加藤先輩
おいお前ら。
かづき
はい。
かい
はい。
加藤先輩
族のやつらを倒してきたか?
かづき
もちろんです。
かい
やつら結構強かったですよ。
加藤先輩
なにいってんだ、かい。
かい
すみません。
加藤先輩
お前ら、島根では俺らが最強の族集団だろ??
かづき
はい!
かい
はい!
加藤先輩
少しくらい強くて、へこたれてんじゃねぇーよ。
かづき
イッ。すみませんでした!
かい
ぐっ。すみませんでした。
加藤先輩
よし。
加藤先輩
総長に会いに行け。
かい
はい。
かづき
はい。
かい
失礼します。
かづき
失礼致します。
総長 龍樹
おうお前ら。
総長 龍樹
しっかりとぶったおしたんだろーな?
かづき
もちろんでございます!
かい
余裕で倒してやりましたよ!
総長 龍樹
ほぉー。
総長 龍樹
口だけは立派になったのー。かい。
総長 龍樹
だが、実力は、どんなもんかなー?
かい
うっ……
かづき
総長!千葉と東京の族と抗争があるって本当ですか?
総長 龍樹
なんや、えらいきゅうやないかい。
総長 龍樹
俺の地元の大阪のやつと、話はつけてきたは。
総長 龍樹
お前らも来いよ?東京と、千葉と抗争じゃい!
かい
はい!
かづき
はい!
加藤先輩
失礼致します。
総長 龍樹
なんや?加藤。
総長 龍樹
おれにようか?
加藤先輩
はい。それが…
総長 龍樹
なんや暗い話かいな。
総長 龍樹
おい。かい。かづき。お前らは出てけ。
かい
はい!
かづき
はい。
かい
いよいよかー。
かい
東京と千葉倒せば、大阪乗っ取っていよいよ日本一の族集団の一歩手前よ。
かづき
なぁかい。
かい
どした?
かづき
俺この族抜けようと思ってんだ。
かい
はっ??
かい
なんだとー!
かい
あと一歩なんだぞ?
かづき
俺な、
かづき
戦うのが怖いんだよ。
かい
うんなわけねぇだろ!
かい
優しい人間なのは知ってるけど、お前は戦いを心の底から楽しんでるじゃないか!
かづき
そうだよ。
かづき
それが怖いんだよ。
かい
はっ?
かづき
俺は、人を殴るのが好きだ。たまに人を殺しそうになる。
かづき
それが、怖いんだよ。
かい
お、お前…
かい
そんなことで悩んでたのかー?
かい
気づいてやれなくてごめんな。
かづき
仕方のないことだよ、
かい
でもな、
かづき
うん。
かい
本当のお前は、そんな人を殴ることが好きな人間じゃねぇと思う!
かづき
なんでそう思うんだよ?
かい
なんとなくだよ。
かづき
なんだよそれー!笑
かい
俺的にお前はよ。
かい
子供達が大好きで、人助けもして、人との争うことが、そんなに好きじゃなくって、常に人のことを気にかけて、友達想いのいいやつだと思うぜ。
かづき
そうなのかなー。
かい
それが本当のお前だよ。
かづき
そうか。
かい
やめんだろ?族。
かづき
あー。恐らくな。
かい
お前の分まで頂点取ってやるよ。
かづき
ありがとな。
かい
お前も辞めるときに想いだせよ。俺との思い出、そしてあの時の約束をな。
かづき
当然だよ。
かづき
一生忘れねぇー。
かい
じゃあ明日にはいっておけよ!
かづき
うん!じゃあまたな!
かい
おう!
かづき
先輩。
颯斗先輩
おう!どうした?
颯斗先輩
東京と千葉の抗争に、ウキウキしてんだろ??
かづき
違います。先輩。
かづき
僕はもう…
颯斗先輩
なんだよ。
颯斗先輩
はっきり言えよ。
かづき
ここをやめさせていただきたいんです。
颯斗先輩
おっ、お前。
颯斗先輩
急になんでだよ?
かづき
元々から考えてました。けど、中々答えが出せなかったんですけど、昨日ようやく踏ん切りがつきました。
かづき
総長にも伝えてきます。
かづき
イッ。
颯斗先輩
うざけたこと抜かしてんじゃねぇーぞ。
颯斗先輩
東京と千葉との抗争にはな。お前みたいな若くて、つえーやつに残って欲しいんだよ。
颯斗先輩
なのに急に抜けるだぁー?
