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コメント
17件
ソ連、、 本格的に精神崩壊しちゃいました、、??????
ソ連!!!壊れてもたぁ、、、 確かに聴覚から忘れるのはそうかもな従兄弟の声忘れるし そしてこの作品好き好き大好き
ソ連の気持ちがころころ変わる感じ現実味があって凄い…!!声ってすぐに忘れちゃうんですね…!😢好きだからこそ深く考えすぎて気持ちが空振っちゃってる感じが辛いし凄い…!😭😭 え!!!!✨✨もし良かったらやりたいです!!!💖😭えんそ様とおしゃべりできるって事ですか…?!?!💕🫢嬉しすぎます!!☺️💖おまえさんと話したくない!って思われてたら遠慮なく追い出してくださいね!!✨💕図々しくてごめんなさい…!😞
朝。
いつも通り起きて、いつも通りナチスを起こして、 いつも通り朝食を作り食べて食べさせ、 ....何も変わらないまま、日がどんどん過ぎてゆく。
変わっているのは変わっているのかもしれないけど、 毎日毎日一緒だから、...多分、変化に気づくことはない。 例えば、バケツがそこにあったとするだろ。 自分が毎日それを見ることとして、誰かが毎日1mlずつ水を足していくものとする。 毎日見ていたら違いにわからないけど、最初のバケツとnカ月後だけをみたら、水が増えているのに確実に気が付くと思う。 まあ、...そういうこと。
ソビエト
介護が必要に”させた”のはя本人なわけだし。
ソビエト
ナチスの方を見やる。 四肢無しにただ椅子に座っている不格好な彼を、あまり直視できなくなってきた。 流石に、...カワイソウである。
ソビエト
ソビエト
戦地に行かされた時は義足を作っていた時期があった。 そんな長期間作り続けたとか数作ったとかそういうわけじゃないので覚えているか、作り方も正しいか不安だが、...まあ、大丈夫だろう。
ソビエト
家の裏から定規と木材、カッターを持ってきて、 いざ制作を開始してみる。
ソビエト
こんなことをしたのは本当に久しぶりだし、 ...戦地の凄惨で苦痛だった記憶が鮮明に掘り返されて少し惨めな気持ちにもなる。
それはそうと、....義足を付けて、付けるだけなら意味がないよな。 口や顔を動かすことも出来るから足の付け根くらいは動かせると信じているが、....だめだったらどうしよう。
ソビエト
いつもどおり反応はない。 だけど、яは話を続ける。
ソビエト
小さくぱたぱた上下へ動かしてくれるのを願っていたが、 反応が無いまま沈黙が流れた。
ソビエト
「そっか」とも近いといえる言い方でяはそう呟き、 また手元へと視線を戻した。
正直、返りの無い言葉を淡々と言い続けるというのは苦しい。 それに加え、人とも会わなくなったから、...ヒトの声を聞かずに長期間正気で生活を続けられるかって言ったら、...わからない。
うすうすяもおかしくなってきているというのは承知している。 だけど、.....
ソビエト
勿論、君と一緒に。
ふと、視線を君へと移す。 君は相変わらず死んだ顔で虚空を見ている。 今だけは、...感傷に浸っているのか、そんな顔さえも愛おしく思えるけど。
口もあけれるなら、嗚咽でも何でもいいから声を出してくれればいいのに。 яは、君の声が、好きで―――――――
ソビエト
汗が肌を伝う感触が冷淡に脳へと運ばれる。 今のяはひどい顔をしているだろう。
どこかで、聞いたことがあるんだけど。
人が五感を忘れるときは、聴覚の次に視覚、視覚の次に触覚、そしてその次に味覚、最期に嗅覚、の順番だそうだ。
.....視覚は大丈夫だ。君のことは毎日見ている。 触覚も大丈夫だ。毎日君に触れている。 味覚だって大丈夫。ちょっと気持ち悪いけど、君の指を少し舐めればすぐにわかることだ。 嗅覚も然り。今すぐに君を抱きしめて君の胸にяの頭を押し込み思い切り空気を吸えばяの頭の中は一瞬にして君の香りで包まれるだろう。
聴覚、は、......
更に一滴、二滴、と汗が伝う。 心なしか手にも汗がにじむ。
制作途中だった義足をゴトンと床に置く。 それは手が滑って落としているようにも見えた。
キミの声って、.... ___どんなだっけ。
яはおもむろにその場に立ち上がり、 床に置かれた義足という名の木材を見下ろす。
ソビエト
яはソレを思い切り足で踏みつけた。
ソビエト
努力も何も、全てを砕いて忘れるように。 全てを水の泡にしてあっという間に消し去る様に。
ソビエト
ソビエト
全ての主導権をяに預けてればいい。
君のすべてを、....яが握っていれば、 яはそれだけで✘✘もできる。
君の真っ黒な目から発する、氷点下の冷たさの視線がяの背中に刺さる。 ...刺さる、感覚がした。
яは”それ”を口に出せなかった。 ナチの方を振り向きもしなかった。
ソビエト
яは人生全てに疲れ切ったような挙動で、 床を片付け始めた。
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主