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【注意】

1話からご覧ください

諸注意も1話から書いてありますので 確認をお願いします。

それではどうぞ

照に全てを話してもらった。

その事を伝えるべく、俺は楽屋に 戻ってきた。

照は疲れているだろうから、とりあえず 今日は家で休ませてきた。

Tatsuya

……照は、そう話してくれた。

Ren

そんな、ことが、

Ryohei

……そうだったんだ。

Koji

……3人とも辛かったんやな、

Raul

優しさが要らないなんて、

Raul

しょっぴーが言うとか信じられないけど……本当なんだね。

Tatsuya

……じゃあ、次は舘さんだな。

あともう一人、あの時に翔太と接した のは舘さんもだった。

Koji

でもどこに居るん?

Ryohei

普通に考えてみれば舘さんの家だけど……。

Tatsuya

居ない可能性も無くはないな。

Raul

……俺、舘さんも心配なんだけどさ……、

と、ラウールはとある事を言った。

Raul

佐久間くんも、心配なんだけど、

Tatsuya

……だな、

Tatsuya

それは俺も思う。

Ryohei

でも、あんな状態の佐久間に俺達が会って良いのかって言う問題があるんだよね。

Ren

また怒らせちゃいそうで怖いな、

Raul

怖いけどっ、

Raul

でも俺達と一緒で佐久間くんも辛いのは確かなんだしさ……。

Koji

……じゃあ俺、さっくんの所行ってみるわ。

Tatsuya

……大丈夫か?

Koji

うん。

Raul

俺も行く!

Koji

ラウ……。

Raul

俺から言い始めたんだし、佐久間くんに会いたいから。

Ryohei

……じゃあ俺、舘さんの家行ってみる。

Tatsuya

……俺も行くか。

Tatsuya

めめはどうする?

めめは先程から俯いていて、元気は無い。

俺が声を掛けると、何かを決心したのか こちらを向いてこう言った。

Ren

……俺は、しょっぴーの家に行く。

Tatsuya

……翔太の家?

Ren

うん。

Koji

ええんかな、しょっぴー出てくれるやろか……。

Ren

優しさが要らないって聞いた時、正直悲しかった。

Ren

でも、しょっぴーは心のどこかで助けを求めてるんじゃないかって思ってる。

Ren

……だから、見に行く。

Ren

出てくれなくても、俺は早くしょっぴーを助けたい。

そう言う彼の瞳は真っ直ぐだった。

Tatsuya

……分かった。

Tatsuya

じゃあこの5人のメールグループ作っておくから、

Tatsuya

何かあったらそこに連絡して。

Raul

分かった。

Koji

了解やで。

Ren

うん。

Ryohei

……じゃあ、行こっか。

翔太の家のキッチンに来た。

小さい鍋を用意して、まな板の上に 具材を置く。

Ryota

(ネギ切って……ワカメ入れて、)

味噌汁を作っている時、ふと翔太を 見てみる。

Ryota

……ど、どうしたの?

翔太は俺の事をじっと見つめていた。

Shota

……一人になると、泣きそうだから、

Shota

涼太見てないと、しんどい。

Ryota

……そっか。

Ryota

すぐ出来るから待っててね。

Shota

……ん、

あの翔太がそんな事を言うなんて、相当 心が限界なんだろうなと思った。

俺は少し料理のスピードを上げて、 出来上がった温かい味噌汁を運ぶ。

Ryota

お待たせ、出来たよ。

Shota

……ありがとう。

彼は箸を持って、口へ運んでいく。

……すると。

Shota

……ぐす、

Ryota

えっ、

涙がぽろ、と流れ落ちた。

Ryota

だ、大丈夫……?

Shota

っごめ、ん、

Shota

やっぱ……泣いちゃうわ、

Ryota

翔太……。

それでも彼は泣きながら味噌汁を 胃に入れていくのだった。

Ryota

ほら、ゆっくり食べな。

Ryota

涙で顔ぐちゃぐちゃだよ?

Shota

さめちゃうじゃん、

Ryota

冷めてても味噌汁は美味しいから。

Ryota

ほら落ち着いて。

俺は翔太にティッシュを渡す。

Shota

……いま、おれ……おかしいかも、

Shota

なにされても、涙でる、

Ryota

……辛い時はそうなっちゃうんだよ。

Ryota

涙は辛い事を流してくれるからね。

Ryota

悪い事じゃないんだよ。

Shota

……うん、

……と、その時だった。

ピンポーン

Shota

!、

家のチャイムが鳴った。

Ryota

翔太何か頼んだ?

Shota

……や、特に、

Ryota

……俺出てくるね。

Shota

……ん、

Ryota

はーい。

ドアノブを捻り、扉を開けたそこには。

Ren

……え、

Ryota

は、え、なん、何で……、

メンバーの目黒がいた。

Ren

だ、舘……さん、?

