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小湊早百合

皆様こんにちは!

小湊早百合

お世話になっております、小湊早百合です!

小湊早百合

本日は私、昔の恩人に会いに来ております。

小湊早百合

それは…この方!

和中蒼一郎

こんにちは。

和中蒼一郎

どうぞ、宜しくお願いします

小湊早百合

ありがとうございます。

小湊早百合

この方にお世話になっていなかったら、私は剣術はおろか、

小湊早百合

生きていられたかどうかすらわかりません。

小湊早百合

ところで、蒼一郎さん、

小湊早百合

近頃、お仕事は順調ですか?

和中蒼一郎

大体のことは問題ない。

和中蒼一郎

しかし、最近気がかりなことがあってな…

和中蒼一郎

街の人々、ことさらに未成年の子供たちが、

和中蒼一郎

危険につながるような行動に出ていないか、

和中蒼一郎

少し気になっている。

小湊早百合

といいますと…

和中蒼一郎

最近、この界隈で

和中蒼一郎

自己紹介や、質問に答える企画、リレー投稿などで、

和中蒼一郎

顔写真、生年月日や…

和中蒼一郎

住所特定に繋がりかねない情報を

和中蒼一郎

公開している人が多い。

和中蒼一郎

既に学校などで習っていたり、

和中蒼一郎

分かっている方も多いと思うが、

和中蒼一郎

大人として、万が一のために

和中蒼一郎

見て見ぬふりはできないので、

和中蒼一郎

一応、警告しておく。

和中蒼一郎

鬱陶しいかもしれないが、聞いて欲しい。

小湊早百合

そうですね。

小湊早百合

そのことに関しては、私も少々心配でした。

というわけで、教えて!蒼一郎先生!

ワー

キャー

パチパチパチ

和中蒼一郎

むうっ…

和中蒼一郎

ここは…学校?!

和中蒼一郎

いつの間に、そんなコーナーが、できていたのだ…?!

小湊早百合

今、作りました。

和中蒼一郎

(今かいっ!)

小湊早百合

それでは、具体的に何が危険なのか、蒼一郎先生、お願いいたします。

和中蒼一郎

和中蒼一郎

まずは…

和中蒼一郎

本名、生年月日、住んでいる地域、顔のわかる写真などを公開する。

和中蒼一郎

これは、絶対にだめだ。

和中蒼一郎

リアルの友人間で、LINEやDM等で送るならまだしも、

和中蒼一郎

テラーは、ユーザーは勿論、アカウントを持っていない人達でさえ、ウェブ検索から見ることができる。

和中蒼一郎

無論、LINEやDMも、スクリーンショットを勝手に晒される等、危険がないとは言えないが、

和中蒼一郎

1対1でないばかりか、ユーザー以外からも見られてしまうテラーに公開する危険は、それ以上であること、

和中蒼一郎

容易に想像がつくだろう…。

小湊早百合

誰もがアクセス可能な場所に、個人情報を公開しないこと、それは鉄則ですね。

和中蒼一郎

うむ。だが、本当の危険はここからだ。

和中蒼一郎

多くの人は、本名などを教えてはいけないことは、百も承知だと思う。

和中蒼一郎

だが、落とし穴となるのは、「個人特定に繋がる情報」だ。

小湊早百合

というのは…

和中蒼一郎

まずは、「家の近くのカフェ☆☆」

和中蒼一郎

「今日は〇〇で〜を買った」

和中蒼一郎

など、自分の行動範囲を、迂闊に公開すること。

小湊早百合

これは、店のホームページから店の住所を調べ、居住地や行動範囲を特定されてしまいますね。

和中蒼一郎

ああ。さらに、店名などを出さなくとも、行動範囲を特定することは可能だ。

和中蒼一郎

例えば、下記の画像を見て欲しい。

小湊早百合

夕焼け綺麗…
今日も、お疲れ様…

小湊早百合

顔も位置情報も載せてないし、大丈夫ではないですか?

和中蒼一郎

いや、これにより、下手をしたらこの投稿をした人物の家までわかってしまう。

和中蒼一郎

まず、左下に注目してくれ。

和中蒼一郎

メガネのシマダ、というのがわかるだろう。

和中蒼一郎

そこでメガネのシマダ、と検索をかけると…

和中蒼一郎

この店の住所がわかる。

小湊早百合

あっ、出ました!

小湊早百合

皐月町43-1

和中蒼一郎

すると、投稿者は、ここの道を毎日通る、または近辺に住んでいる、と予想がつく。

和中蒼一郎

そして他にも投稿をしていたとする

小湊早百合

行ってきま〜す、ねぇ…。

小湊早百合

これは、会社や店舗など、住所がわかる建物が写っていませんが…

和中蒼一郎

よく見てみろ…

和中蒼一郎

手前の民家の窓に映っている、

和中蒼一郎

この看板に見覚えはないか?

小湊早百合

紫、白、黄…

小湊早百合

あっ、この色の配置は…

小湊早百合

もしかしてコンビニ、ハッピーマート?!

和中蒼一郎

そうだ。そしてまたウェブで、ハッピーマートを探すのだが…

和中蒼一郎

当たりをつけるため、先程の「メガネのシマダ」と併せて

和中蒼一郎

ハッピーマート 皐月町

和中蒼一郎

と検索する。

小湊早百合

わっ、マップで店舗が出てきましたよ!

