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私は1人廊下を歩いていた
結望
結望
ヒソヒソ
置くかは聞こえる話し声
"聞いては行けない"
そう呼びかけている
だけど
結望
星凛
桜
ドクンッ
心臓が跳ね上がる
結望
星凛
桜
結望
途切れ途切れに聞こえる声
微かにしか聞こえないけど
間違いなく桜と星凛だった
結望
ドサッ
桜
私は筆箱を落としてしまう
バレてしまった
結望
結望
私は必死に笑う
ドクンッドクン
"星凛を信じなきゃ"
そう思ってるのに動かない
星凛
桜
結望
怖い
聞けない
桜
結望
私は桜を無視するようになった
"彼女がいる"
"好きな人がいる"
そう噂で聞いてしまった
結望
ドクンドクンドクンッ
不安でたまらない
桜
結望
私はまた突き放すように
星凛
結望
結望
親友の星凛でさえも疑う様になって
こんな自分に嫌気がする
"大丈夫"
分かっていても
怖かった
桜
結望
相変わらず無視を続ける
本当はしたくないのに
桜
カサッ
結望
私の机に紙が1枚
4つ折りにされたノートの切れ端
結望
ドクンッドクンッドクンッ
手が震える
結望
上手く開けない
ようやく開けた紙に
1行文字が並んでいる
結望
"放課後あの場所で"