テラーノベル
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僕は、何でこうなんだろう
本当に分からない、知りたくもない 未来に、希望なんて持ちたくない
小さい希望が、少し頑張ろうって 思わせてくる
結果なんて、言わずも分かるのに
@ 桃
本当はあの人のことを家族って、 胸を張って言ってみたい
でも、できない
昔の俺が、それを拒む
あの人の笑っている姿を見る度、 あの人の真っ白で純粋な心を、 俺が黒く塗りつぶしている気がして
あの人は俺らが居ない方が 幸せな気がして
@ 桃
@ 桃
ねぇ…神様、辛いよ、助けてよ
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 桃
自分の心に素直に、ね
@ 桃
@ 桃
@ 桃
そう言うと神様は、姿を消した 動いてなかったお湯の揺れが、 また揺れ始める
@ 桃
俺の素直な気持ち
小さい時は、俺も素直だったと思う こんなドス黒い気持ちなんか 一切無かった
俺、俺は水さんをどう思ってるの?
@ 桃
俺、俺は今、なんで苦しいの?
@ 桃
@ 桃
俺、俺は何がしたいの?
@ 桃
@ 桃
@ 桃?
@ 桃
@ 桃?
@ 桃?
誰?居ないはずなのに頭の中で 作り出している
俺の背筋が凍っていく お湯の温もりさえも感じない
肩が震えて、頬に汗が通る
@ 桃
@ 桃
…俺に幸せなんて、似合わないのか
そんな時、戸が叩かれた
@ 水 (戸越し)
@ 桃
@ 水 (戸越し)
@ 水 (戸越し)
@ 桃
気付かぬうちにお湯はどんどん 冷めて行ってて、湯船から出ていた
@ 桃
@ 水
@ 桃
@ 水
気づけば時刻は9:30 俺も眠気が襲っている状態だ
@ 桃
@ 水
@ 桃
眠気はあるのだが寝る気が起きない さっきの奇妙な出来事が、 頭から離れなかった
幻覚で、幻聴なのは間違いない …だけど、脳が現実と錯覚する
@ 水
@ 水
@ 桃
@ 水
@ 水
@ 水
@ 桃
恐る恐る飲んでみると 水さん通りとても美味しかった
暖かくて、ポカポカしている 湯気さえにも安心した
@ 水
@ 桃
美味しくてゴクゴク飲んでいたら 気づけばコップの中は空っぽ
まだ飲みたい欲を抑え、 空いたコップを机の上に戻した
@ 水
@ 桃
@ 水
水さんはそう言うと、立って キッチンに戻って行った
@ 桃
あの人の幸せって、何なんだろう…
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