颯斗先輩
ぶっ殺されてもおかしくねぇぞ?てめぇ。
かづき
承知の上です。
颯斗先輩
ちっ。
颯斗先輩
まぁいい。
颯斗先輩
言うだけ言ってみろ。
かづき
すみません。ありがとうございました。
颯斗先輩
……
かづき
失礼致します。
総長 龍樹
おう。お前呼んでねぇけど、俺になんかようか?
総長 龍樹
もしかしてビビちまってるのか?笑
かづき
それもあるかもしれませんが。
かづき
別件で話があります。
総長 龍樹
なんだ?
総長 龍樹
話してみろ。
かづき
族を抜けたいです。
総長 龍樹
……
総長 龍樹
なんだそんなことかよ。
かづき
よろしいんですか?
総長 龍樹
あー。薄々気づいていたしな。
かづき
本当ですか。
かづき
今までありがとうございました。
総長 龍樹
おう。
総長 龍樹
やめたからには喧嘩とかもうすんなよ。
かづき
はい。
総長 龍樹
じゃあな。
かづき
ありがとうございました。
総長 龍樹
はぁー。
かい
本当でしたでしょ?
総長 龍樹
あー。だな。
総長 龍樹
あいつにやめられるとはなー。
かい
……
かい
あいつの分まで俺が頑張ってみせます!
総長 龍樹
…おう。任せたぜ。
かい
はい!
かい
はぁー。いよいよ今日だな。
加藤先輩
気をぬくじゃねぇぞ。一瞬もな。
かい
はい!
総長 龍樹
よし。一同集まれ。
病院の人。
はい!
総長 龍樹
俺らが、今から行くのは大阪近くまでだ。
総長 龍樹
そこのある場所で抗争することになっている。
総長 龍樹
先頭は、颯斗お前だ。
颯斗先輩
おう!
総長 龍樹
お前ら全員は多く敵をぶっ殺すことだけを考えておけ!
病院の人。
はい!
総長 龍樹
よっしゃいくぞ!こら!
病院の人。
はい!
かづき
「いよいよ今日が抗争の日か。」
かづき
「かい。あのやろー、怪我しなければいいけどな。」
かづき
「まぁ明日の学校で聞いてみよ。」
謎の男
おい。
かづき
誰ですか?
謎の男
お前に大事な用がある。
謎の男
ついて来い。
かづき
怪しいので結構です。
謎の男
ふん。
謎の男
ならここで話つけてやるよ。
かづき
……
謎の男
今日の抗争についてだよ。
かづき
…えっ?
総長 龍樹
お前ら!
病院の人。
はい!
総長 龍樹
見えてきたぜ。
総長 龍樹
あれが東京と千葉の族集団だ!
総長 龍樹
ぶっ殺すぞ!
病院の人。
おー!
かい
「かづき。お前の分までぶん殴ってくるからな!」
かい
「帰ったら飯でも食いながら話そーぜ。」
颯斗先輩
いたぞー!
総長 龍樹
よしいけー!
加藤先輩
かい。びびんなよ。
かい
はい!
病院の人。
おー!
謎の男
ということだ。
謎の男
それが東京と千葉の裏作戦だ。
かづき
おい。嘘だろ。
かづき
なら勝ち目なんて…
謎の男
ほぼないだろうな。
謎の男
そして君は自分の才能に気づいていない。
かづき
ど、どういうことだよ。
謎の男
君のうちに眠るもの。
謎の男
もう気づいているのでは??
かづき
……なんの話だよ。
謎の男
隠さなくてもいい。君の本性は、私は知っている。
かづき
………
謎の男
まぁいい。いづれその本性を、出さなければならない時がくる。
謎の男
その時は誰も止められんだろうな。
かづき
……
謎の男
まぁまた会おう。
かづき
おい待て…
かづきは走って追いかけたが、やっぱり追いつけない。
かづき
くそ。何者だったんだよ。あいつ。
総長 佐嘉
おいかい。
加藤先輩
うっ。こいつは化け物だせ…
かい
加藤先輩!
総長 佐嘉
お前をしなねぇ程度に痛めつけろって命令が出てる。
かい
はっ?
