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お久しぶりです 結構時間空いちゃったけど神作すぎました、🥲✨ ぶくしつです.ᐟ.ᐟ
最高すぎました😭💞
わぁぁぁぁぁぁぁ めっちゃ気になるぅぅぅぅ 最高です(´;ω;`)
思いつき桃赤
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長くなった
出会った場所は屋上だった
毎日が退屈で
終わりが来るのをただ待っていた日々に
突然、君が現れた
桃
屋上でただ1人、空を見る時間が好き
何も考えずに済むから
赤
赤
桃
桃
君は学校で1番人気のモテ男
周りには常に人がいる
楽しそうでキラキラしている
俺とは別世界の人間だ
でも君はよく俺に話しかけてきた
そして屋上にもよく遊びにきた
気づいたら仲良くなっていた
桃
桃
赤
桃
桃
桃
赤
桃
赤
何気ない会話も俺にとっては幸せだった
俺からは話しかけたことがない
いつもあっちから来てくれる
だから、今日こそは俺から行こうとした
もぶ
桃
やっぱり大勢の人に囲まれている
あんなところに割り込む勇気などない
桃
桃
もぶ
桃
赤
帰ろうと後ろを向いた時
いつの間にか桃くんがいた
桃
赤
桃
赤
なんて突然言うから俺の顔は真っ赤に
桃
赤
赤
君は気づかない
でも
桃
桃
赤
優しいから
その優しさは俺にだけじゃない
桃
桃
もぶ
俺にだけ優しかったらいいのに、
なんて我儘だろうか
桃くんが全世界の人みんな嫌って
俺にだけ特別扱いしてくれればいいのに
赤
いつからだろう、 こんな感情を抱いたのは
友達以上の関係を求めてしまっていた
桃
赤
前までは普通に返せた挨拶も
桃
桃
赤
桃
赤
隣に座って会話をすることも
全ての行動に照れてしまう
俺だけこんな態度でなんだか恥ずかしい
勘違いするな
だって、桃くんは誰にだって ああいう態度をとっている
赤
毎日自分に言い聞かせる
平常心を保たないと
きっとこの恋は実らないんだから
終わった時悲しくならないように
このままの関係でも幸せだから
ずっと噂でしか見たことがなかった
いつも1人な子
誰とも仲良くならない
冷たい
怖い
みんながそう言っていた
きっとただの噂だ
今までも喋ってみたら案外良い奴だった
そんな人ばっかりだったから
俺は少しの好奇心で話しかけた
いつも屋上にいる彼を
やっぱり喋ってみたら噂とは違った
普通に笑ったり怒ったり
いたずらしてきたり優しくしてきたり
喋ってみてよかったと思えた
いつしか赤を目でよく追うようになった
桃
赤を見つけたら嬉しくなって
すぐに話しかけに行っちゃう
可愛くて可愛くて
ずっと赤と居たいと願った
赤の笑ったところは俺しか知らない
みんなにとってこのまま赤は 噂通りの人間であって欲しい
誰とも話さないで
誰に対しても無関心で
でも俺だけを知っていて
俺にだけ笑っていて欲しい
そう思う俺はおかしいのだろうか
でも大丈夫だと信じていた
だっていま赤1人だもん
そう思っていたのに、
黄
赤
赤
黄
いつも通り屋上に行くと 見知らぬ金髪男がいた
赤とイチャイチャしてるし、何者だ
桃
赤
赤
桃
赤
赤にいたんだ…いやいるか
でもこいつ初めて見た…
黄
黄
黄
赤
黄
赤
黄
赤
赤
黄
犬みたいにしゅんってしてかわいい
でも幼なじみとは言え距離が 近いの許せないな、
てか俺完全に空気だし
あぁ、いなくなって欲しい
黄
黄
桃
赤
黄
黄
赤
いまの顔かわいい
安心したような微笑む顔すごくかわいい
黄
赤
赤
