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レンタル彼女、一生分レンタルすることになりました。

第1話 - 第1話『大失態』

2025年05月07日

#創作

#恋愛

#レンタル彼女

#長編

ぴ〜ぴぴまる！

※背景は内容に"近いもの"にしています

セリフ打ちミスとかあったらコメントで教えてください…

あと再投稿なので投稿頻度はめんどくさがってめちゃくちゃ低くなると思います

早く投稿しろよ！って思った人はコメントで急かしてもらえればもしかしたら早くなるかも…？

そんなのいいから全話一気に見たいよ〜って人は前のアカウントで上がってるのでそっちでお願いします

あと前のアカウントもフォローしてくだs((

フォr((殴それじゃあどうぞ！！

柊綾人

「ん〜先月の売り上げは…まぁまぁだな〜」

柊綾人

屋敷の書斎で俺は収益に関する作業に取り組んでいた

柊綾人

「……よし、これでとりあえず終わりかな」

柊綾人

そう言い俺は大きく背伸びをした

柊綾人

俺の名前は柊綾人(ひいらぎあやと)

柊綾人

数年前にとある影響を受け俺は自分一人で起業した

柊綾人

本当は友人と一緒にやろうと思っていたが、よく考えてみれば俺に友達なんていなかった

柊綾人

結果こうして一人で会社を立ち上げた

柊綾人

そしてそれから一年後、俺の会社は大成功

柊綾人

年収億を超えるいわば勝ち組となった

柊綾人

なった…はずだった…

柊綾人

なのに…

柊綾人

「なんで俺の周りに人間が誰一人としていないんだ〜！！！！！」

柊綾人

広い屋敷の書斎で一人虚しく叫んだ

柊綾人

こう見えても見えなくても、実は俺は人間運が悪いらしい

柊綾人

今まで仲が良いといえる程の友達なんて出来たことないし恋人なんてもってのほかだった

柊綾人

あれ、泣きそう

柊綾人

そういうわけで俺は人生の勝ち組かと思わせて負け組であった

柊綾人

結果俺にはこの広い屋敷と多額の貯金だけがあった

柊綾人

「あ〜来世はイケメンになりたいな」

柊綾人

と悲しくつぶやくのだった

柊綾人

ある日の夜、仕事終わりに俺は趣味であるネットサーフィンをしていた

柊綾人

そういえばネットサーフィンという言葉はもう使われていない死語となっているとこの前聞いた気がする

柊綾人

「それじゃあなんて言うんだよ…」

柊綾人

なんて一人でつぶやいてみたが当然聞いている人もなくただただ変なやつになってしまった

柊綾人

話を戻すが昔から暇になると知恵袋サイトにいって世の中の疑問に答えたり話題の動画を見たりしている

柊綾人

「寿司屋で醤油飲んでみた…か。そんなことする人もいるのか、世の中って広いんだな〜」

柊綾人

と浅い感想をこぼす

柊綾人

「ってもう12時か。意外と時間経つの早いな」

柊綾人

「そろそろ寝るか」

柊綾人

そうつぶやきパソコンを閉じようとしたその時

柊綾人

「ん？」

柊綾人

画面に映ってたとある広告が目に留まった

柊綾人

「誰でも恋人を作れます。今すぐ予約…なんだこれは」

柊綾人

興味が湧き俺は閉じかけたパソコンをもう一度開きその広告をクリックした

柊綾人

「レンタル彼女…か」

柊綾人

「アニメとか漫画でよくこういうの見るけど現実でもこういうの実在するんだなぁ」

柊綾人

「えぇっと一日三万円か。なんかリアルな金額だなぁ」

柊綾人

女の子となんて数年後喋ってないし…

柊綾人

「一回くらい良いよね」

柊綾人

そういいながら俺はそのサイトの登録を進め…

柊綾人

「えぇっと女の子を選択…全員可愛いなぁ…」

柊綾人

「もう選べないから…目瞑って(つむって)…これだ！」

柊綾人

そういい俺はてきとうに彼女を選んでクリックした

柊綾人

金額入力のところに3万と書き、クレジットカード払いにして…

柊綾人

「ご利用ありがとうございます…って出たってことはこれでいいのかな」

柊綾人

「意外とあっさりだったなぁ」

柊綾人

「これで本当に来るのかな…」

柊綾人

と少し不安になった

柊綾人

「女の子と何話せばいいんだろうてか服とかもちゃんとした方がいいのかな」

柊綾人

などと考えることが増えるのだった