かい
てめぇうちの先輩倒しておいて、ただで済むと思ってるのか?
かい
ぶっ殺してやるよ。
総長 佐嘉
ふん。雑魚がこいよ。
かい
あー。やってやるよ。
総長 佐嘉
いうの忘れてたが。
かい
はぁー。はぁー。はぁー。
総長 佐嘉
タイマンな。
かい
はぁ。わかってるよ。はぁー。
総長 佐嘉
もうやめとけ。
かい
ちっ。俺は何としても勝たねでといけねんだよ。
総長 佐嘉
ふん。そうか。
総長 佐嘉
おいお前。
総長 佐嘉
こいつの脚を折れ。
総長 佐嘉
そして、ぶん殴り続けろ。
東京と千葉の族の部下達
はい。
東京と千葉の族の部下達
やっちまいます!
総長 佐嘉
頼むぜ。
かい
くそー。
東京と千葉の族の部下達
躊躇なくいかせてもらうぜ??
東京と千葉の族の部下達
やっちまうぞ!
かい
ぐわぁーー。
総長 龍樹
みんなすまなかった。
颯斗先輩
……
総長 龍樹
大丈夫か?加藤。
加藤先輩
は、は、い。な、なん、とか。
総長 龍樹
みんな帰るぞ。
総長 龍樹
それかどっかで休もうか。
病院の人。
はい。
颯斗先輩
かいが。
総長 龍樹
どうした?
かい
………
颯斗先輩
おいおい。流石に殺してはねぇよな。
総長 龍樹
殺してはねぇけど、病院送りレベルだぞ。
颯斗先輩
はやく救急車を呼んでやれ!
病院の人。
はい!
加藤先輩
かい目覚めたか。
かい
うっ…
加藤先輩
大丈夫か?
かい
えぇ。かなり痛いですけど。
加藤先輩
そりゃそうだろ。
加藤先輩
衝撃告白かもしんねぇけど。
加藤先輩
お前はもう歩けない確率が高いんだってさ。
かい
えっ…
加藤先輩
右足が複雑骨折で、バラバラすぎて、完治しても半年後、完治できない確率が高くて、それでもう歩けなくて…
かい
もういいですよ。
かい
大体分かりました。
加藤先輩
すまなかったな。
かい
どうしてですか?
加藤先輩
俺が抗争に誘ったばかりに。
加藤先輩
おらおらおらおらー!
かい
おいおい。かづき。
かづき
どうした?
かい
あの人怖くねぇ?
かづき
あーあの人は中学生の、人だよ。
かい
めちゃ怖いよな。
かづき
間違えた高校生らしいよ。
かい
どっちなんだよ。笑
加藤先輩
おい坊主ら。
かい
僕たちですか?
加藤先輩
そうだよ!おいお前ら!
かづき
はい!
かい
はい!
加藤先輩
キャリアは少ないが筋がいい!
加藤先輩
良かったらうちにはいらねぇか?
かい
どうする?かづき。
かづき
僕はやめとくよ。
加藤先輩
いいから入ってみろって!
かい
はい!
かづき
えっ。
かい
もういいですよ。
かい
すぎた話ですし、
かい
それに僕も闘いたくて、入ったんですから。
加藤先輩
本当にすまない。
総長 龍樹
失礼するぞ。
加藤先輩
おっ。龍樹さん。
総長 龍樹
かい。調子はどうだ?
かい
まぁまぁてところです。
総長 龍樹
そうか。
総長 龍樹
お前は優秀だったのに、こんなことになっちまうなんてな。
総長 龍樹
俺からもほんとすまない。
かい
頭を下げないでくださいよ。
かい
もういいんですよ。
かい
それより少し一人になりたいです。
総長 龍樹
そうか。
加藤先輩
わかった。
かい
すみません。
加藤先輩
不在着信
かづき
どうしました?
加藤先輩
大事な話があるんだ。
かづき
かいに何かあったんですか?
加藤先輩
明日会えないか?
かづき
場所はどこですか?
加藤先輩
いつもの溜まり場で会おう。
かづき
はい。
着くとそこには、特攻服を着た、総長龍樹と、加藤と、颯斗がいた。
総長 龍樹
おう。かづき。
かづき
……話というのは?
