幼馴染って辛い
今迄、ずっと一緒だった人
いわゆる幼馴染がいる
その幼馴染とこれからも一緒だと思っていた
このまま付き合って
幸せになると思っていた
だからあのことは衝撃だった
芽良
学校疲れた ~ !
いつもの学校帰り。
いつもとなにも変わらない平穏な帰り道
芽良
南斗!今日もウチ来る?
南斗
あ、ごめん
南斗
芽良ん家行けないわ
芽良
どして~?
南斗
俺、彼女出来た
平穏がこの瞬間終わった
芽良
は、
この言葉が本音だった
南斗
だからお前と距離置くわ
芽良
なんで
芽良
南斗が前に彼女出来たときも距離なんて置かなかったじゃん
芽良
もしかして私のこと嫌いになったの?
芽良
私は距離置きたくないよ
芽良
彼女さんにも私から話す
芽良
「南斗とはあまり距離置けないよ」って
息を吐くように、思ったことを全部吐いた
南斗
そういうところがあるから距離置くんだよ
芽良
は?
南斗
お前さ、俺のこと好きでしょ
芽良
何言ってんの?
芽良
自画自賛?笑
南斗
違くて、俺とずっと一緒だと思ってでしょ
芽良
え、あ、
図星を突かれるとなにも言葉にできない
南斗
でも俺、お前のメンヘラみたいな性格嫌いだから
南斗
じゃ、俺は彼女と予定あるもんで
芽良
は
芽良
ちょっと、!
芽良
なんで南斗も私を置いていくのよ
芽良
私、南斗好きだったんだよ
「男女に友情は成立しない」
南斗はずっとこの言葉を分かっていた
できないことなのに それを望んでいた
私はきっと 男女だからこそ恋愛が欲しかった
南斗ならそれを受け入れてくれるそう分かっていたから
でも結局はこれ
ぶっ壊れた友情が残る
そして終わる
幼馴染という関係が
あとは「腐れ縁」か「元友達」
そういう名の関係に変化する
もう戻れない幼馴染
こうなることなら幼馴染でよかった
芽良
、ほんっと最悪