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お前さえいなければ

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お前さえいなければ

1 - お前さえいなければ

♥

46

2020年05月16日

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12年前

俺は当時4歳だった

母親の、腹の中には赤ん坊がいて時期に生まれてくることを知らされていた

目が覚めると、見慣れていない天井が真上にあった

リョウタ

??

テツジ

お、リョウタ起きたか

リョウタ

お父さん

リョウタ

ここどこ?

テツジ

病院だ

テツジ

もうすぐお前が、お兄ちゃんになるんだぞー

リョウタ

赤ちゃん!!赤ちゃん生まれるの??

テツジ

あぁ、今お母さん頑張ってるからな

リョウタ

早く出てこないかな〜

テツジ

楽しみだな

その頃の俺は、早く赤ん坊に会いたくてしょうがなかった

小学校に入る前までは……

赤ちゃん

オンギャーオンギャー

テツジ

テツジ

リョウタ!生まれたぞ!

リョウタ

わ〜

リョウタ

早く会いたいなー

目の前の扉が開いた

助産師

無事生まれたましたよー

助産師

元気な女の子です!

テツジ

女の子!!

テツジ

良かったな、妹が生まれたぞー

リョウタ

うん!

数時間後

カナエ

あ〜……

テツジ

カナエ!

カナエ

あなた……

テツジ

生んでくれてありがとう!!

カナエ

ふふ

カナエ

どういたしまして……

リョウタ

お父さん!

リョウタ

箱みたいなのが、高くて見えないよ!

テツジ

おお

テツジ

すまんすまん

テツジ

ほら

リョウタ

わぁ

リョウタ

可愛いねー

テツジ

そうだな

テツジ

立派なお兄ちゃんに、なるんだぞー

リョウタ

うん!

数日後

母が退院し、家に戻ってきた

カナエ

ただいまー

リョウタ

おかーさーん!

だき!

カナエ

リョウター

カナエ

いい子にしてた?

リョウタ

うん!

リョウタ

ねね!

リョウタ

これ、このお花赤ちゃんにあげる!

カナエ

おーぉ

カナエ

赤ちゃんにプレゼントー?

カナエ

良かったね〜

赤ちゃん

あうあう

カナエ

ありがとねー

カナエ

リョウタ

よしよし

リョウタ

うん!

リョウタ

お母さん!!遊ぼー?

カナエ

ダメダメ

リョウタ

どうして??

カナエ

今日は、赤ちゃんのお名前を決める日なのよ

リョウタ

お名前?

カナエ

そうよ

カナエ

リョウタにはリョウタって言う、名前があるでしょ?

リョウタ

うん

カナエ

だから、赤ちゃんにもお名前付けてあげなくちゃ!!ね?

リョウタ

うん!

家族集まって話し合い、俺が上げたお花が理由でハナという名前になった

カナエ

ハナのように、綺麗で明るい子に育ちますように……

テツジ

そうだな

12年後

俺は、新高2、ハナは新中1となった

本来なら高校に行っているはずだが、高校には行ってない

辞めたからだ

その原因はなんだってか?

ハナだ

親父もおふくろもみーんな、ハナの事を可愛がる

俺の事は、まるで空気かのように知らんぷりだ

そんな生活にはもう耐えられなくなってきた

妹とが憎い

妹なんて、消え去ればいい

そんな事は、小学生から思っていた

妹が邪魔だって

だから、親に分からせようと思って計画を立てている

計画1、妹をこの世から消す

なんかも、チャレンジしたがタイミングがいつも合わない

常に親といるから、出かける時も

まぁ、妹の事は後からでもいい

まず、親を困らせないと

そのために、学校を辞め、万引きを何回もしてきた

なのに親はビクともしない

まだまだ、詰めが甘いようだ

もーとっ困らせいといけない

今から作戦実行だ

俺は、リビングに向かった

ガチャ

テツジ

チラ

テツジ

……

カナエ

……

俺は食器棚を開ける

ガラガラ

ハナ

ただいまー

テツジ

おかえり

カナエ

おかえりなさい、ハナ

ハナ

ただいま!

ハナ

ハナ

お兄ちゃ

パリン

俺はハナに皿を投げつけた

ハナ

きゃー

カナエ

ハナ!

テツジ

ハナ!大丈夫か?

ハナ

……っ

妹の額には、皿の破片が刺さっていた

いい気味だ

テツジ

おまぇ、一体なんなんだ!

カナエ

そうよ!どうして……

ブンッ

今度はおふくろに投げつけた

カナエ

うっ……

テツジ

カナエ!

ハナ

ママ!

止めることなどない

ブンッ

今度は親父に投げつけた

妹、おふくろ、親父の順番で投げつける

何十回投げ続けただろう

そろそろ手が疲れた

今日はお終いにしよう

俺は喋ることなく、自分の部屋に向かった

ガチャ

俺は床に寝そべる

こうすることで、1階の声が聞こえるからだ

ドアから隠れているよりも、謎のミステリー感じがあって楽しい

1階の声

ハナ

お兄ちゃん……

ハナ

ハナの事嫌いかな……

カナエ

そんな事はないわよ

ハナ

だったら!

テツジ

ハナ!

テツジ

大きな声を出すんじゃない

テツジ

余計傷むぞ

ハナ

ごめんなさい……

テツジ

全く……

テツジ

どうすれば、いいんだ……

カナエ

こういう場合って、警察なのかしら?

カナエ

どこに電話をすれば……

リョウタ

いやー

リョウタ

実にいい気分だ

リョウタ

爽快爽快!

リョウタ

次は、どんな事をして困らせようか考えるだけで楽しみだ!

この作品はいかがでしたか?

46

コメント

1

ユーザー

何個か誤字があったり、文章がおかしくなっている部分がありますが、暖かい目で見守ってください😓😥

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