TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ちょっと長めです

えむの部屋

えむ

司くんは寧々ちゃんが好きで

えむ

でも寧々ちゃんと類くんは両思いで付き合ってて

えむ

あたしは…

えむ

司くんが…

えむ

好き

えむ

司くんだって辛いのに…

えむ

あたしばっかりめそめそショボボーンはダメだよね

えむ

ダメ…なのに

えむ

今日も練習、あるよね

えむ

頑張ろう…司くんも頑張ってるもん

ワンダーステージ

それでは、練習を開始する!

寧々

…ね、司

寧々

ここの歌い方なんだけど

えむ

あ…

だめだ

もやもやしちゃだめ… えむはそう思っても、気持ちが抑えられなかった

…えむくん?

えむ

へっ、?!あ、類くん

えむ

どーしたの?

なにか、悩んでいるんじゃないかい?

えむ

…えっと

えむ

ちょっと、だけ…

そうか

類は、ふわっとした、優しい笑みを浮かべた

練習が終わったら話そうか

えむ

…!うん!

寧々

(なに…今の類の顔)

寧々

(あんな優しい顔…なんでえむに)

寧々

(えむ…類のこと好きなんだよね)

寧々

あー!もう!

寧々

なんでユニット内でこんな複雑な…!

(いやいやいやいや)

(なんでえむはあんなに類と距離が近い?!)

(というか類!!!お前には寧々という人がいるだろ!!)

一体何が起こってるんだ…!!!

(司くんがえむくんを好きなのはわかっているけれど…)

(えむくんは、別の人を)

(どうして応援するなんて言ってしまったんだ…)

(応援すると言った以上、協力せざるおえないが)

(それでえむくんの恋が実ってしまったら、司くんが)

流石にまずいな…

えむ

(類くんが応援してくれてて、嬉しいなぁ)

えむ

(類くんは、司くんが寧々ちゃんのこと好きなの知ってるのかな)

えむ

(どうすれば、みんなが悲しまないでいれるのかなぁ…)

えむ

司くん…難しいよ

練習終了

お疲れ様でした!!

えむ

おつかれわんだほーい!

寧々

お疲れさま

お疲れ様でした

寧々と類が帰った後、司はえむに尋ねた

…なぁ、えむ

えむ

…、?

えむ

どうしたの?

なんとなく気まずいなと思いながら、えむは応える

…すまない、あの

デ、い、一緒に出かけた時、何か気に触ることはしたか?

えむ

ほえ?

本当に悪い!!えむがなぜああなったのか、オレには全く分からんのだ!!

オレはえむに悲しい思いはしてほしくない

教えてくれ、頼む

えむ

…う

えむ

(嫉妬しただけ、なんて)

えむ

(そんなの、嫌われちゃうかな)

えむ

…ごめんね!

えむは耐えきれず、その場から逃げ出した

!?おいえむ!待っ、速!?

おい!!

逃げなきゃ

えむ

はぁっ、はあ

逃げなきゃ

司くんに、嫌われたくない

逃げても、好かれることなんかないってわかってる

でも、怖くて、怖くて

えむ

っ、!

鳳家

執事

えむお嬢様?どうかなさいました、

おいえむ!待て!!

執事

ふ、不審者!?

不審者じゃなあああああい!!!

えむ!

司は、えむの手首を掴んだ

えむ

っ!、

えむは、涙目で振り返った

執事

えむお嬢様を離せ!!

おいえむ!聞け!!

執事に手を捕まれ、引き剥がされそうになりながら、司は叫んだ

オレはえむほど頭も良くない!

金持ちでもない!

礼儀知らずだが!!!

えむを

好きな奴を泣かせるようなバカには!!!なりたくない!!!

えむはそれを聞き、取り乱しながら

えむ

執事さん!

えむ

あたし、あの、

えむ

このひとは大丈夫な人だから!

えむ

今は、2人にして

執事

し、しかし

えむ

いいから

えむ

ね?

執事

…はい

そう言って、執事はどこかの部屋に入って行った

えむ

司くん

えむ

あたしの部屋、来てよ

えむの部屋

オ、オジャマシマス

えむ

そんなにカチカチ〜!ってならなくてもいいよ

えむ

…それで、その

えむ

さっきのって…!

…本当はもっと、ちゃんと伝えるつもりだった

好きだ、えむ

えむ

…えっと、ごめんね

えむ

混乱しちゃって

えむ

司くんは、

えむ

寧々ちゃんが好きだと思ってたから

…は?

え、は?そんなふうに見えてたのか?

えむ

あの…あたしがあの時、むむむ〜!ってしちゃったのはね

えむ

司くんが寧々ちゃんと話してた時、すっごく楽しそうに見えちゃって

えむ

それで…

な、なる…ほど?

だ、だが!

オレが好きなのはえむだ!

えむ

…うん、うん!

えむ

ありがとう司くん!

えむ

あたしも司くんが

えむ

大好きだよ!

えむ

あたしと

待っ、待て!

それは、オレに言わせてくれ

オレと

付き合ってください

えむ

…はい!

類の部屋

応答なし

応答なし

応答なし

応答なし

出ないな…

寧々

類?ちょっといい?

わっ、急に入ってこないでくれるかい?

驚いたよ

寧々

ごめん

寧々

あのさ、類

寧々

もしかしてえむのこと好き?

んぐっ!?

類は飲んでいた水を噴き出した

寧々

ちょっ、汚…

…え?僕がえむくんに?

なぜそうなるんだい?

寧々

今日の練習、えむと距離近かったから

寧々

それに、えむは類のこと好きだと思うから

…え?

寧々

<司&えむくっつけ隊

寧々!類!

寧々

なに?

えむと!!付き合えたぞ!!

寧々

は?

え?

な、なんでそんな反応なんだ…

いや、ちょっとね

まぁ、何はともあれ、おめでとう

寧々

おめでと、司

あぁ!ありがとな!

寧々、類「じゃあこの複雑関係はなんだったの/かな」

ペガサスはフェニックスに恋をする

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

64

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