マネキンだった俺は

〜注意〜 通話(｀･д･)めっ！ ご本人様とは一切関係ありません！

白side

ここは大手企業のファッション会社

今日はこの会場で、お偉いさんのための衣装を飾るとのこと

俺たちはここの社員で

自分で言うのもなんだが、なかなかの位に位置する

とは言っても、お古なだけあって

綺麗なものがなかなかない

あれ、これなんやろ

すごく綺麗なマネキン… 透き通ったピンクの瞳にサラサラとした髪 なぜお古コーナーに置かれているのか分からないほど、新品同様に輝いていた

俺はできるだけ丁寧に持ち上げた

ここにあるなら、どこかが不自由になっているのかもしれない

これが壊れたら終わりだ

ｽﾙｯ ｼﾞｰｰ ｶﾁｬ

桃side

俺はマネキン 意志を持っている

まぁ、簡単に言うと妖怪みたいなものだ

俺はこの会社ができた時、記念に作られた

でも今じゃ、倉庫で数年過ごしてる

ここに置いてあるマネキンはみな、数日後処分されるらしい

初め聞いた時はびっくりしたが、数年間この中でずっとすごしてきた日々よりはマシかも、と考えた

ガチャ

もぉぉびっくりしたぁ、！ 人間の姿を見るのはいつぶりだろう

ここは誰も来ないからな

※彼(ないこさん)は、自分がどれほど美しいか知りません

何こいつ！俺の事掴んでんですけど！

あ、俺が選ばれたの!?

でかい会場だな

え！？待ってあいつ女性物持ってきたぞ！？

あっという間に着せられた…

可愛い…か

久しぶりに言われたなぁ、w

どうやらイベントは終わったらしい

久しぶりの外、楽しかったなぁ…

え、何

あいつめっちゃ見てくるんだけど…

え？

何言ってるのこいつ、頭おかしいんじゃないの？

え、マジか

え、マジで来ちゃったよ

えそうなの？

だから急に掴むなびっくりする

ﾄｻｯ

え、なんでベッド来てんの？

はっ、ちょ…太もも触んな…！///

うわぁぁぁ!?///

何こいつマネキンにM字開脚させてんの！？/////

は、？

いや、無理に決まってるでしょ

は？おい、やめ

ひゃぁっ!?///

んぁ、♡///ちょ…/////

あっあっ、♡/////やだ…///

!!?

や…や…

…あれ、？

う、動いてるｯｯ!?✨

彼はとてもびっくりしている様子

そりゃそうだ、人形が動いたんだもん

数年後…

あれから俺は、普通の人間として生きている

そして、メンバーを集め歌い手グループを結成した

会社を設立し、今は社長として3つのグループの代表でもある

他メンバーも、ファッション会社に就職していたが

今や株式会社VOISINGの固定メンバーだ

…え？俺としょーちゃんの関係はどうなったかって？

それは…

…まぁ、はい こんな感じです

俺今すっごく…

幸せだ！

マネキンだった俺は ❦ℯꫛᎴ❧

ちなみに、人間化の理由は…

展示会中

不審しy((ゲフンゲフン 天才魔法使いが現れていた☆

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