ルピナスの過去 ~幸~

私は、脅しのつもりで、研究員にハサミを向けた。

ドカッ

私は、研究員に腹を蹴られ、バランスを崩し、そのまま尻もちを着いた。

研究員が私を笑った瞬間、研究員が吹っ飛んだ。

リアは、カッターを研究員に向けた。

そう言ってリアは、カッターで研究員の手の甲に傷を付けた。

リアは、研究員に適当に声をかけると、よつばの方に向かった。

私は、研究員に背後から羽交い締めにされ、首元に実験で使ったものと思われるメスを突きつけた。その拍子に、髪を結んでいたゴムが切れる。

ザシュッ

よつばは、和包丁を持っていた。

包丁で、研究員を切りつけたのだ。

勿論、死なない程度に。

私は、解放された。

そう言ってリアは、よつばにスタンガンを渡した。

バチッ

今まで俯いて歩いていた私は、顔を上げた。

その拍子に、解けかけていたみつ髪が解け、ウェーブがかった長い髪が揺れる。

ゴムが切れた時に一緒に切れたのか、眼帯が地面に落ち、色の違う両目があらわになる。

それでも、私は気にせず、

皆に顔を向け、言った。

私が、その時手に入れた感情が、

”幸せ”だった。

ﾊﾞｲﾊﾞｲ(ヾ(´・ω・｀)