特殊遺伝子学研究室
天望
....
空泉
....
天望
....
空泉
....
天望
....
空泉
あああ、もうっ‼︎
天望
どうした?悪魔でも取り憑いたか?
空泉
えっ...
天望
冗談だ。本気で引くのやめろ。
天望
で、突然何を発狂しているんだ?
空泉
何って...
空泉
空泉
柘榴が来なくなってから4日経つんだよ‼︎
天望
ああ、確かにな。
空泉
確かになって冷静に言うねぇ...
空泉
ま、恐らく原因は責任者の解任だよね。
天望
柘榴にとっては大ダメージだろう。
天望
まるで子を取り上げられた親のようだな。
空泉
フォローとかないの?
天望
言葉が見つからん。
天望
だがあの男が責任者に就任してから1度もこの研究室に訪れないんだがナメてるのか?
空泉
確かにね。もういっそのこと
ガチャッ
安曇
どうも皆さん、お久しぶりです。
空泉
絶対狙ってるでしょ?
安曇
だから何がですか?
天望
で、何の用だ?
安曇
実は今後の実験について資料にまとめたので共有をしておこうかと思いまして...
サッ
空泉
んー?...ん?
天望
おい、何だコレは?
安曇
何とは?
天望
天望
“抗体人間能力向上実験(仮)”のことだ。
安曇
今まであっしらがやってきたものとは全く違うぞ。
安曇
そうですね、確かに違うと思います。
安曇
しかし、責任者が変われば研究、実験内容も変わるんですよ。
空泉
てかさこの資料実験だけしか書いてないけど肝心な研究についてはどこに書いてあるのかな?
安曇
研究に関しては各自お好きなようにしてください。
天望
はあ?
天望
何を言っているんだ、お前は。
安曇
あくまでも実験がメインで行われるので研究はサブです。
安曇
それに僕は変に考えるより行動して、その結果を反省して次に活かす方が効率がいいものだと思うので。
天望
お前、本当に研究者か?
安曇
当たり前じゃないですか笑
安曇
それに今までこの方法をしていて失敗したことはありません。
安曇
なので信じてくださると嬉しいです。
空泉
あのさー、質問なんだけど、この(仮)って何?
安曇
ああ、それは一応その名前でやっていくということです。僕自身難しい単語は分からないので笑
空泉
ふーん、そっかー。
天望
おい、ちょっと待て。
安曇
どうしましたか?
天望
ざっと目を通したが、これは“人体実験”じゃないのか?
安曇
どんなところがですか?
天望
“抗体人間の所持または副作用時に発せられる能力に対する障害を与えることで経過を見守る”。
安曇
ああ、変に誤解を与えてしまったのならすいません。
安曇
でも大丈夫ですよ。
天望
だから何が
安曇
安曇
“彼ら”は人間ではありませんから。
安曇
なので“人体実験”ではありませんよ。
空泉
うわ〜お‼︎ここで暴論ぶちかましてきたぁ‼︎
天望
お前、そんなことが許されると思っているのか...?
安曇
許されるも何も僕が責任者ですから。
安曇
安曇
“全ての決定権”は僕にあるんですよ。
天望
....
安曇
他に何かありますか?
空泉
....
安曇
無いようなら今後はコレを行なっていきたいと思います。今日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
スタスタスタ
バタンッ
天望
....
空泉
なーんか、独裁政治みたいなのが始まっちゃったね笑
天望
とりあえず後輩に連絡するぞ。狼、電話番号は知っているか?
空泉
知らないよー?
天望
参ったな...
空泉
あ、私住所なら分かるよ。
天望
何でだ?
空泉
ルナから聞いたんだよ。
天望
ああ、柘榴は元同じ研究室だからか...
天望
とりあえず礼を言う、ありがとう。
空泉
天望がその言葉を私に言うなんて...こりゃ明日は槍が降るわ笑
天望
あっしを何だと思っているんだ。
天望
よし、では一刻も早く手紙を書くとしよう。