総長龍樹と加藤と颯斗は、昨日のことについて、あらいざらいすべてを話した。
かづき
……そうだったんですか。
総長 龍樹
そうだ。なんでな、
総長 龍樹
仇を取りに行こうと思っている。
かづき
えっ。
総長 龍樹
うちの大事な部下が、一生歩けないかもしれないくらいの大怪我を負わされたんだ。
総長 龍樹
許すわけにはいかねぇだろ。
かづき
そう言われましても。3人だけでですか?
加藤先輩
あー。俺達3人が何もできなかったことが悪いんだ。
颯斗先輩
そのけじめを取りに行く。
かづき
……
総長 龍樹
そして復讐もするのさ。
そんなときかづきの携帯にかいからいっぽんの電話が入る。
かい
通話
00:02
すぐに切ったあいつにおかしいと感じ、電話をかけ直す。
かづき
不在着信
かづき
不在着信
かづき
不在着信
かづき
不在着信
総長 龍樹
おい。俺らは行くぜ。かづき。
かづき
………
颯斗先輩
お前はどうすんだよ。
かづき
………
加藤先輩
はっきりしろや。
そんな決断に迷ってるときに、変なところから不在着信が。
日本一の最強男。龍翔
不在着信
日本一の最強男。龍翔
通話
05:17
日本一の最強男。龍翔
もしもし?
かづき
はい。どなたですか?
病院の人。
私、医者の富田と申します。
かづき
はい。そんな方がどうなさったんですか?
病院の人。
あなた様にお伝えしなければならないことがございまして。
かづき
それは一体なんなんですか?
病院の人。
かいしょうたくん。が…
かづき
まさか…
電話を聞いていた、総長龍樹、加藤、颯斗は、それを聞き、すぐにバイクで、でた。
日本一の最強男。龍翔
もしもし?
かづき
………
日本一の最強男。龍翔
かいしょうたの母です。
かづき
もし、もし。
日本一の最強男。龍翔
あなたにね大事なお話があるの。
かづき
………。
日本一の最強男。龍翔
良かったらすぐに、病院まで来てくれない?
かづき
今すぐに参ります。
かづき
待っててください。
病院の場所を聞き。そして、バイクで向かう道中かづきが、何を決断しようとしていたか、それは彼の人生にとって、最大の決断だったのかもしれない。
かづき
はぁー。はぁー。はぁー。はぁー。
かづき
かいの病室は、ここですか?
病院の人。
そうですよ。
病院の人。
お母様から大事なお話があるそうで…
かづき
わかりました。ありがとうございました。
病室に入ると、中には、倒れ込んで目を開けない。顔が白くなっていた体が変な形で曲がっている。親友のかいがいた。
日本一の最強男。龍翔
ごめんね。わざわざ遠いとこから来てもらってね。
かづき
…いいんですよ。
かづき
死因はなんなんですか?
日本一の最強男。龍翔
交通事故だそうよ。
かづき
…でもかい、歩けないんじゃ…
日本一の最強男。龍翔
松葉杖持って勝手に抜け出して、それでひかれたそうよ。
かづき
そんな……
事実を知った後に重苦しい状態の口をかいの母が開く。
日本一の最強男。龍翔
君君にね。
かづき
はい。
日本一の最強男。龍翔
あの子からの遺書があるの。
日本一の最強男。龍翔
この遺書の表側に
日本一の最強男。龍翔
かづきだけなみてくださいとかいてあったのよ。
かづき
そんな…
日本一の最強男。龍翔
お願いだから読んであげて。
日本一の最強男。龍翔
あの子の為にも。
かづき
はい。
かづき
読ませていただきます。
かい
かづきへ。
かい
お前と出会った日、お前は覚えてるかな?俺とお前が出会った日あのときお前はいじめられていた、そして俺もいじめられていた。お互いにいじめられこだったよな?そんなときおまえは、頭のネジが飛んだのか、お前はいじめっ子4人をぶん殴ってぶっ倒した。そこから俺らは変わったよな。お前は一気に色々な奴らを倒して名乗りを上げて言ったよな?その横にいつもいるだけだった俺はいつしかお前のことが大好きになっていったんだよ。そこからお前と俺は加藤先輩に、誘われて族に入ったんだよな?その時にした約束を覚えているか?
かい
なぁかづき。
かづき
どうしたんだ?
