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そう、俺は彼が好きだ
だから付き合った
もし明日、世界が終わるのならば
彼と過ごしたい
____ぱさん
じゃぱぱさん
医者
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医者
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斜め上の方にあった意識をこちらへ戻す
そうだった、お医者さんの話を聞かなくちゃ
医者
医者
「 あと、一ヶ月で_____ 」
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言葉の最後の方は聞き取れなかった
だけど、分かってしまったんだ
俺は、後一ヶ月で “この世を去る”
医者
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鼻がむずむずする
死ぬ?俺が?
考えたことも無いから
もちろんだけど、すぐに信じられるわけも無い
医者
医者
医者
医者
医者
医者
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医者
医者
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入院の準備をしにいこうと
重い足取りで家へ帰る
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心配だけはさせたくない
だから
いつも通り、元気に振る舞う
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家というのは
俺の彼女、もといたっつんと同棲している家である
余命のことは… 話すつもりは無い
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この時間も
あと一ヶ月だな
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かつかつと廊下を2人で歩き
ふと、思い出した
「 一命を取り留めることは少しは期待できます_____ 」
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いや、期待しちゃ駄目だな
喜ぶのは、本当にそうなった時だけにしようって考えた方が
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スマホ!!
なんて、ふざけた寸劇をする時間さえも
もったいなく感じちゃうね
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そらもうめっちゃ喋ったよ
会話は弾んで弾んで
いつしか、消灯時間になってたり…
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がらがらと音を立てて君はドアを開ける
気付けば君の背中はドアの向こうへ行っていた
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____そうだった
死ぬんだ、俺
君と喋ってる時間だけは
やなことも全部忘れてたよ
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その瞬間、
目から泪が流れた
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「 生きたい 」
と、君は言った
そう君が言ったことを、
俺は知っている。
ドアから廊下へ出て、
少し考え、立ち止まった。
そして、ぼそぼそ呟いた
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余命宣告 …… とか
なんて、勝手に想像して
勝手に辛くなってた
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まぁ、
その予感が的中したわけ
「 ………やだよッ 」
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彼の居る病室から
「 まだ 」
「 まだ生きたいよ 」
って聞こえた
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じわってした
そっか、
君は生きたいんだ
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家へ帰った
彼と同棲している家へ
この家の全てに
思い出が詰まってる
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俺は逝きたいよ
じきにあいつと居れなくなるし
もともとあいつが居るから今まで生きられてたわけで
彼の居ない世界に結局何の意味なんてないことを識っている
実際俺が今生きているのは
あいつのお陰だ
実際彼と出会う前は
この世界に色なんて無かった
もう、いいよな
そう思って、カッターを取り出した
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切っちゃった
こんなことしたくもなかったのに
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溢れる赤い涙をなぞった
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君を失うのなら
はじめから俺に価値などなかった
「 生きたいよ 」
彼がぽろりと零した言葉と
俺の言葉が重なった
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コメント
6件
初コメ?失礼します!!! たっつんさんの立場ってきっと複雑ですよね…辛… 1話からすっごく胸に刺されました!