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星川○○
星川○○
すっ
星川○○
緑壱は○○に手を伸ばし
頬に触れた
継国緑壱
継国緑壱
俺は無自覚に涙を流していた
星川○○
継国緑壱
すっ
○○の頬から手を離し
緑壱は黒死牟の方を向いた
星川○○
黒死牟(私は己の予期せぬ動揺に
黒死牟(困惑した
黒死牟(殺せねばならぬ
黒死牟(人であった頃の肉の片割れを
黒死牟(全盛期を過ぎ脆い肉体の老人を
黒死牟(奴が鬼狩りである限り
黒死牟(刃を向けてくる者は
黒死牟(一刀両断にせねばならぬ
黒死牟(しかしこの奇妙な感傷も
黒死牟(次の瞬間には
黒死牟(吹き飛ぶことになる
星川○○
黒死牟(両肩に岩を乗せられたが如く
黒死牟(威圧感で空気の重さが増した
黒死牟(構えには1分の隙もない
継国緑壱
何故だろうこんな時でも
緑壱の刀が綺麗だと思ってしまう
緑壱の剣術が綺麗だと思ってしまう
ゴパ
黒死牟(何故いつもお前が
黒死牟(お前だけがいつもいつも
黒死牟(特別なのか
黒死牟(痣者であるというのに
黒死牟(生き永らえ
黒死牟(その老骨で振るう技は
黒死牟(全盛期と変わらぬ速さ
黒死牟(そして威力
黒死牟(鮮やかに記憶が蘇る
黒死牟(60年前の怨毒の日々
黒死牟(骨まで焼き尽くすような嫉妬心
黒死牟(お前だけがこの世の理の
黒死牟(外側にいる
黒死牟(神々の寵愛を一身に
黒死牟(受けて生きている