柊綾人

あれから数日、ついに彼女レンタル当日を迎えた

柊綾人

「えぇっとたしか待ち合わせ場所はこの辺だよな…」

柊綾人

緊張とワクワクで居てもたってもいられなくなり予定時間より30分ほど早く来てしまった

柊綾人

「えっと今日来てくれる子ってどんな子だっけな…」

柊綾人

俺は来てくれる女の子の顔を確認するためにスマホを開き写真を開いた

柊綾人

「この子か、どれくらいで来るのかな」

柊綾人

俺はそう思いながらスマホから顔を上げ駅の方に顔を向けると…

柊綾人

「あそこに立ってる子…だよな…」

柊綾人

その写真とよく似ている女の子が駅前に立っていた

柊綾人

俺は駅の方へと歩を進め…

柊綾人

「あのすみません」

柊綾人

「如月さん…ですか？」

柊綾人

俺のその問いに対しその少女は…

如月結衣

「そうだよ！君は確かあやと君だよね？」

柊綾人

「あ、えっと、はい。そうです」

柊綾人

やばい、返事で陰キャばれる…

如月結衣

「あはは、あやと君少し緊張してたりする？」

柊綾人

「少しだけしてます…如月さんみたいなきれいな人とあまり話したこともないし…」

如月結衣

「いきなりそんなに褒めてくるなんてなかなかやるじゃ〜ん」

如月結衣

「まぁそんなに緊張しないでいいよ！気楽にいこ！」

如月結衣

「あ、あと私のことは結衣って呼んでね！堅苦しいから敬語もダメね！！おっけー？」

柊綾人

「うん、わかった」

柊綾人

写真で見ていたよりも生で見た方がめちゃくちゃ可愛くみえる。それにあの明るい性格、優しい声、素敵な笑顔

柊綾人

天使って存在したんだなぁっと思うのだった

柊綾人

「ねぇ結衣、一つ気になったんだけどさ」

如月結衣

「ん？どうしたの？」

柊綾人

「さっき駅で俺達会ったじゃん？でもあの時は元の集合時間より30分くらい早かったのに結衣は居たから何分前からいたのかな〜って思ってさ」

如月結衣

「私は1時間前くらいからいたよ〜」

柊綾人

「まじか、ごめんな30分も待たせて」

如月結衣

「いやいや謝らないでよ！私が早く来すぎたのもあるしそれ以前にあなたも集合時間の30分前にいたんだからさ！」

柊綾人

「まぁたしかに」

如月結衣

「そんなことよりお昼ご飯食べようよ！」

如月結衣

「どっかいいところとかある？」

柊綾人

「えっとたしか一階の駐車場の近くにカフェがあったと思うけどそこどう？」

如月結衣

「あ、いいじゃん！そこ行こ！」

柊綾人

結衣はそう言い俺の手を掴んで引っ張っていった

柊綾人

レンタル彼女はここまでしてくれるのか

柊綾人

俺は人生で初めて女の子と手を繋いだ。

柊綾人

これが幸せというやつか。感動

柊綾人

と心の中でつぶやいた

如月結衣

「あ〜おなかいっぱい！」

柊綾人

「思った以上にここのご飯の量多かったな」

如月結衣

「そうだね〜」

如月結衣

「というかこれからどこ行く？」

柊綾人

「うーんそうだな…」

柊綾人

「この近くに水族館があったと思うんだけどそことかはどう？」

如月結衣

「水族館いいね！そこに行こ！」

柊綾人

「よし、じゃあとりあえずお店出るか。忘れ物とかない？」

如月結衣

「うん、大丈夫だよ。ありがと」

柊綾人

「んじゃ行くか」

如月結衣

「だいたいどれくらいかかるの？」

柊綾人

「んーあと10分くらいでつくと思うよ」

如月結衣

「意外と近いね」

如月結衣

「そういえばさ、あやと君ってお仕事は何やってるの？」

柊綾人

「ネット関係の仕事やってるよ」

柊綾人

「自分でいい商法思いついてそれで起業してるって感じかな」

如月結衣

「じゃああやと君は社長さんってことなの！？」

柊綾人

「まぁ一応そういうことになるかな」

如月結衣

「すごいじゃんあやと君！」

柊綾人

「そうかな、小さい会社っていうか従業員が一人もいないんだよね…」

如月結衣

「な、なんかいろいろ大変そうだね」

柊綾人

「まぁでもなんだかんだで良い感じにやっていけてるから大丈夫」

如月結衣

「それならよかった」

柊綾人

と俺たちは雑談しながら目的地へと歩を進めるのだった

如月結衣

「わあぁぁすごいきれい」

柊綾人