黄
黄ちゃん
ちゃん呼びいいな、特別感あって
てかこいつずっといるじゃん
俺だけの赤だったのに
赤
黄
黄
赤
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
やっぱりかわいい
黄
黄
桃
桃
赤
顔を覆いながら笑いを堪える 赤が可愛くて
先程の赤とのやり取りの 余韻を浸っていると
突然金髪男にとあることを言われた
黄
黄
桃
突然の爆弾発言にフリーズしてしまう
認めるか誤魔化すか悩んでいると 目の前の奴が笑う
黄
黄
桃
黄
黄
黄は口元を手で隠しながら 俺を嘲笑うかのように
黄
黄
黄
なんてグチグチと言われた
こんな奴の言葉なんか聞く必要ない
そう思いたくても、
赤に夢中だった俺の心は 受け入れてしまった
桃
俺みたいな人、赤苦手そうだもんな
そういえば、前距離取られたし
いつもなら普通に返してくれる挨拶も
隣に座っても気にせず話を続けたことも
俺が苦手だから
距離をとるようになったんだ
それなら、気をつけないと
赤
放課後、俺は今日も屋上にいた
黄ちゃんは休んでいた分の 補習に追われていた
そろそろ彼が来るかな、 そう思ってドアの前に立った
この前は隠れて脅かしたけど 今日はいきなり脅かしてやる
桃くんの驚く姿を想像しながら 待っていた
赤
数分経っても桃くんは来なかった
立っているのに疲れてその場に寝転ぶ
明るかった空が暗くなってきた
結局、完全下校時間になっても 桃くんは現れず
学校に閉じ込められる前に 俺は校舎を出た
また前の日々のようにつまらなくなった
まぁ、黄ちゃんがいるけど
なにか物足りない
桃くんを最近見かけない
赤
赤
黄
赤
黄
黄
赤
人生で初めて学校をサボった
なんか学校に行く気になれず、 本来なら降りなきゃいけない駅を 通り過ぎて
見知らぬ町の河川敷に 寝転がっている
桃
自分でもびっくりしている
いままで真面目に誰とでも仲良く優しくするように生きてきた
赤不足でおかしくなったんだろう
赤いま何してんだろ~、
あ~、赤に会いたい
桃
赤
桃
突然背後から聞き覚えのある声が聞こえ
振り返ると会いたいと 望んでいた相手がいた
赤
桃
赤
よく見ると赤の足元には 赤みたいなかわいいわんこがいた
桃
赤
桃
赤
赤
桃
桃
赤
赤
そう言ってすりすりして持ち上げる
わんこも嬉しそうにご主人に すりすりしている
赤
赤
話が戻され、どう答えようか考える
怪しまれないように、自然に
面白く…
桃
桃
赤
お、ウケた
赤
桃
赤
桃
桃
赤
いまここで色々聞かれたら 嫌だな
桃
赤
桃
赤
赤に聞きたいこと、 話したいことあったけど
これでいいんだ
気分転換にわんことお散歩した
嬉しそうにいつもより倍のスピードで 走るつーちゃんに振り回された
赤
はふっ、はふっ、!
赤
いつものコースと全然違う道を走らされ
気づいたら知らない街に
赤
そう言って歩こうとするとぼそっと声が聞こえた
赤
周りをきょろきょろ見ていると 誰かが寝転がっていた
近づくと、俺の名前が聞こえ 思わず声を漏らす
すると勢いよくその人が振り返った
そして、
赤
まさかの桃くんだった
なんだか嬉しかった
チャンスだと思った
久しぶりにこうやって話せて
だから、聞こうとした
俺の事嫌いになったの?
なんで最近屋上に来なくなったの?
でも怖くて聞けたもんじゃない
もし今までの関係が無くなったら
そしたら本当にもう桃くんと 話せなくなる
だから、帰っていく桃くんを 引き止めることができなかった
ばいばいしたくなかったけど、
これでいいんだ
続かない