かい
俺らさ。
かづき
うん。
かい
せっかく族はいんだからよ。
かづき
うん。
かい
2人で頂点とろーぜ!
かづき
そんなことができんのかな?
かい
俺らならできるって。
かい
てかそのくらいの勢いねぇと、頂点なんて夢のまた夢だぞ。
かづき
そうだな!
かづき
よし俺らなら頂点とれるぜ。
かづき
いや。おれだけだな!
かい
なんだと!笑
かい
お前には負けねぇーよ。
かづき
頂点に立てるのは多分1人だぜ。
かい
そうだな。
かい
最後の天下分け目の喧嘩の時に、お前生きてろよ?
かづき
当たり前やわ!笑
かい
例え忘れてたとしても、俺はお前が約束を果たしてくれることを信じてる。忘れてても身体が勝手に動くってやつでよ。その時はまだ遠い場所から見てるよ。それとな、本当のお前は優しいんだから、約束果たしたらもう悪いことはすんなよ!子供とかと関わっていくほうが向いてるぜ?まぁそれはともかく最後になるけどよ。俺はいじめられてたときから、お前のことが心の底から親友だと思ってたぜ。今まで、ありがとうな。
かづき
かい…
かづき
俺はあいつに何をしてやれたんだ。
日本一の最強男。龍翔
かづきくん。もう泣かないで。
日本一の最強男。龍翔
息子の側にずっといてくれてありがとう。
日本一の最強男。龍翔
またお墓できたらお参りに来てね。
かづき
……もちろんです。
かづき
あのちょっといくところがあるので、行かせていただきます。
日本一の最強男。龍翔
何処に行くの?
かづき
決着をつけに。
東京と千葉の族の部下達
おいお前ら。いったい誰だよ?
東京と千葉の族の部下達
どっかでみたことある顔だな。
加藤先輩
よう。
総長 龍樹
この前はお世話になったな。
颯斗先輩
じゃあそろそろ反撃といくか。
総長 佐嘉
なんだよ。お前らか。
総長 佐嘉
おい。者共あいつら3人を殺れ。
東京と千葉の族の部下達
おー!
総長 龍樹
さぁかいの分まで暴れようぜ!
加藤先輩
おー!
颯斗先輩
おー!
かづき
はぁ。はぁ。はぁ。はぁー。
かづき
ここが、あいつらの基地か。
かづき
バイクで入り込めたら楽だったのに、最後徒歩とはな。
かづき
ヤンキーじゃねぇぜ。
かづき
今からよ。頂点とってくるわ。
東京と千葉の族の部下達
お前誰や。
かづき
お前ら全員を殺しに来たんや。
といって、周りにいた10人の人間を一瞬にして倒す。
東京と千葉の族の部下達
ば、バケモンかよ。
かづき
楽しませてもらうで、一生に一度のパーティよな?
かづき
「かいお前の分まで、殺ってやるよ。」
東京と千葉の族の部下達
おい!いけいけいけ!
ナイフなどの鈍器を使わずとも、周りを倒していくかづきをみて。遂にあいつが姿を現わす。
総長 佐嘉
おい。
かづき
お前かー?総長は。笑笑
かづき
今はパーティの途中だぜ?
かづき
来るなら来いよ。
総長 龍樹
「あのかたに言われるだけあって、結構強いな。」
かづき
さぁ、総長さん?やりましょうか?
総長 佐嘉
おう来いよ。
かづき
最後の喧嘩楽しませてもらうで。
総長 佐嘉
ふん。
総長 佐嘉
ちっなんだおまえ。
総長 佐嘉
はぇ。ぶっ。
かづき
おい。
かづき
俺はさ、一応持って来てるぜ?
かづき
さぁ。
かづき
殺戮ショーを始めよっかなー?
総長 龍樹
おい!
総長 龍樹
これ、1人でやったのかよ?
かづき
おまえ誰だよ?
総長 龍樹
なんで忘れてんだよ?
かづき
すまん。誰かわからん。
謎の男
おい。かづきくん。
謎の男
久しぶりだねー。
かづき
誰だよ?
颯斗先輩
ほんと誰だよ?
加藤先輩
かづき来てたのか?
かづき
チッ。訳のわからねぇ展開になってきたぜ。
謎の男
君に眠る最強の魂が目覚めつつあるね?