あれから俺たちは水族館につき中を二人で巡っていた

柊綾人

「このトンネルすごいな。周りどこを見ても魚がめっちゃいる」

如月結衣

「ね！すごいよね！」

如月結衣

「あ、みてみて！あそこ！小さいお魚さんが群れになって泳いでる！」

柊綾人

「お、ほんとだ」

柊綾人

なんというかさっきまでと今までとで結衣の雰囲気が変わった気がするな…

柊綾人

さっきまでは落ち着いたというか大人っぽさがあった気がしたけど今は明るいというかまるではしゃいでる子供みたいだ

柊綾人

これはこれでめちゃくちゃかわいいなぁ

柊綾人

と素直に思った

柊綾人

「なぁ結衣、結衣って水族館好きだったりするのか？」

如月結衣

「うん！お魚さんたちが泳いでるのきれいだしかわいいじゃん！」

如月結衣

「まぁでも水族館に実際に行くのは初めてなんだけどね」

柊綾人

「え、今まで水族館に行ったことなかったのか？」

如月結衣

「うん、まぁね…」

如月結衣

「テレビではよく見てたけど直接行く機会はなかったね」

柊綾人

「そうだったのか」

柊綾人

だからここに来てからはあんな風にはしゃいでたのか…

如月結衣

「でもその分今すごい楽しいよ」

柊綾人

「そっか、ならよかったよ」

如月結衣

「ねぇあやと君、あっちも行こうよ！」

柊綾人

そういいながら結衣は楽しそうに走っていった

柊綾人

そのあとも俺たちは水族館デートを楽しむのだった

柊綾人

あれから時間が進みついに解散の時間になっていた

柊綾人

今日は一日ありがとな。すごい楽しかった

如月結衣

「こっちこそありがとね！私も楽しかったよ！！」

柊綾人

「それじゃあ解散にするか」

如月結衣

「あ、ちょっと待って」

柊綾人

そういいながらかばんに手を入れなにかを取り出そうとする結衣

柊綾人

「なにやってんだ？」

如月結衣

「うちのところのルールで彼女レンタル終了の時に証明書渡さなくちゃいけないんだけど…」

如月結衣

「あれ、どこやったっけ。落としたかな…」

如月結衣

「ちょっとだけ待っててね」

柊綾人

そういいながら結衣は携帯を取り出した

柊綾人

証明書とかあるんだな。やっぱり仕事ではあるしそこら辺はちゃんとしてるんだな

柊綾人

それにしても今日一日はすごい時間が経つのが早く感じたな

柊綾人

デートってやっぱすごいなぁ

柊綾人

っと心の中で感想をつぶやいていたその時…

如月結衣

「うそ…」

柊綾人

隣で結衣が小さく言葉をこぼした

如月結衣

「え、なんで…まさか…」

柊綾人

「どうしたんだ結衣」

柊綾人

俺の問いに対して結衣は

如月結衣

「あなたなにしたの…」

柊綾人

「え、何のことを言って…」

如月結衣

「あなたこれ登録するときどうやったの？」

柊綾人

「え、普通に彼女を選択して料金のところに30000って…」

如月結衣

「まさかそのまま30000って書いたとか言わないよね？」

柊綾人

「そのまさかですね…」

如月結衣

「はああぁぁぁぁぁ！？」

柊綾人

「えっと結衣さん…？」

如月結衣

「ふ、ふ、ふ…」

如月結衣

「ふざけるなぁぁぁ！！」

柊綾人

「な、なにをそんなに…」

如月結衣

「あなたちゃんとサイト見たの！？」

如月結衣

「あの金額入れるところ一番後ろに『万』って単位書いてあったでしょ！？」

柊綾人

「…ってことは…？」

如月結衣

「あなた3万×1万で三億円払ったんだよ！！」

柊綾人

「え、嘘だろ…まじ？」

如月結衣

「マジだよ！！なんならこっちが聞きたいくらいだよ！！」

柊綾人

「てことはもしかしてレンタル期間は今日だけじゃなくて…」

如月結衣

「10000日だよ！！何年あると思ってるの！？」

柊綾人

「えっと…まじ…か…」

柊綾人

俺はあまりの衝撃で言葉が出なかった

柊綾人

「でもこういうのって返金とかできないのか？」

如月結衣

「あなたクレジットカードで払ったでしょ！できないよ！！」

柊綾人

「えっと、どうしよう…」

如月結衣

「それはこっちのセリフだぁぁぁぁぁぁぁ！！！」

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