ミスターバナナ
………
ミスター銀さん
あ…あの…
ミスターバナナ
ん?お前は…
ミスター銀さん
え…?
ミスター銀さん
ええっと……
ミスターバナナ
その耳飾り
ミスターバナナ
ああ、あの時の戦争孤児か
ミスター銀さん
天使様?
ミスターバナナ
もしかして覚えてないのか?
ミスター銀さん
あ…なんかトラウマ?ってやつで当時の記憶無いみたいで
ミスター銀さん
なんか…すみません
ミスターバナナ
それは、大変だな
ミスター銀さん
あ、でも、それで、二度とそんなことは起こさせないぞって
ミスター銀さん
今の自分の原動力になってるから…悪くはないかなとも…
ミスターバナナ
思い出せないなら…せめて
ミスターバナナ
…これ、返すぞ
ミスター銀さん
……そのイヤリング、いつの間にか片方だけなくなってたから
ミスター銀さん
失くしたって思ってた…ありがとう!
ミスターバナナ
…少しは、思い出せたか?
ミスター銀さん
…なんとなく、かな
ミスター銀さん
お兄さんが助けてくれたっていうのはぼんやりだけど憶えてる
ミスター銀さん
確か天使って歳が変わらないって…神父様が言ってたから
ミスター銀さん
あのお兄さんは貴方のことだと思う…
ミスターバナナ
………
ミスター銀さん
どうしたんだ?もしかして顔になにかついて…
......ちゅ
ミスター銀さん
え…あ……⁉え?
ミスターバナナ
あ…すまない…懐かしい感じがして…
ミスターバナナ
じゃ…じゃあ…僕はこれで
ミスター銀さん
…あ…あの
ミスター銀さん
か、加護なら…いつでも受け付けてますから
ミスター銀さん
だから…また来て欲しい!
ミスターバナナ
あ…ああ、もちろんだ、また来させてもらう
ミスター銀さん
最後に…名前…
ミスターバナナ
ミスターバナナだ







