霞んでいた視界が色を取り戻す。
ぼんやりしていて思考がまとまらない。
sha
いつものように重い瞼を開けると
見知らぬ部屋にいた。
ここは何処なのだろう。
昨日の記憶が朧げでどうしようもない 不安に襲われる。
本当にあの子が助けてくれたの?
zm
zm
zm
sha
sha
zm
zm
zm
探してた、?
zmは華奢な腕で俺を抱きしめる。
何処かで会ったことがあったのかな。
sha
zm
sha
小柄な身体で腕に収まってしまいそう。
自分より年下とはとても思えなかった。
そんな手で俺の頬に触れた。
sha
zm
zm
そう言ってまた優しく抱きしめる。
父とは違う優しい手で。
君のこと、何も知らないのに。
なんで優しくしてくれるの?
zm
sha
深く長い口付け。
急にzmの顔が近くなって心臓が跳ねた。
透き通った瞳に飲み込まれそうになる。
zm
zm
sha
俺、今どんな顔してる?
顔が熱い。
自分の身体じゃないみたい。
zm
zm
柔らかい笑顔を浮かべて,
zmは俺の頭を撫でる。
可愛いのはzmのほうだと思った。
小さい手も笑顔も瞳も
見惚れてしまうほどに可愛い。
逢ってすぐ口付けをされたのに
それは嫌じゃなかった。
zm
zm
zm
不安そうな表情を浮かべる君の手は
少し冷たく震えてる。
sha
sha
sha
行く宛のない俺を引いてくれたこの手は,
俺にとっては何よりも暖かかった。
sha
zm
zm
sha
パクッ
sha
sha
zm
zm
sha
zm
zm
恥ずかしながら口を開けるzmの口に
スプーンを運ぶ。
sha
zm
zm
少しだけ赤らんでいるzmの頬。
sha
sha
zm
zm
先ほどよりも赤く染まった頬が
とても愛おしい。
sha
sha
zm
こんな悪戯をするくらいに、
彼との1日は心地よかった。
zm
sha
sha
zm
sha
zm
zm
sha
そう言うと嬉しそうに微笑んだ。
出会って間もない君と、
手を繋いで身体を寄せ合う。
繋がれた手に酷く安心して,
だんだんと意識が微睡んでいく。
zm
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コメント
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椿さんの作品が大好きです! 応援しています