バスケ部

扉を開け

ガヤガヤとした教室へ足を踏み入れる

jpの席に視線を当てると

jpの隣に

朝のことがあってから

け、喧嘩……してる…？

ぐらいの関係で

そうじゃん、そのぐらいの関係じゃん

そう、自分の言葉に気付かされる

私はjpの席へ歩み寄った

rnがこちらをじっと見ていて

心配…した…って？

私の耳に顔を近づけて

と、小声で話す

rnは大きく目を開ける

etさんにとって

という言葉が妙に引っかかる

そうだ

今はjpもいる

ボソッと、

誰にも聞こえないような小声で

そう言葉に出した

jpが頬杖をつきながら

目線をrnに向ける

rnが真剣な顔つきで、顔を合わせる

ズキッ…と、

胸が痛んだ気がする

ニコッと微笑み

jpと顔を合わせる

jpは何も言えずに

口を少し開けているだけで

何故だか、胸が痛い

苦しい

それに

息が止まったような

まともに呼吸ができない

それでも、できる限り出せる声で

歯を食いしばらないと

何故だか、思ってもいない言葉が出てきそうで

最後に、意味がわからない言葉を伝え、

席にrnは戻っていった

ブブッ…ブブッ…

握っていたスマホから鼓動を感じ

スマホを開くと

『これからよろしくお願いします』

…と、一言、naさんから連絡が

と思い、聞いてみる

何かを言いかけたとこで

jpが固まる

私の手を握り、真剣な顔で

そんなこと、言われると思っていなくて

焦ってしまう

握っていた手を離す

本気にするって

あんな、真剣な目で見られたらさぁ

あんな、力強く手を握られたらさぁ

私はjpの席と身体を反対側に向け

そのまま歩く

jpから離れたところで

jpの方向を振り返る

あんな、顔赤くなってたらさぁ

何で…顔赤くなってんの…