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75 - 前哨戦 #75 アレンの過去①

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2022年01月27日

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アレンとナギサは2つ差の兄妹、

名家アンカーに生まれたためアレンもナギサも祓霊の教育を受けて育った

特に次期当主であるアレンのは厳しく英才教育が当たり前のような生活で怒鳴られることなど日常茶飯

メイド

暴れてはいけませんアレン様!!

メイド

貴方はアンカー家の次期当主!

アレン・アンカー

なんで!!

アレン・アンカー

俺だって外でバスケしたい!!!!

アレン・アンカー

将来はみんなの前でバスケがしたいんだ!!!!

メイド

ダメです!!

メイド

アレン様は将来立派な祓霊者になるのです!!

アレン・アンカー

嫌だ!!

アレン・アンカー

嫌!!!!

ナリル・アンカー

アレン!!!!

ナリル・アンカー

わがままはよしなさい!

アレン・アンカー

嫌だったら嫌なんだ!!

アレンは部屋から出ようとした

ナリル・アンカー

許しません

ナリル・アンカー

この部屋から出ることなど禁止です

ナリル・アンカー

スポーツなど祓霊者の教育に不必要、悪影響を及ぼします

アレン・アンカー

外にいるあの子達はバスケしてるじゃん!

アレン・アンカー

あんなに元気そうなのに悪影響なんて考えられない!!

アレン・アンカー

俺はこんな部屋出てバスケがしたいんだ!!

ナリル・アンカー

この部屋にはなんでもあります

ナリル・アンカー

パソコンでもスマホでもタブレットでもベットも特注の広いものを用意してます

ナリル・アンカー

バカな真似はよしなさい

ナリル・アンカー

それに俺なんて下品な言葉を使うのはやめなさい

アレン・アンカー

嫌だ…

アレン・アンカー

俺は大人のおもちゃじゃない!!人形じゃない!!

ナリル・アンカー

それでもいうことを聞かないなら厳しく指導します

アレンはどちらかと言うと活発なタイプの子供で部屋にいることが嫌いでよく脱走していた

そのため母親のナリルはよくアレンを殴ったり叩いたり蹴ったりして部屋に押し込んでいた

父親のアランはナリルより暴力が激しくアレンは四六時中アザだらけの状態だった

アラン・アンカー

黙れ!!!!!!!!

アレン・アンカー

ぐっ…

アレン・アンカー

『領域支配』

中学生年代になると能力が使えるようになり領域支配を使って身を守るようになった

アラン・アンカー

能力で逃げるな!!それは祓霊するための物だ!!!!

アレンは13歳になった頃

アレン・アンカー

無口な少年になった

そんな静かなアレンには誰も近付かず時期に両親もなにもしなくなった

そんなアレンに声をかけたのは当時使えていたメイドの1人

メイド

アレン様は出来損ないではありません

メイド

素晴らしいエリートなのです

メイド

アレン様はエリート、エリートです

アレン・アンカー

…俺は…エリート?

メイド

バスケが大好きでも構いません、俺と一人称を使っても構いません

メイド

何故ならアレン様はエリートなのですもの

メイド

なんでもできるすごい人です

メイド

そんなアレン様はエリートにしかできない祓霊者と言う職があっているのです

メイド

ご両親は少しばかり手荒ではありますがエリートのアレン様の才能が少しでも役に立つよう考えているのですよ?

メイドは両親に頼まれアレンを褒めて誉めることで心を開き祓霊者になるよう呼びかけ続けた

それを続けるとアレンは凄まじい努力と成長を続け、後2年後にアレンは祓霊者になった

その頃にはお世辞ではなく自他共に認める若き精鋭、エリート祓霊者として世界に名を轟かせていた

ナギサ・アンカー

ただ世界中で唯一アレンが本物のエリートじゃなく努力でNo.2まで上り詰めたことを知るのはナギサだけだった

ナギサはアレンと似たような生活をしていたもののアレンほど厳しくはなかった

アレンとはすごく仲が良く、ボロボロにアレンがなるたび心配してこっそりアレンの部屋に移っていた

そして夕食前にメイドが来るため昼間はアレンと部屋で遊び夜間は1人部屋で眠る生活をしていた

昔からドジっ子と呼ばれていたも本人はその呼び名を嫌っていたし何事も気にかける優しいけど心配性な子に成長していた

ナギサ・アンカー

アレン、

アレン・アンカー

ナギサか、どうした?

ナギサ・アンカー

本当に祓霊者になるの?

アレン・アンカー

当たり前さ

ナギサ・アンカー

バスケしなくていいの?

アレン・アンカー

構わないさ

アレン・アンカー

俺は祓霊者になるために生まれてきているエリートなんだ

ナギサ・アンカー

確かにアレンはすごい、エリートクラスの力があると思うよ…

ナギサ・アンカー

…でもアレンはエリートだけど天才じゃないよ

ナギサ・アンカー

努力してここまで強くなってる

ナギサ・アンカー

だから本当にしたいことがあるのならそれも頑張ればできるようになるよ…

アレン・アンカー

なんだ…ナギサは俺にバスケさせたいのかい?

ナギサ・アンカー

違うよ…バスケとか決めてるわけじゃなくて…

ナギサ・アンカー

なんとなくだよ、なんとなくだけど

ナギサ・アンカー

祓霊の練習してるアレンがつまらなさそうなんだよ

アレン・アンカー

心配しなくて大丈夫だ

ナギサ・アンカー

うん…

アレン・アンカー

ナギサ・アンカー

楽しいことした方がいいよ

ナギサ・アンカー

無理して見栄張ったらきっと後悔するよ…

ナギサは切羽詰まったアレンを心配していた

逆にアレンは特に考えを改めることはなかった

これが現実になるなどアレンもナギサも確信しているはずがなかった

そしてアレンが祓霊者になった2年後ナギサも祓霊者となった

お互いがお互いのことを心配し合いながら成長してきたからこそ、

今も2人はお互いに心配は極力かけたくない、でもお互いのことが心配

今も昔もアレンとナギサは生まれは名家でも本当は普通の何もかもが特別違うなんてことはない仲間がいい似た物兄妹だ

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