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そんなある日
私は
補聴器を手に入れた
原口美雨
おはよう平太
埴田平太
埴田平太
！
埴田平太
おはよう美雨
平太のイケボが聴こえる…！
自分の声も
前のように綺麗には聞こえない
けれど
確かに、聴こえる
埴田平太
あっ…
埴田平太
美雨、補聴器したんだ！
原口美雨
うん
原口美雨
だから
原口美雨
あんたの言ってること
原口美雨
全部聞こえるからね！
埴田平太
え〜！
埴田平太
ヤダ〜！
やはり声が聞こえると
「話している」という
実感が湧いてくる
それが
私は
嬉しかった
続く
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