かづき
何言ってんだ?おめぇ。
謎の男
それとな。俺はさ。
日本一の最強男。龍翔
日本一の総長 龍翔って言うんだ。
かづき
お前が1番か?
かづき
そして頂点か?
かづき
なら殺ろうぜ。
総長 龍樹
あのかたが日本一の…
颯斗先輩
やめとおけ。かづき。逃げるぞ。
加藤先輩
チッ。逃げる準備をしろ!
日本一の最強男。龍翔
馬鹿野郎。俺と闘ってかいの仇うつんだろ?
日本一の最強男。龍翔
かいの足を複雑骨折させるように、命令したのは、俺だったんだよ。
総長 龍樹
……
颯斗先輩
……
加藤先輩
…どうしてだったんだよ?
日本一の最強男。龍翔
お前を引きずり出すためさ、かづき。
日本一の最強男。龍翔
俺とやろうぜ。
かづき
あぁー。お前を倒せば、頂点を取れるんだろ?
日本一の最強男。龍翔
そうだな。
かづき
なら殺す。
日本一の最強男。龍翔
ふっ。いいノリじゃねぇか?
総長 龍樹
おい。カヅキってあんなつよかったけ?
颯斗先輩
しらねぇよ。
加藤先輩
ほ、本当にそうだな。
総長 龍樹
だが、まだ押されてるぞ。
一瞬の、すきで、放たれたパンチが、かづきの左顔にもろにあたる。
かづき
ちっ。いてぇな。
日本一の最強男。龍翔
ふん。まぁまぁだな…
日本一の最強男。龍翔
しかし思ってた以上だ。
かづき
ふん。まだまだこれからだぜ?
かづき
殺されるのはどっちかな?
日本一の最強男。龍翔
さぁな。
日本一の最強男。龍翔
またやろうぜ。
お互いにギアを外した2人が物凄い勢いで、殴り合う姿に、皆は魅了されたのだと言う。
日本一の最強男。龍翔
お前。意外にいてぇし。
日本一の最強男。龍翔
重いな。
かづき
別に普通だろ?
かづき
まだやめねぇよな?
かづき
まだお互いに倒れてねぇーぞ?
日本一の最強男。龍翔
そうだな。
日本一の最強男。龍翔
続きをやるぞ?
かづき
こいよ。
日本一の最強男。龍翔
お互いに本気だ。
日本一の最強男。龍翔
おら!
かづき
ふん!シュ。
日本一の最強男。龍翔
楽しいなー!
かづき
だな!
日本一の最強男。龍翔
はぁー。はぁー。はぁー。
かづき
はぁー、はぁー。どうした?もう終わりか?
かづき
もっと殺ろうぜ。
日本一の最強男。龍翔
はぁー、
日本一の最強男。龍翔
そうだな!
日本一の最強男。龍翔
次で終わらせんぞ?
かづき
当然だ。
かづき
はぁー。はぁー。はぁー。はぁー。はぁー。はぁー、
かづき
なかなかハードだったぜ。
日本一の最強男。龍翔
こ、ここ、ろ、おき、なく、たた、かえ、て、しあ、わせ、だっ、たっぜ。
かづき
こちらこそありがとーな。
かづき
帰ったら病院に行けよ?
かづき
まぁその前に身体をバラバラにするけど。
日本一の最強男。龍翔
はっ、はっ、はっ、はっ。
日本一の最強男。龍翔
そのくらいの権利はあるぜ。
日本一の最強男。龍翔
いいよ。やれよ。
かづき
っていう気分だったけど。
かづき
頂点取れればそれでいいや。
かづき
じゃあ帰るか。
かづき
ねぇ先輩。
ここまで口を開かなかった、総長や、先輩達が口を開く。
総長 龍樹
お、おう。
颯斗先輩
そ、そう、だな。
加藤先輩
か、かえろ、うぜ。
あまりにも予想外すぎて、まだ驚いていたが、4人でゆっくりと島根県に帰ったという。
かづき
はぁー。まだ少し身体痛むなー。
かづき
それよりさー。気づいてたか?
かづき
うーん。まぁね。
かづき
次は世界の頂点でも取ろうかな。
かづき
最後に伝えられなかったけど、かい。
かづき
俺からもありがとーな。
かづき
さあまこれからもよろしくな。
かづき
他の人格達よ。