小湊早百合

皐月町内には、ハッピーマートは2店舗あるようですが…

和中蒼一郎

ここで、両方の店舗をしらみつぶしに調べることもできる。

和中蒼一郎

もしくは、さらに特定するため、太陽や窓の方角から、どちらの店舗か割り出すこともできてしまう。

小湊早百合

この写真は朝に撮られたものなので、日の当たってるこっち側は東…

小湊早百合

すると窓は西側、っと。

小湊早百合

だとすると、この窓に写っているのは、こちら、「ハッピーマート皐月西店」ですね。

和中蒼一郎

あとは、ハッピーマート皐月西店からの道を、ストリートビューで見れば…

小湊早百合

わっ!民家…

小湊早百合

ということは、

小湊早百合

投稿者の家は、この民家の向かいの…

小湊早百合

ここのアパートですね!

和中蒼一郎

これで、特定完了だ。

小湊早百合

ここで待ち伏せすれば、いつかこの人に会える、というわけですね。

和中蒼一郎

ああ。

和中蒼一郎

インターネットの専門家でもない我々が特定できてしまうのだから、

和中蒼一郎

その分野に詳しい人物は、もっと簡単に調べることができてしまうかもしれない。

和中蒼一郎

さらに、何よりも恐ろしいのは、人の執念だ…。

和中蒼一郎

狂気に駆られた人物は、どれだけ時間と労力を費やしても、対象者を血眼になって探すだろう。

和中蒼一郎

過去には、瞳に映り込んだ周囲の景色から、住所を特定されてしまったアイドルなどもいる。

小湊早百合

先程の窓のケースと同じように、周りの景色から、所在を特定するケースですね。

小湊早百合

あっ、先生。

小湊早百合

たしか、電柱や、マンホールにも、注意が必要なんですよね。

和中蒼一郎

そうだ。

和中蒼一郎

電柱やマンホールには、それぞれ異なった記号がつけられている。

和中蒼一郎

電柱やマンホールがはっきりわかるような写真を投稿してしまうと、

和中蒼一郎

それらにつけられた記号から、所在地を特定されてしまう危険がある。

和中蒼一郎

あともう一つ、

和中蒼一郎

学校や職場に関する情報も、むやみに公開してはいけない。

小湊早百合

学校や職場の前で待ち伏せされ、家まであとをつけられるケースが、後をたちませんからね。

和中蒼一郎

学校名、職場の名前が写っている写真を投稿していないか、

和中蒼一郎

さらには、

和中蒼一郎

その学校特有の行事の名前や、教員、上司の名前、校章、会社のロゴなどが写っていないか、

和中蒼一郎

もう一度確認してくれ…。

小湊早百合

教職員は公務員であることが多く、名前を検索すれば、勤め先の学校がわかってしまいます。

小湊早百合

また、会社役員は、会社のホームページに名前がのっていたり、ビジネス用のSNSで勤務先を公開することが多いので、

小湊早百合

上司の名前を投稿しただけで、自分の勤め先も特定されてしまう場合があります。

和中蒼一郎

そして最後に、

和中蒼一郎

鍵付きアカウントや、フォロワー限定というのも、同様に注意すること。

小湊早百合

鍵付きは、どこがいけないんですか?

和中蒼一郎

もちろん、完全にリアルの知り合いのみで、楽しむ人もいるだろう。

和中蒼一郎

だが、実際に、SNS上の繋がりを、本当に信頼できる人のみにすることは、不可能と言っていい。

和中蒼一郎

場の雰囲気を悪くしないため、あまり仲良くない人や、よく知らない人からのフォローを許可していないか?

小湊早百合

たしかに、無視するわけにいかず…とか、やむなく縁繋ぎをすることが多いですね。

和中蒼一郎

また、中には趣味の合う人を装って近づく人がいるだろう。

和中蒼一郎

見知らぬ人と、SNS上の繋がりを持つのは、比較的容易だ。

和中蒼一郎

相互フォローだからといって、必要以上に情報を公開するのは、避けたほうがいい。

小湊早百合

仲間うちだけ…と思っていたら、いつの間にかその輪が広がり、全然知らない人とも繋がっていた、というのはよくありますからね。

和中蒼一郎

無論、趣味の合う人々と交流し、盛り上がるのは非常に素晴らしい。

和中蒼一郎

だが、個人情報や、個人特定に繋がる情報を、

和中蒼一郎

不特定多数の人が見ることができる場所で公開するのは

和中蒼一郎

避けてもらいたい。

小湊早百合

蒼一郎先生、大変勉強になります。

和中蒼一郎

もう一度言うが、人の執念とは恐ろしい…。

和中蒼一郎

用心堅固

和中蒼一郎

常に十二分の注意を払い、

和中蒼一郎

思いがけない微々たる情報から、自身を特定される危険があることを、忘れないでいただきたい。

和中蒼一郎

長くなったが、今回は以上だ。

和中蒼一郎

危険な思いをする人が、一人でも減ってくれることを祈る…。

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コメント

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とてもいいですね!

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