コメント
19件
うめぇぇぇぇぇ!殿くずじゃねぇか…!
ある所に 一国を治める御殿様が おりました
傍若無人、厚顔無恥な者であり民の心は素知らぬ振り
そんな御殿様で御座います
御殿様
臣下
臣下
下女
下女の中にそこそこ整った顔を持つ
下女
梅
梅と言う下働きの者がおりました
下女
梅
下女
この梅には、所詮許嫁と呼ばれる互いに恋い慕う武士がおりました。武士は遠くへ仕事へ行っており、帰って来たら梅を妻にとの約束を結んでおりました
下女
梅
下女
下女
梅
梅
御殿様
梅
御殿様
梅
御殿様
酒器にお酒をトクトクトクと注ぎます
とく
とく
とく
御殿様
梅
御殿様
梅
御殿様
梅
梅
梅
梅
いやぁ!!
離して、
離してくださいまし!!!!
御殿様
御殿様
御殿様
御殿様
臣下
臣下
御殿様
御殿様
御殿様
臣下
ひぃっ
臣下
御殿様
臣下
助けて、、
誰か!お助けに!!
あんまりで御座います!!!
いやぁ!!いや!いやぁ!!!
もうお許し下さいませ!!!
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
下女
梅
下女
下女
目の前には、格子に手を掛け涙を溢れさせるーーさんと、愛しき武士様がおりました
梅
梅
下女
触れられた頬は、優しき熱を私の頭に伝え、これは夢ではないと、神様がもたらしてくれた蜘蛛の糸だと
そう、知らせてくれたのです
武士
梅
そう歓喜し、表を上げた私の視界には
今にも刀を振り下ろさんとする臣下と、それに気付かぬ愛しき人
嗚咽を漏らし、顔を下に向け、涙を落とすーーさんが写っておりました
臣下
武士
梅
下女
梅
臣下
下女
梅
梅
梅
梅
臣下
下女
梅
梅
梅
梅
下女
臣下
下女
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅
梅