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テラーノベル(Teller Novel)
俺のお話

俺のお話

「俺のお話」のメインビジュアル

40

ノアの過去と、今

♥

350

2022年05月24日

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ノア

はい!話そうと思います!

ノア

えっとね、

ノア

まず、俺が幼稚園の頃から
話そうかな!

ノア

俺が幼稚園の頃は、

ノア

普通の女の子だったけど

ノア

スカートが好きじゃなかったね

ノア

髪も本当は切りたかったけど

ノア

母さんが

ノア

「女の子なんだから伸ばしなさい」

ノア

そう言って

ノア

今でも、
切りたいけど長いままだね

ノア

何か...俺と莉犬くん
似てるとこあんのかなw

ノア

幼稚園の頃、
今より友達あんまり居なくて

ノア

ほぼ一人だったね〜

ノア

ちっちゃかったからさ

ノア

当時の俺は、人に相談するとか

ノア

そういう選択肢が頭に無くて

ノア

ずっと抱え込んでる
だけだったね

ノア

まぁ、生まれる前から

ノア

俺の家庭は
普通じゃなかったんだろうね

ノア

朝は普通に幼稚園登校して

ノア

幼稚園バスで帰ってたんだけど

ノア

帰ってきて母さん
バス停に居るはずなのに

ノア

何処にも居なくて

ノア

家に向かったら

ノア

初めて見たんだよね

ノア

外から家の中が見えて

ノア

父さんが母さんの

ノア

服で隠れた場所を殴ってて

ノア

あれは何をしてるんだろう?

ノア

そんなふわふわした頭だったね

ノア

今となれば何か分かるけどw

ノア

俺にはさ、姉も居て

ノア

姉も大変だったみたい

ノア

姉貴はね

ノア

家では俺の見えないところで

ノア

父さんから殴られて

ノア

学校では虐められて

ノア

何処にも居場所は無かったって

ノア

俺が幼稚園の頃

ノア

姉貴が相談してきた

ノア

学校で虐められてて
もう学校に行きたくないとか

ノア

父さんが何をしたいのか

ノア

何で殴るのか痛くて痛くて怖い

ノア

とか

ノア

母さんに虐めを
話しても
理解してもらえないとか

ノア

でも何故か、幼稚園なのに

ノア

その事が頭で理解出来て、

ノア

今まで辛かったね、
これからは、
俺が沢山話聞くから

ノア

全部抱え込まなくて良いから

ノア

そう話したら
姉貴は目をまん丸にしてたけど

ノア

大泣きしてたね

ノア

俺も、結構小さかったけど

ノア

毎日、姉貴が学校から帰ってきて

ノア

今日も虐められた。

ノア

こんなに辛いくらいなら

ノア

いっそ死んだ方が楽
なんじゃないか

ノア

なら、「ノア私を殺してくれ」と

ノア

まるで鬱病に掛かったように

ノア

俺に
「殺してくれ殺してくれ」って

ノア

自分のカッターを
出して俺に差し出してきたね

ノア

俺が怒ったのはそれが初めて

ノア

「死にたいなら
無理に止めないけど、

ノア

辛さに負けて悔しくないのか

ノア

ここからまだ辛い事が
あってもそれに立ち向かえずに

ノア

ただ一人、人生を
終えて悔しくないのか」

ノア

そう言ったら、
姉貴はカッター閉まってたね

ノア

何でこんなに
記憶覚えてるんだろw

ノア

はいこっから小学校〜

ノア

小学校上がって

ノア

初めてタブレットを渡されたね

ノア

そんでYouTubeで
色んな動画を見て

ノア

オススメとか
出てきた動画見てたら

ノア

自分の家庭は普通じゃないんだ

ノア

やっと理解したね

ノア

母さんは父さんからDV受けてる

ノア

姉貴は父さんから虐待されてる

ノア

俺は、辛い事なんて
まだ無かったんだ

ノア

でも、その内俺も殴られたね

ノア

小2の夏

ノア

テストの成績とか

ノア

それを父さんに見せたら

ノア

バキッと殴られて

ノア

「御前はこんなのも
分からないのか!」

ノア

「この出来損ないが!」

ノア

「御前がそんな奴だった
とは失望した...」

ノア

そんな言葉を言われて
殴られ続けてたね

ノア

でも、痛いはずなのに

ノア

涙が出なかった

ノア

それさえも

ノア

「気持ち悪い」

ノア

そう言われて、
俺はね殴られてた時の

ノア

思ってた事ハッキリ覚えてるよ

ノア

(あぁ、姉貴も母さんも
こんな気持ちだったのかな...

ノア

痛いのを必死に堪えて
俺に心配掛けないように)

ノア

(何で父さんは
こんな事するんだろう)

ノア

(何がしたいのかな俺は
どう行動すればいいのかな
どうしたら認められる?)

