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夜って、 少し苦手だ
静かだから
考えなくていいことまで、 考えちゃうから
mf
屋上のフェンスにもたれながら、 小さく息を吐く
白くなったそれが、 すぐ夜に溶けていった
jp
後ろから聞こえた声に、 肩が揺れる
mf
振り返ると、 コンビニ袋を持ったじゃっぴが立っていた
jp
mf
jp
当たり前みたいに渡されて、 なんか悔しくてなる
mf
缶を受け取ると、 まだ少し温かかった
jp
mf
じゃっぴは、俺の隣に座る
変に喋らなくても平気な時間が、 心地よかった
jp
mf
空を見る
黒い空に、 無数の小さな光が浮かんでた
mf
jp
mf
jp
mf
ふは、って笑い声
その声を聞くだけで、 少し安心する自分がいる
jp
jp
mf
jp
mf
jp
その言葉に、 なんとなく胸がざわついた
"もう無いのに、届く"
それが、 妙に頭に残る
mf
jp
mf
mf
言ったあと、 少しだけ後悔した
でも、 じゃっぴは笑わなかった
jp
mf
jp
夜風が吹く
少し冷えた指先に、 缶の温度がじんわり残ってた
jp
mf
jp
jp
jp
その声が優しすぎて、 苦しくなる
mf
jp
mf
じゃっぴは困ったみたいに笑った
その横顔を見て、 思う
この人の隣、 落ち着くなって
jp
mf
jp
その一言だけで、 泣きそうになるから困る
mf
jp
ずるい
ほんとに
俺が隠したいこと、 じゃっぴは簡単に見つける
mf
jp
そう言いながら、 じゃっぴは少しだけ俺の方に肩を寄せた
その温度に、 胸がぎゅってなる
夜空の星が、 滲んで見えた