傷が完治したナキは私とその後、特訓をした。 ナキほ身体能力は''巫女''へとなる前より遥かに上回っていた
そんな事よりも…
ナキと一緒に居られるのが今は何よりも嬉しかった。 あの日から家には帰っていない
別に村の人なんかどうだって良いんだ。
ナキのことを疫病神なんて呼び方するやつらなんてどうだって良い。 今はナキと居たい そう思った。
ボォォォォォォ!
ナキ
凄い!こんな魔法も使えるの!?
ミオ
ふふん
ミオ
まぁね!
グォォォォォ! うわぁぁぁぁぁ! 誰か!助けて!
ナキ
!?
ミオ
誰かが怪物に襲われてる!?
ナキ
…ッッ
ミオ
ナキ行こう!
ナキ
えっ…うん!
ナキ
(この幼い声…まさかね)
怪物
ガァァァァァァァ!
ウリ
いやぁぁぁ!
ミオ
はぁぁ!
ナキ
ふん!
ドドドド!
ウリ
…あ……
ミオ
君…ウリ君!?
ウリ
あ!?ミオちゃん!?
ウリ
何でここに…?
ミオ
あー…えっとぉ…そのぉ…
ナキ
…
ウリ
あ…巫女さん…?
ナキ
ッ…
ウリ
その…この前はごめんなさい!
ナキ
え…?
ミオ
どういうこと?
ミオ
だから怪我してたのか…
ウリ
だから僕、謝りに来たの
ナキ
…
ウリ
この前も、以前助けてもらったお礼をしたくて…
ミオ
それで来たのね
ナキ
もう良いよ
ナキ
私は嫌われても仕方ない
ミオ
ナキ…
ウリ
じゃあ僕…それじゃ
ミオ
気をつけてねー!
ナキ
…
ミオ
ナキ…
ナキ
私は…あの子に嫌われなきゃいけない…
ミオ
え!?何で…?
ナキ
あの子を見ると思い出すんだ。あの頃を…
ミオ
あ…
ナキ
もう巫女はつくりたくないんだ…
ナキ
もう…私の代で終わらせたい
ナキ
だから…大切な存在を作りたくなかった…
ミオ
だから私も避けて…
ナキ
うん
ミオ
大丈夫!
ナキ
え?
ミオ
全部終わらせていっぱい作ろ!
ミオ
大切な存在を
ナキ
ッッ……ありがとう