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西行寺幽々子
…紫は
西行寺幽々子
私の話を聞いても、まだ
西行寺幽々子
あなたの所へは連れてってくれないの？
八雲紫
人間であるあなたには幻想郷は危険なのよ。
八雲紫
幻想郷は自分から行けるような所ではないわ。
西行寺幽々子
……そう
八雲紫
それにしても
八雲紫
空をご覧なさいな
八雲紫
こんな花火初めて見たわ。
西行寺幽々子
……！！
八雲紫
幽々子?!
西行寺幽々子
あの桜は…
西行寺幽々子
人々の魂を吸収している…？
西行寺幽々子
……決めた。
彼女は自分の魂を捧げることで、西行妖を封じることができた。
八雲紫
幽々子……
幻想郷
西行寺幽々子
……今は私が西行妖を管理しているけど…
西行寺幽々子
なぜ花を咲かせないのかしら…？
幽霊として新しい自分を受け入れた。 西行妖を封じることで桜の花を咲かせることがなくなった。しかし、彼女は自分の死体が埋まっていることを忘れていた。
西行寺幽々子
せっかく大きくて立派な木なのに…
西行寺幽々子
1度も花を咲かせないなんてもったいないわ。
西行寺幽々子
…そうだ！
西行寺幽々子
春を集めて桜で満開にしましょう！
魂魄妖夢
幽々子様。
魂魄妖夢
おやつの時間です。
西行寺幽々子
あら。ありがとう😊
魂魄妖夢
……幽々子様。
西行寺幽々子
なぁに？
魂魄妖夢
いえ、いつもと雰囲気が違うというか…
魂魄妖夢
なんだか素晴らしいアイデアでも思いつかれたのですか？
西行寺幽々子
さすが妖夢。
西行寺幽々子
勘が鋭いわね。
西行寺幽々子
もう少しまってて。
春を集める。 それは愚かな好奇心だった。 桜を咲かせているところを見たかった。 それが身を滅ぼすことになるなんてね。
西行寺幽々子
だいぶ集まったわね…
魂魄妖夢
幽々子様！
魂魄妖夢
博麗の巫女達が向かって来ています！
魂魄妖夢
巫女だけではなく人間が他にもいます！
西行寺幽々子
人間がここにやってくるなんて…
西行寺幽々子
哀れね。
魂魄妖夢
幽々子様の邪魔はさせません。
魂魄妖夢
私は…幽々子様の意志のままに従いますよ。
西行寺幽々子
えぇ。ありがとう
ここまで来たらもう遅いわね。 引き返せない。 幻想郷が今どうなっているのか分からないけど 桜を見るまでは…
咲夜
…そこを退いてもらえない？
魂魄妖夢
それはムリです。
魂魄妖夢
ここは昔生きていた者が住むところよ
魂魄妖夢
まだ、あなたはお呼ばれてない
咲夜
大人しく春を返してもらおうかしら
咲夜
お嬢様もご不満ですし
魂魄妖夢
あと少しなのよ
咲夜
死人に口なしよ
咲夜
あの世には
咲夜
死人に口なしという言葉がないのかしら？
西行寺幽々子
あら。
西行寺幽々子
もちろんそんな言葉はなくてよ
西行寺幽々子
あの世はいつもにぎやかで華やかなところだわ。
咲夜
何故、幻想郷の春を奪った？
西行寺幽々子
春ならなんでもよかったんだけど
西行寺幽々子
もう少しなのよ。
西行寺幽々子
もう少しで西行妖が咲くよ
西行寺幽々子
そうしたら疑問は全て解けるはずよ
咲夜
返してもらおうかしら暖気を
西行寺幽々子
亡骸は1箇所に集めるから
西行寺幽々子
美しいのよ
西行寺幽々子
春の桜も同じ…
西行寺幽々子
だからね…
西行寺幽々子
必ず封印を解いてみせる、悪魔の犬！
咲夜
必ず地上で花見を行うわ、姫の亡骸！
西行寺幽々子
…残念だったわねぇ
八雲紫
幽々子。
八雲紫
これで良かったのよ
八雲紫
もう、西行妖を満開にするのは諦めた？
西行寺幽々子
ええ、もういいわ。
西行寺幽々子
他にもっと面白いことはあるはず
八雲紫
そう……
霊夢
直接言えばいいでしょ！
霊夢
ほんと疲れたわねぇ…
霊夢
ま、花見をしながら飲む酒は最高だけどね
八雲紫
本当に今回は感謝しているわ
霊夢
普通そんな大切なこと忘れるかね…
八雲紫
西行妖が咲いてしまえば封印が解けてしまう。
八雲紫
あの木の下には幽々子の生きていた頃の亡骸が埋まっていた。
八雲紫
彼女は西行妖を封印する代わりに自分の体をあげた。
八雲紫
あれが咲くと幽々子は幽霊としても、存在出来なくなる。
八雲紫
つまり魂も消滅してしまうのよ。
霊夢
好奇心が身を滅ぼすことになるなんてね。
八雲紫
今回は吸血鬼のとこのメイドが向かったんでしょ？
霊夢
一足先に行ってたみたい。
霊夢
ま、酒でも奢ってやりなさい
魂魄妖夢
幽々子様！
魂魄妖夢
あの方に結界の修復を頼んだのに
魂魄妖夢
どこにもいないんです！
西行寺幽々子
あの子はどこに行ったのかしら…
西行寺幽々子
春になったんだから出てきそうだけれど…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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