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ナイトメア
すまない（幼少期）
そう言ってすまないは ベットに潜り込む
そうすると数秒もしないうちに すやすやと眠りについた
ナイトメア
ガチャ……
部屋を出た
カチッカチッ……🗡️
スッ……🩸
ナイトメア
腕には夥しい数の切り傷が
その大半が“自分で”切ったもの
所謂【リスカ】と言うやつだ
ナイトメア
切りつけたところが じくじくと痛む
しかしその痛みが
その痛み“だけ”が
ナイトメア自身が 自分の存在を認識する
たった一つの方法だった
ナイトメア
死にたい
死にたくない
死にたい
死にたくない
死にたい
死にたくない
分からない
いろんな感情が渦巻いて
自分がどうしたら良いのか
何をすべきなのか
何も分からない
ナイトメア
ナイトメア
すまない（幼少期）
ナイトメア
ナイトメア
【無力】
その言葉が重くのしかかってくる
無力
何もできない
何も守れない
こんな自分が
大嫌いだ
ザクッ🗡️
ビチャッ🩸
ナイトメア
ザクッザクッザクッ🗡️
床に血溜まりが広がる
相変わらず痛みは全くない
ナイトメア
ナイトメア
私は死にたいのかもしれない
ならこんなまどろっこしい事せずに
さっさと死ねば良いのに
ナイトメア
ナイトメア
ナイトメア
ナイトメア
あぁｯ！
やはり死ねないのは辛い
苦しい
私は死にたいのだろう
死にたいっ！
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい
死にたい その思いが
頭の中をぐるぐると回る
本当に私は死にたかったらしい
それすらもさっきまで 分からなかった
でも、分かったところで
悩みが増えただけだ
ナイトメア
いくら死を渇望しても
守りたい彼がいる限り
私は死ねない
ナイトメア
激しい気持ちのせめぎ合いに
胸が物理的な痛みを訴る
死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない死にたい死ねない
ナイトメア
分からない……
もう……何も……
ただ……
途轍もなく
死にたい……
すまない（幼少期）
ナイトメア
すまない（幼少期）
ナイトメア
ナイトメア
ふとテーブルの上に 血のついたカッターが 置いてあるのに気付いた
ナイトメア
慌ててしまおうとすると
向こうから伸びて来た手が ヒョイと取り上げる
すまない（幼少期）
ナイトメア
すまない（幼少期）
ナイトメア
ナイトメア
すまない（幼少期）
ナイトメア
すまないの目が完璧に怒っていた
ナイトメア
言いたくない 言ってはだめだ すまないに知られてはダメだ
すまない（幼少期）
すまない（幼少期）
言わなくちゃ 怖い どうしよう
ナイトメア
すまない（幼少期）
ナイトメア
そっと袖を捲る
ここ最近付けた傷で もう無事なところが無いくらいだ
すまない（幼少期）
すまないは慌てて バタバタと救急箱を取ってくると
すまない（幼少期）
と言いながら傷を消毒し 包帯を巻いてくれた
ナイトメア
すまない（幼少期）
すまない（幼少期）
すまない（幼少期）
すまない（幼少期）
すまない（幼少期）
ナイトメア
すまない（幼少期）
すまない（幼少期）
その優しい言葉に涙がこぼれる
ナイトメア
ナイトメア
すまない（幼少期）
すまない（幼少期）
すまない（幼少期）
弟には頼れない
そう思っていたけれど
私の弟は
私が思っている以上に
強かに育っていたようです
ナイトメア
ナイトメアはそう言って 微かに微笑んだ
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