短編 『○○の世界。』

･ご本人様方は関係ありません ･解釈不一致注意 ･死ネタあり ･年齢操作あり ･胸糞要素あり なんでも許せる方のみ あとは自衛してね今すぐプラウザバック👋

ここは ｢ハナの国｣

国の人々は、それぞれ1輪ずつ花を生まれ持っている

花は、自分の生命力を表しており

花びらが全て落ちると、その人は死んでしまう

花＝命、なのだ。

人々は皆、いつも肌身離さず持ち歩く

花と離れすぎると身体能力が低下するからだ

就寝時に花びんに生けることで

心身ともに回復することができる。

そんな不思議な国の、ひとつのお話。

...おや、誰かの会話が聞こえてきますね？

『花泥棒』

．．．

階段を上り終えると、そこには

黒猫を肩に乗せた少年がいた。

そう言い残して彼は消えた。

好き.......、 嫌い........、

き...… 嫌い..... 好き....

嫌い..... 好き.......?

嫌い。

見上げるとおらふくんと目が合った。

黄金花を持って生まれて、

家族に愛されて育って､

人に命を捧げてもらえる

おらふくんは高らかに笑うと 暗闇に消えた。

┈┈┈アジト┈┈┈

左手に握られた花＿＿レモンの黄金花を見つめる

レモンの花言葉は…

家が貧乏だったから

親は、黄金花の僕を売った。

それが10歳の時。

必死に命乞いをしたら、組織の仲間にしてもらえた

そこからはただ人を脅してきた。

任務を遂行するたびに感情を失っていった。

泣きながら花を差し出す者。 最期まで暴れて、仕方なく殺した者

たくさんの人間がいた。

でも今回のは初めてだ。

人の愛に飢えていたからか、少し羨ましかった

裏設定 それぞれの花は誕生花になっています おらふくん レモン｢心から誰かを恋しく想う｣ おんりーﾁｬﾝ キク｢高貴｣｢高潔｣ ぼんじゅうる アツモリソウ｢君を忘れない｣ おらふくんとぼんさんの花言葉はちょっとだけ 物語に関連してるかもですね…