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私達は毎日を生きている
いつも通りの仕事、勉強
そんな世界を表というのなら
私たちの世界はきっと「裏」なのだろう
死と常に隣り合わせ
誰を信じ誰を殺すか
これは
そんな、実力主義のこの世界での
ある2人の物語
暗く夜に塗れたこの世界
何時までも終わりのない
この夜の世界に私は
気がついたらいた
蘭
頭が痛い
でも、それより何かがおかしい
蘭
_第1話 記憶喪失
何も思い出せない
怖いくらいに真っ白な頭の中
どうしよう……
ビルの前を路頭に迷い歩く私は
まさに不審者そのものだったのだろう
??
蘭
艶がかかった黒い髪を結んで
なにかのスーツを着ているような女性
……綺麗
純粋に、そう思った
??
蘭
確かにこんな所にいたら迷惑だ
だが、どうしようかと迷っていても
行くあてもない
そんな俯いた私を見て
その女性は声をかけた
??
蘭
??
??
??
……
心配してくれているのだろうか
そんな彼女を目にして
優しい人だなぁと呑気に思った
蘭
??
蘭
??
蘭
女性を見ていたらなぜか
ポロッと言葉に出ていた
ただただ迷惑をかけるような
そんな言葉
??
蘭
蘭
初対面の女性に
何を話しているのだろうか
……迷惑を掛けてしまう
蘭
そう思い立ち去ろうとする
??
その女性の声にビクリとして立ち止まる
ゆっくりと振り返ると
その女性は少し考えたような顔をしてから
??
蘭
アシロミナ これが、私とあの人との出会い
ヒスイラン 翡翠 蘭 160㎝ 46キロ
好きな物 スイーツ、甘いもの
苦手もの 辛いもの、苦いもの