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1 - おばあちゃんのヘアピン〜あき編〜

♥

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2020年12月16日

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まま

あきー!!起きなさいー!!

一回から聞こえるママの声

まま、すぐ怒鳴るから、あまり好きじゃない

キーンと響く声も、耳が痛くなるから

あんまり、喋ってほしくない

あき

おきてるよ!、

あき

ヘアピン探してるの!

まま

…まぁいいけど

まま

ままもう仕事行かなきゃだから、

まま

先に行ってるわよ

まま

早くするのよー!

あき

はーい!

可愛い、ハートのヘアピン、

どこいったんだろ

あき

どうしよう。

引き出しの中を片っ端から調べていく

引き出しの中身はすべて床にばらまけて、かきわけて

かきわけて

かきわけた

あき

ないよう…

その場にしゃがみ込んでしまった

別に、ぼくが女の子みたいな物を持っているのが好きとか、

そういう理由じゃない

死んだばあちゃんがくれたヘアピンだから

大好きなばあちゃんの形見だから

ただ持っていただけ

いっつも部屋に脱ぎっぱなしのズボンのポケットに

入れてあるはずなのに、

あき

どうしよう。

あき

そういうえば、

あき

大切なものをなくしたときは

あき

窓を開けろって言ってたっけ

確か、あの時…

あき

ばっちゃん、ばっちゃんからもらった鶴、どっかいっちゃった

あみこ

そうなの

ばあちゃんはその場にあったお裁縫セットを片付けだす

あき

ねぇ、どうすればいい?

あみこ

ふふっ、あんくらい、また作ってあげるよ

ヨボヨボの手の平を急に僕に見せてきた

あき

なーに?

あみこ

この手にはね、おまじないがかかっているの

あみこ

あきの手にもだよ

あみこ

もし、本当に大切なものをなくしたときは

あみこ

窓を開けてみるといいよ

あみこ

男の人が手紙を渡しに来るから

あみこ

その手紙には、説明書と金色のカードと黒色のカードが入っていてね

あみこ

その後は、何だっけな

あみこ

ああ、思い出した。

あみこ

これは一回きりしか使えないこと

あみこ

その続きはー…

ばあちゃんは窓の外を見ながら言った

あみこ

ふふっ

ばあちゃんの顔は昔の思い出を見つめるような顔して

ポケットから何かを取り出した

あみこ

ほらっ、

それば僕が探していた青色の

鶴だった。

あみこ

ここにあるよ

あみこ

さっき、廊下で落としてたでしょ

あき

あ!

あき

思い出した!

床に散らばった物を足で蹴りながら

自分の背よりちょっと高いくらいの窓

背伸びをしながら窓の鍵を開けた

あき

開いたっ!!

あき

痛っ

尻もちをついてしまった。

あき

手紙は!?

すぐ立ち上がり散らかった机の上を見た

あき

…なーんだないじゃん

深いため息をつくと

後ろからトントンっと肩を叩かれた

あき

目の前にはかっこいい大人の人が立っていた

男の人

お呼びかい?

なんと不思議な事に、ほうきがういている

そして、その上に男の人がバランスよく、立っているのだ

男の人

おーい

まるでアニメみたいだ

男の人

えーと…

あき

あっ、ごめんなさい

ペコリと頭を下げる

男の人

いや、いいんだよ

男の人

頭を下げてもらうのはなれていないから、

男の人

上げてもらっていいかい

少し、頭を上げて下から顔を覗いた

男の人

はい、手紙

男の人

手、出して

ゴツゴツしたでかい手が

僕の手にそっと手紙を乗せてくれた

あき

これは?

男の人

中身を見たらわかるさ、

男の人

それじゃ、

ほうきが羽に変わって

その羽が男の人の背中について

パタパタと空へ羽ばたいていった

あき

うわあ

口を開けながら一瞬止まったが

手に乗った手紙の存在を思い出し

すぐに封を開けた

中に手紙と

あき

説明書が入ってる、

あき

えーとえーと、

あき

いち、欲しいものを金色のカードに書く

あき

に、次に黒色のカードに家の近くに生えている珍しい花をおく

あき

さん、来てください、と窓で叫ぶ

あき

金色のカード?

