月と太陽

赤が、、赤が倒れた、

くやしい、

分かってたのに、、確信が無くても休ませるべきだった、

そのくやしさを一旦押し殺し、冷静になる、

ストレス、と言った瞬間、全員が納得した、 何となく勘づいてはいたのだろう、

そっと体を浮かせ、ふわふわなソファーに乗せた

その時に頭の後ろの方が腫れてるのが分かった

倒れた時にぶつけたのだろう

でも、それ以前に気になった、

...どうせご飯食べてないんだろうな

そう、後輩達に声を掛け、赤をおんぶしてエレベーターに乗った

目を開けたら、たくさんの管が体に繋がれていた

そっか、、俺、倒れもんね、

仕方ないかぁ...

悲しげな顔をして出て行った

何とか体を起こし、窓の外を見た

真っ暗な空間に建物の灯りが綺麗に輝く

1度体を起こしてしまえば簡単だった、

俺はこっそり病室から抜け出した