ステラ
目覚めると仄暗い空に手みたいな木がユラユラと揺れる森の中。
ペルラ(ネコシルエット)
ステラ
ペルラ(ネコシルエット)
ステラ
ペルラ(ネコシルエット)
此処はデッドエンドワンダーランドだよ
ステラ
頭が追いつかない。
喋る猫のペルラにデッドエンドワンダーランド?
ペルラ(ネコシルエット)
まぁ仕方ないか
ステラ
ペルラ…アナタは何故話せるの?
ペルラ(ネコシルエット)
さっきも言ったけど此処はデッドエンドワンダーランド
カンタンに言うと何でもありな世界なんだ
ステラ
疑問を言えば言うほどキリがないわ
なら受け入れるしかないのね
ペルラ(ネコシルエット)
それがいいと思うよ
ペルラ(ネコシルエット)
ステラ
それよりもデッドエンドワンダーランドって何?
ペルラ(ネコシルエット)
そろそろ始まるし…
ステラ
ダンっ!! ステラが話終わる前に何かが落ちる鈍い音がした。
ステラ
ペルラ(ネコシルエット)
ステラ
三月ウサギクレイ
もう一度確かめだ!
クレイは自分の体に銃口を向けて引き金を引いた。
ステラ
ペルラ(ネコシルエット)
三月ウサギクレイ
まずは自分の身で確かめて見ねぇと分かんねぇだろ?実験だ実験!
ステラ
ペルラ(ネコシルエット)
自分の身体で銃撃ちをするなんて狂ってるとしか思えないけどね
ステラ
三月ウサギクレイ
嬉しいねぇ〜? お礼に此奴に殺されてみるかい?
ペルラ(ネコシルエット)
彼女は僕の客人なんだから。
それにまだ彼女に此処事を教えてないんだ
三月ウサギクレイ
折角いい銃なのに…また今度だなぁ
そんじゃオレは違うやつを撃ってくるよ
またねお嬢ちゃんとペルラ!
三月ウサギクレイ
ペルラ(ネコシルエット)
あぁ、またね
ステラ
クレイさんには気をつけようと心の中で思った。 それよりもクレイさんが言っていた言葉が気になる。
ペルラ(ネコシルエット)
ステラ
ペルラ(ネコシルエット)
クレイみたいなヤツ?
あぁ、いるよ
ペルラ(ネコシルエット)
あれ以上に狂ってるヤツがね
ここにいるヤツらはみんなそうさ
ペルラ(ネコシルエット)
ステラ
ペルラ(ネコシルエット)
ステラ
こんな狂った世界
ペルラ(ネコシルエット)
ステラ
ペルラ(ネコシルエット)
ペルラはそう言って足を進めた。
ペルラ(ネコシルエット)
ペルラ
ステラ
ペルラ
この世界でのね
ステラ
ペルラ
ステラ
黒髪だから分かんなかった。
モフモフしてる
黒ネコだったもんね
ペルラ
擽ったいからさ
ネコの姿から人のようになったペルラは見た目は私と同じ年くらいの少年だけど猫耳と尻尾が付いている。
やはりこの世界の住人なのだろうか。
ステラ
ペルラ
ステラ背縮んだ?
ステラ
ペルラ
まあいいや
ステラ
ペルラ
ステラ
取り敢えずペルラと居たら大丈夫な気がする何て思いながら彼の後ろを歩いた。