ぺいんと
「だ、だれ!」
ぺいんと
俺はそう言い振り返る
ぺいんと
そこには……
らっだぁ
「僕だよ」
ぺいんと
らっだぁがいた
らっだぁ
「ごめんね」
ぺいんと
「え?」
らっだぁ
「さっき教えようとしたけど……」
らっだぁ
「あのゴミ達が邪魔で……」
ぺいんと
「ご、ごみ??」
らっだぁ
「僕、口が悪くてね」
らっだぁ
「悪魔の方が向いてるんじゃないかって」
ぺいんと
「そ、そうなんだ」
らっだぁ
「さぁ足、抜くよ」
ぺいんと
「は、はい」
ぺいんと
俺は言われるがままに足を抜いた
らっだぁ
「痛くない??」
ぺいんと
「大丈夫です」
ぺいんと
ここから歩いて行くと間に合わない……
ぺいんと
また、怒られるのか
らっだぁ
「うーんここからじゃ間に合わないね」
らっだぁ
「よいしょ」
ぺいんと
「え?」
らっだぁ
「飛んで行くよ」
らっだぁ
「君まだそんな長時間飛べないでしょ」
ぺいんと
「な、なんでわかるんですか」
らっだぁ
「なんとなく??」
ぺいんと
そのまま俺は抱えられ、空を飛んだ
らっだぁ
「本当に広くてうんざりするよね」
ぺいんと
「そ、そうですよね」
ぺいんと
「お、思ったんですけど」
ぺいんと
「他の人たちはゴミとか言ってるのに」
ぺいんと
「何故僕を助けてくれたんですか??」
らっだぁ
「うーん」
らっだぁ
「気に入った」
ぺいんと
「え?」
らっだぁ
「こんな本音で話せるのはすごく久々」
らっだぁ
「だから友達にならない?」
ぺいんと
「いいんですか?」
らっだぁ
「もちろんだよ」
らっだぁ
「名前は?」
ぺいんと
「ぺ、ぺいんとです」
らっだぁ
「敬語も外してね」
ぺいんと
「う、うんわかった」
らっだぁ
「よろしい!」
ぺいんと
もちろんだよ、かどうせ意味の無いことなのに
らっだぁ
「着いたよ」
上司
「遅い!何をしていたんだ!!」
ぺいんと
「す、すみま」
らっだぁ
「僕のせいです」
上司
「社長……」
らっだぁ
「僕が連れってちゃって」
上司
「まぁそういうなら……」
上司
「ぺいんと、いってこい」
ぺいんと
「わ、分かりました」
ぺいんと
「こちらぺいんと、人間界に向かいます」
ぺいんと
ドアが開き、足を踏み入れる
らっだぁ
「頑張ってね、ぺんちゃん」