テラーノベル
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いつもと同じ朝。いつもと同じスーツ。 いつもと同じ髪型。いつもと同じ…
鈴井 湊
俺の名前は鈴井湊。 ごく普通の会社員27歳だ。
起きて、会社に行って、働いて、寝て…の繰り返し。人生ってこれで合ってる?
鈴井 湊
いつのまにか、趣味を忘れて、思い出もなくして。自分を失ったようだ。
鈴井 湊
そうこうしていると、バスが来た
鈴井 湊
朝来 凛
その声を聞いた途端、体が何かを思い出したかのように熱を呼び覚ました
鈴井 湊
なに…今のイケボ。 なんだ…なんだろうこの感覚
俺はしばらく固まっていたらしい
朝来 凛
鈴井 湊
俺はなんとか、座ることができた… んだけど…それどころじゃない!
鈴井 湊
俺の胸のドキドキは、止まらないまま
こーゆーのを、確か若者ではドキがムネムネ…なんていうんだっけ?
って!それどころじゃない! これだからおっさんは…
朝来 凛
鈴井 湊
これこれこれ、この感覚!
そうだ!思い出した!確か俺は…
重度のイケボ…
鈴井 湊
俺は興奮のあまり、バスの椅子から 立ち上がった
朝来 凛
鈴井 湊
気づくと、周りの乗客は 怯えたように俺を見ていた
鈴井 湊
蚊の鳴くような声で言うと、へなへなと座った
鈴井 湊
それでも胸の興奮が収まらない俺は、 ふと運転席の方を見た
ルームミラーごしに、 運転手と目が合った
朝来 凛
朝来 凛
鈴井 湊
顔までイケ男だったそいつは、以後、俺の心を翻弄することになるのである
顔まで真っ赤に染めた俺は、まだこいつが俺の運命を変えるなんて…思っていなかったんだ
次に続く…
コメント
3件
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「恋が発車するまで」を読んでくださり、ありがとうございます!この話は7話か8話ほどでの完結を予定しております。読んでくださった皆様、よければ継続してお楽しみください!
ああ、読ませていただきました…!第1話からグッとくるものがありました。湊さんの「人生ってこれで合ってる?」という冒頭の諦め感から、あのイケボで一気に目覚める展開、すごくよかったです。「重度のイケボマニア」、自分で叫んじゃうところがおかしくて笑っちゃいました(笑)。ルームミラー越しの運転手さんの(笑)の余裕が、たまらないですね…。続き、すごく気になります!