あき

あき

あ、入ってる

金色のカードのはじに、赤い刺繍の花が咲いている

あき

高そうだなぁ

あき

えーと、欲しいものを書くんだよね?

あき

鉛筆、鉛筆、

床に散らばった物をまた足で蹴りながら

ランドセルを開けて

もので溢れかえったランドセルの中を

ガサゴソといじりだした

あき

あった!えんぴつ

足で蹴った道を戻りながら

あき

えーと、おばあちゃんのはーとのへあぴん

まだ慣れないひらがなを

書くのに苦戦した

あき

よーっし!次は、

あき

黒いカード、

あき

珍しい花をおけ?

あき

家の周りに珍しい花なんてあったっけ。

窓近くの机の上をの物床に落として

思いっきりジャンプして飛び乗った

ふらつきながらも窓から下を覗いた

あき

あっ

オレンジ色の何かがあるのが見える

あき

あれかなぁ。

ゴミをかきわけた道を戻り

靴もはかないで勝手口から外を見た

あき

オレンジ色の、

あき

あれはなんだろう

薔薇ではなく、コスモスでもない

チューリップでもなければ

マリーゴールドでもない

おばあちゃんがだいっすきなキンモクセイでもないし…

あき

うーん…シャベル…これでいっか

勝手口の近くにあるダンボールの上に

婆ちゃんとよくしたお花屋さんごっこにつかうシャベルがある

あき

おばあちゃんは、花を取るときは

あき

根っこから

あき

ってよく言ってたな

サクッサクッとほりはじめる

おもちゃ用のスコップは

全然根っこに到達しそうにない

それでもあきはほりすすめた

あき

あき

ほれた!

おもちゃ用のスコップはその場に投げ捨て

泥だらけの靴下で勝手口から中には入り

勝手口を閉めないで

二階へとかけあがり

ゴミの道を通り

黒いカードの上に花を乗せた

あき

あれ?何も起きないじゃん、

あき

あっ

机に登り

窓に身を乗り出して

あき

来てください!!

大声で叫んだ

男の人

…呼んだかい?

あき

わぁ!

箒でまた来るかと思ったら

次は羽でやってきた

男の人

おー、、、立派な花だ

窓の近くにおいていた黒いカードの上を見ていった

男の人

よし、願いをかなえよう

男の人

ヘアピンはね、

あき

ヘアピンんは!?!?

男の人

君の筆箱の中さ

あき

男の人

まるで信じてないみたいだね

男の人

この話は本当さ、筆箱を見てみるといい、

男の人

じゃあな

つぎは羽が傘になり、遠くの方へふわふわと飛んでいった

あき

筆箱?

ランドセルの近くにある筆箱の中をすべて出した

あき

あ、

ハートのヘアピンがオレンジ色の鉛筆と一緒に出てきた

あき

なんだ!ここにいたんだ

あき

このオレンジの鉛筆…おばあちゃんのだ!

あき

ふふっ!二人とも仲良しだね!

あき

おばあちゃんの物同士、なかがいいのかな?

秘密の基地

黒猫

マスター、今回の花は何色で?

男の人

なんとオレンジさ、

男の人

思い出の色があの花の色、

男の人

つまり思い出の色はオレンジ色、

男の人

最近オレンジ色の花が少なかったから嬉しいよ

瓶に詰まったオレンジの花を

まじまじと見つめながら言った

黒猫

…また若返りの薬でも作るつもりで?

男の人

ああ、そうだ

男の人

オレンジってだけでも若返りの薬が作りやすいのに

男の人

それに加えこの鮮やかさ

男の人

いやー、いいね

近くの机に置くと

体制を崩した

男の人

私はやらなきゃいけない事がある

男の人

あみこと約束したからな、

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