テラーノベル
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授業が終わって、昼休み
いつものように立ち上がりかけて、ハッとする
けれどやはり立ち上がって、教室の外に出る
誰かの視線を感じた気もするが、どうせ俺が姫川さんをいじめたと思っている奴らだろう、と無視した
姫川 愛飴
教室を出て俺が向かったのは校舎裏の草が生い茂った場所
木や草が大量に生えていて、夏の暑い日でもそれなりに涼しい
流石に室内には敵わないけど
sha
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ビックリして声のした方を振り向くと、そこに居たのは
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ロボロだった
sha
sha
心臓がまだバクバクと鳴っている
何ならさっき若干涙出てきた
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sha
sha
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ロボロはキョロキョロと辺りを見回してから俺の方へ歩いてきた
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sha
「それは確かに」と言って笑うロボロが彼奴だとは未だに信じ難い
それなりに長い時間を過ごしてきたが、マジで別人
俺の知ってる彼奴はサイコパスで、人が苦しんでるの見て興奮したり喜んだりしたりするような奴
対してロボロは心なくてサイコパスで、わりと意地悪で...
...ん?いや似てるか
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sha
変なところで勘が鋭いのもそっくり...
何で気付かなかったんやろ?
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そう言ってロボロは俺の横に腰を下ろした
弁当の包みを手際よく開き、手を合わせる
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呆れたと言わんばかりの表情に俺は素っ気なく「別に、」と返した
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小学生がやるような食事の挨拶のやらせ方に若干イラッとしたが、素直に手を合わせる
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sha
速攻ご飯を食べ始めるロボロの頬はハムスターみたいに膨れ上がっていた
sha
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sha
そりゃそうか、と思いつつ俺もご飯を口に運ぶ
流石にマブダチとか言われてただけはあって、大抵は何言ってるのかわかる
今はご飯食べてる言うてたな
食欲が湧かなくて、お弁当の半分くらい食べたところで閉じる
その様子を見ていたロボロが
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sha
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sha
若干呆れつつ、聞き取りづらかったのでやめてもらう
ごくんと口の中にあるものを飲みこんで、ロボロは急に真面目な顔付きになった
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sha
何や急に真面目な顔になったと思ったら…
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お弁当箱を包み直して、ロボロは立ち上がった
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そう言って立ち去ろうとするロボロを呼び止めて一つだけ質問する
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sha
そう、俺が聞いたのは何故俺と話すのかということ
別に深い意味があっったわけじゃない
ただ単に気になったから、それだけだ
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悩んだ様子でいたロボロが、小さな声で呟いた
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罪滅ぼし
それは、昔俺をいじめたことを指しているのだろうか
胸の奥がちくりと痛んだ気がした
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そうロボロが小さく呟いた声は、俺には聞こえなかった
sha
sha
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軽く返事をしてロボロは走り去っていった
放課後、誰もいない教室で俺はある人を待っていた
壁に軽くよしかかりながら本を読んでいると、教室のドアがガラガラと音を立てて開き、その先から待っていた人が入ってきた
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そういう彼奴に俺は素っ気なく「別に」と返す
?
?
特徴的な喋り方をしながら俺に近付いてくる
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だいたいは
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疑るような視線で俺を見る
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くるりと背を向けて教室を出ていく
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姫川 ??
コメント
4件
rbrさん..⁉︎昔いじめてた事明かす時は多分shaさんの味方でしたよね...⁉︎⁉︎😢😢👊なのに姫川さんと、どうしちゃったんだい〜‼︎😖😖💕味方である事を私は願ってますぜ...☹️☹️今回も好きすぎました..‼︎続き待ってます‼︎🥹💓