれると。
マスター
ちゃんと子供を残して、
マスター
社会に貢献してください
琴音
私ね……
琴音
もう疲れたの
あみか
死にたい気持ちを知らないでしょ?
あみか
あなたはさ……?
マスター
知っています
マスター
痛いほど……
美衣
……
マスター
ですが
マスター
この中で
マスター
‘’1人だけ”
マスター
死ぬことを許可します
あみか
なんで許可がないと死ねないの……ッ
琴音
命を授かることも、手放す事も
琴音
権利は自分にあるのではないですか
マスター
皆さんの言い分も理解出来ます
マスター
……とても…ね
美衣
……だけど……?
マスター
さすが美衣さん
マスター
察しが良いですね
マスター
話に戻りましょう
マスター
後のふたりは
マスター
故意に死ぬ事ができなくなります
あみか
……は?
琴音
もう私は未練は無いし
琴音
そんなの嫌です!!
美衣
……待って
あみか
何?
美衣
……なんかわかんないけど
美衣
受け入れた方がいい……
マスター
えぇ。勝負を破棄した場合負けとし
マスター
もう死ねません