ノア

そんな事でいっぱいだったね

ノア

そして、
一気に変わり始めたのが

ノア

小4の冬

ノア

姉貴と母さんが喧嘩してて

ノア

上で父さんが寝てて

ノア

俺は宿題してた

ノア

そんで姉貴と母さんの
喧嘩の音で

ノア

父さんが起きてきて

ノア

「寝られねぇだろ静かにしろよ」

ノア

そう言って姉貴を殴ってたね

ノア

母さんが必死に止めてたけど

ノア

母さんも殴られて

ノア

俺はそれを
ただただ見てるだけだった

ノア

怖くて怖くて自分も
殴られるんじゃないか

ノア

そう思ったら、
体が動かなかった

ノア

今では、
その時の自分に腹が立ってる

ノア

何であの時
止められ無かったんだ

ノア

どうしてただ
見ているだけだったのか

ノア

そんな自分が悔しかったね

ノア

そしてその時にさ

ノア

父さんがとうとう

ノア

「全員こっから出てけ!」

ノア

そう言って追い出されたね

ノア

それでできる
限りの荷物を持って

ノア

姉貴、母さん、俺で

ノア

母さんの車に
乗って出ていったね

ノア

近くのコンビニに車を止めて

ノア

母さんは母さんの父に電話して

ノア

泣きながら
「家を追い出された

ノア

もう限界だった
これからどうしたら良い?」

ノア

爺ちゃんは
「あの野郎!ぶっ殺してやる!」

ノア

そう言ってブチ切れてたね

ノア

次に
母さんの妹に電話して

ノア

妹が「家に来る?」って言って

ノア

その日から学校とか

ノア

妹の家から車で
30分で通ってたね

ノア

登校班の子とか、
担任の先生にも

ノア

事情を説明して
理解して貰えたね

ノア

俺もね、もうその前からかな

ノア

幼稚園くらいから

ノア

ほぼ感情が無くて

ノア

からっぽだったね

ノア

周りからは
「いつも死んだ顔してる」

ノア

「幽霊みたいで気持ち悪い」

ノア

「汚さが移るから近づかないで」

ノア

そんな事言われて
もう限界だった

ノア

姉貴と同じで、

ノア

もう死んだ方が楽じゃないか

ノア

自分は居ない方が
良かったんだ

ノア

何で俺を産んだんだろう

ノア

そう思い続けてたね

ノア

自分の信じられる
友達は数少なく

ノア

誰かが笑顔で
何かしら話しかけてくれても

ノア

その笑顔でさえもう怖かった

ノア

俺を殴っいた時の
父さんの笑顔のように

ノア

目に焼き付いて
離れなかったから

ノア

今でも周りの笑顔が怖いね

ノア

唯一信じられるのTELLERと

ノア

親友だけだもんw

ノア

あ、ちなみに今では
母さんと父さんは離婚してるよ

ノア

お互い離れて

ノア

離婚したって
母さんに言われた時は

ノア

やっと解放されたんだ

ノア

そんな気持ちで
いっぱいだったね

ノア

俺が女の子なのに
"俺"って話す理由はね

ノア

男の子なりたい、いや

ノア

学校では演じてるけど

ノア

俺さ、莉犬くんと同じで

ノア

性同一性障害かもしれないのよ

ノア

初めは、男って怖い
父の影響でそう狂ってたね

ノア

母さんからは

ノア

女の子なんだから
女の子なんだから

ノア

そう言われて、
普通の女の子を演じてたね

ノア

学校では本当は"俺"って
言いたいけど

ノア

母さんにしたがって

ノア

学校では"あたし"なんて
一人称使って

ノア

本当の俺を出せなかったね

ノア

一度、母さんに間違って

ノア

"俺"って一人称使ってしまって

ノア

その瞬間初めて
母さんに殴られたね

ノア

「アンタは女の子なんだから!

ノア

俺なんて
使っちゃいけないのよ!」

ノア

そんな事言われて、

ノア

学校でだって家でだって

ノア

ずっとずっと
一日を演じ続けて

ノア

本当の俺って
どんななんだろう

ノア

そう思ってたね

ノア

それに、学校から家に帰れば

ノア

やっと離婚して解放されたのに

ノア

姉貴と母さんが
大声で喧嘩して

ノア

俺も止めたよ?でも、

ノア

「御前は黙ってろ」

ノア

そんな事言われて、
止められもしなかったね

ノア

喧嘩の声を聞くと
辛くて苦しいから

ノア

ベットの方でイヤホン
つけて音楽爆音で聞いて

ノア

周りの音をかき消してた

ノア

現実全てから
逃げてるような気がして

ノア

本当は逃げたくなかったけど

ノア

怖くて怖くて
逃げるしかなかった

ノア

ネットを見てて

ノア

初めて莉犬くんを見つけて

ノア

過去の事だったり
性同一性障害の事だったり

ノア

そんなことを聞いてたら

ノア

あぁ、何か俺と似てるな

ノア

俺は一人じゃなかったんだ

ノア

やっと安心できた

ノア

沢山の笑いをくれたり、

ノア

沢山の感動をくれたり

ノア

感情がほぼ無かった俺に

ノア

生きる希望をくれたのが

ノア

すとぷりだった

ノア

本当に感謝してる

ノア

生きる希望をくれてありがとう

ノア

色んな感情を
戻してくれてありがとう

ノア

そんな事を
ずっと思い続けてるね

ノア

でもなーくんが
炎上してしまった事で

ノア

俺も悲しくなって

ノア

長年のリスナー活動も

ノア

なーくんと同じ

ノア

無期限活動休止してる

ノア

...話すの長くなったねw

ノア

別の事はまた今度話そうかな

ノア

見てくれて、
聞いてくれてありがとう

ノア

俺の、今の夢はこんな俺でも

ノア

TELLERの作品で
色んな想いを届けられるように

ノア

色んな人に俺を
知ってもらえるように
するのが夢です

ノア

こんな俺をこれからも

ノア

よろしくお願いします!

ノア

ノアでした!

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