Ryota

……。

Ren

……何、してるの……?

Ryota

……翔太と少し話を、ね。

Ren

……俺も、お邪魔して良いですか。

Ryota

……。

あの翔太に、他のメンバーを会わせても 良いのだろうか。

Ryota

……ごめん、ちょっと待って。

Ryota

翔太?

Shota

……おかえり、誰だったの?

Ryota

……目黒。

Shota

……は?

Ryota

翔太に会いに来たんだと思う。

Shota

……、

Ryota

上げちゃって良い?

翔太は少し考え、こう言った。

Shota

……外、寒いだろうし……良いよ。

Ryota

……分かった。

翔太くんの家に来た時、出てきたのが 舘さんだとは思いもしなかったが、 とりあえず中に入れてくれた。

Ren

お邪魔、します、

リビングに向かえば、そこには 会いたくても会えなかった翔太くんが居た。

Ren

……翔太くん、

Shota

……久しぶり、だな、

Ren

……そ、そう、だね、

彼と何を話せば良いか分からなくて ぎこちなくなってしまう。

Ren

……。

Ryota

……目黒はどうしてここに?

Ren

……、

真実を話せば、翔太くんはどう思う?

優しさは要らないと、また拒絶 するのだろうか。

Ren

……っ、

Ren

俺、は、

……いや、俺は翔太くんを救うと 決めたんだ。

拒絶されても、俺は翔太くんを 受け入れる。

Ren

……実は、聞いたんだ。

Ren

ふっかさんが岩本くんの所に行って今の事情を聞いてくれたから。

Shota

!!、

Ren

……ずっと、知りたかった。

Ren

俺達は、何も知らないまま不安に押しつぶされて、

Ren

このまま……どうなっちゃうんだろうって。

Shota

……聞いて、どう思った。

Ren

……え?

Shota

俺は皆を拒絶したんだ。

Shota

優しさが要らないって聞いたんだろ。

Ren

……うん。

Shota

言った時、全てが終わった音が聞こえた。

Shota

もうこのまま、一人になるんだろうなって。

Shota

……言った時の、照の顔が忘れられないから。

Ren

……、

Shota

俺の事嫌いになったか。

Shota

失望したか。

Ren

……正直、悲しかった。

Ren

それは俺だけじゃない、他の皆もそう思ったと思う。

Shota

だろ?

Shota

俺なんてSnowManに居なくたって変わんねぇんだよ。

Shota

最近、康二がメインボーカルやるようになったし。

Shota

ダンスだって、めめとか舘さんの方が上手いじゃん。

Ryota

……翔太、それは、

Ren

違うよ。

Shota

何が違うの?

Shota

正しい事でしょ。

Ren

俺も、舘さんも、他の皆も翔太くんのこと待ってるんだよ。

Ren

翔太くんは知らないかもしれないけど、

Ren

佐久間くんと岩本くんがそれで喧嘩してるんだよ。

Shota

……は?

Shota

なに、喧嘩って……。

Ryota

……。

やっぱり、舘さんは翔太くんの事を 気遣って言わなかったんだろう。

Ren

……喧嘩っていうか、佐久間くんが怒ったんだよ。

Ren

翔太くんが急に活動休止するなんて有り得ないって。

Shota

……そう、なの……?

翔太くんは舘さんを見る。

Ryota

詳しくは分からないけど、そうだよ。

Shota

……なに、してんの、アイツら……。

Ren

翔太くんの事が心配だから起こった出来事なんだと思う。

Ren

さっきも言ったでしょ。

Ren

岩本くんと舘さん以外の、俺達が何も知らなかったから不安だったって。

Ren

俺達は、急に翔太くんが居なくなってビックリしたんだよ。

Ren

それだけ、心配だったんだよ。

Shota

……、

Ren

翔太くんが居ないと、あのグループはSnowManじゃない。

Ren

SnowManに翔太くんが必要なんだよ。

Shota

居ても……良いの……?

Shota

俺なんかが、

Ren

俺達は、翔太くんの歌声が聴きたいよ。

Ren

ダンス、一緒に踊りたいよ。

Shota

……めめ、

……言う事は全部言ったつもりだ。

全て言い終えた時、翔太くんを見れば 一筋の涙が流れていた。

Ren

……迎えに来たよ。

Shota

っ、

Ren

帰ってきてくれる?

Shota

うんっ……、

Shota

ありがとう、

Ryota

……今日は休もうか。

Ryota

また明日、楽屋行こう?

Shota

うん、

Ren

(……良かった。)

Ren

(俺が言った事、無駄じゃなかった。)

憂鬱にさようならを

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