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鬱蒼と茂る森の中
ぽつんと小さな小屋がある
ガ
小屋の中に入るガッチマン
だが、誰もいない
ガ
レトさんが禁忌をおかして交わった 人間が死んで数百年
おれたち妖狐は 耳と尻尾を見えなくする術を覚え 人間に紛れて生活している
ただ一人、レトさんを除いては…
ガ
最初は毎日のように レトさんのところへ足を運んだ
じゃなきゃレトさんが この世からいなくなる気がして…
でも、違った
おれがそう思ってるのを 感付いたのか
『キヨくんがおれの中で 生きてるんだもん。 おれは大丈夫だよ』
そう言って笑ってた…
あの時…
禁忌をおかし火刑にされた妖狐の話で
『人間ごときに何故』と言っていたのに
こうも考えを変えさせたのは 一体何なのだろうか?
レ
ガッチマンに近付くレトルト
ガ
レ
レ
ガ
レ
ガ
レ
近くの岩に腰掛ける
レ
ガ
ガ
ガ
レ
ガ
ガ
レ
レ
レ
ガ
ガ
鬼は人間の怨念や嫉妬で 人間から鬼になってしまった妖怪
一度鬼になってしまえば 人間に戻ることは出来ない…
レ
レ
ガ
ガ
ガ
レ
レ
ガ
ガ
手をヒラヒラ振ると レトルトに背を向け歩き出した
ガ
人通りの少ない夜道を帰るガッチマン
まあ、鬼がいればニオイで分かるし 別に遅かろうが関係ないけどね〜
ぶわっ
ガ
歩みを止める
なんだ、この香り…どこかで……
熟した果実の香りっ!!
一体どこからだ!?
辺りを見渡す
こっちからする……
香りを辿って行くガッチマン
古い病院が見えてきた
ガ
くんくん
病院の裏…?
裏にまわってみるガッチマン
『〜♪』
誰かが小声で歌っている
あの蝋燭の灯りがついた部屋か?
窓から覗き込む
ガ
嘘だろ……
あの時、間違いなく おれが吸い殺して……
う
ガッチマンに気付く
ガ
ヤバい!見てるのバレた!!
う
ガ
ガ
う
う
不安そうにガッチマンを見る
ガ
う
う
ガ
う
ガ
香りを辿るのに必死で 隠すの忘れてた…
ガ
う
ガ
う
似てる…
おっとりしてるところも 笑いかけるところも…
……病院にいる、ということは……
ガ
う
ガ
う
う
う
同じだ……
ガ
う
ガ
う
う
残念そうに笑う
ガ
う
う
う
ガ
う
ガ
ガ
う
ガ
ガ
ガ
う
ガ
ガ
う
う
ガ