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ぺいんと
らだおの方をふと見ると、珍しいものでも見るかのように好奇心を形にしたような目でこちらを見ていた。
らだお
ぺいんと
らだお
自分のことなのにめちゃくちゃ興味が無さそうだ。言ってくれないと分からないだろ…!
ぺいんと
らだお
面倒くさそうに言葉を返して来た。
ぺいんと
らだお
ぺいんと
屋上に向かう階段の最上段に2人で座る。意外と涼しかったが、どちらにしろ少し暑い。
ぺいんと
らだお
ぺいんと
マジで焦った…らだお危機感無さすぎだろ!自分のことでしょ!
ぺいんと
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
今までの事を聞いた瞬間、らだおの表情が曇った。きっとなんかあったんだ…。
ぺいんと
らだお
ぺいんと
キーンコーンカーンコ〜〜ン………
ぺいんと
らだお
ぺいんと
ぺいんと
らだお
ニヤニヤしながらそう行ってくる。2人で猛ダッシュしたのに、らだおは全然息が切れていない。息しなくても大丈夫とかなのかな?
理科教師
クラス
ぺいんと
らだおの手を引いて、人混みの中進む。同じ班だといいな〜…
らだお
ぺいんと
座席表を見た限り、俺達は廊下側の一番後ろ、メンバーは…
ぺいんと
らだお
メンバーは俺、らだお、そして中学から仲のいい秀斗と、ノアさん、虎蔵(とらぞう)と一緒だ。
再びらだおの手を取り、座席へと向かう。
ノア
ぺいんと
しにがみ
虎蔵
らだおが戸惑ってしまっている。そりゃあ1人だけ周りの事知らなかったら気まずいよな…
ぺいんと
らだお
ぺいんと
先程までのらだおとは別人みたいだ。その笑顔に少しゾワッとしてしまった。
ノア
しにがみ
虎蔵
らだお
黒井、しにがみ、虎蔵
ぺいんと
やっぱり違う。らだおが怖い。さっきまでのが素?それとも逆?もしさっきまでのが素なら、俺にだけ素を出してくれてるってこと…? 何考えてんだッ!俺ッ!
理科教師
理科教師
理科教師
暇なのでみんなの方を見てみる。虎蔵や、特にノアさんとらだおはしっかり話を聞いている。
ぺいんと
そうやって周りを見てると、しにがみと目が合う。
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
しにがみ
しにがみと必死に笑いをこらえていると、らだおとノアさんが立って実験道具を取ってきてくれた。
虎蔵
ぺいんと
しにがみ
ノア
しにがみ
虎蔵
しにがみ
ノア
しにがみ
ぺいんと
虎蔵
らだお
ノア
しにがみ
ノア
やばい、急いでいれないと―――
ぺいんと
しにがみ
虎蔵
らだお
らだおに腕を掴まれて我に返った。が、もう既に中身はからだった…どうしよう…
理科教師
一同
ノア
虎蔵
理科教師
理科教師
らだお
ぺいんと
らだお
言われるがままに渡すと、らだおが指を入れる。そして、何かボソボソ呟いたかと思うと、もう一度俺に渡してきた。
理科教師
しにがみ
ぺいんと
虎蔵
ノア
一同
しにがみ
虎蔵
ノア
ノア
ぺいんと
らだお
ぺいんと
ノア
しにがみ
虎蔵
そんなこんなで4時間目が終わった。が、実験は2時間ある。次の時間はなんだろう…
ぺいんと
ぺいんと
らだお
ぺいんと
学校に通うの初めてって言ってたし、教えてあげないと…!
らだお
そう言われ差し出された実験書は、空欄はきちんと埋められ、更には補足されていて、分かりずらいところは空きスペースに図や文などで補ってある。まさにお手本、って感じだ。
ぺいんと
らだお
先程の背筋が凍るような笑い方より、少しマシな笑顔だったが、それでも不自然だ。なんで普通に笑わないんだ…?
ぺいんと
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
しにがみ
虎蔵
ノア
ぺいんと
ノア
らだお
黒井、しにがみ、虎蔵
しにがみ
らだお
……?気の所為か、らだおの表情が曇った気がする…
理科教師
ぺいんと
らだお
2人で席を立つ。教室の前にある実験用具を置いている机の周りには、人が沢山いる。その中で鬼ごっこをしてる奴もいる。
ぺいんと
らだお
ぺいんと
らだお
ガタッ、と音がした瞬間床に押し倒されたと同時に、耳をつんざくようなガラスが割れる音、そして実験に使うであろう液体が俺を庇ったらだおの背中にかかり、制服から滴っていた。
らだお
ぺいんと
理科教師
らだお
理科教師
らだお
そう言い、らだおは立ちながら腕に刺さったガラスの破片を抜いた。濡れた制服にらだおの血が滲む。
ぺいんと
らだお
らだお
そう言い残し、らだおは教室を出ていった。クラスは出ていったらだおよりも、その床の酷い有様に釘付けだった。
ぺいんと
らだおの後を追い、教室を出る。
ぺいんと
誰もいない静かな廊下で制服から水を垂らしながら歩くらだおに声をかける。
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
腕の様子を見ようと、手を伸ばし――
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
こんなことを言われたってらだおが困るだけなのに…なんで止まんないんだろ……っ 何やってんだろ、俺……
らだお
らだお
ぺいんと
俺を心配しての事だったなんて…勘違いた上に面倒なこと言って申し訳ない……
らだお
らだお
ぺいんと
らだお
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
目の前でシャツを脱ぎ出すので、思わず目を逸らした。
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
らだお
身体中に所々痣がある。ぶつけてできるような数でも位置でもない。一体誰がこんなことを…
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
らだお
きっと人間じゃないから他の人に頼れないと思ってるんだ。人が人じゃないかがそんなに重要なのかよ……っ! 俺だって味方になれるのに……っ
ぺいんと
らだお
ぺいんと
そう言い、らだおが洗面台に置かれたシャツの上で人差し指を立てると、シャツから水が浮き上がり、らだおの指先へ集まる。
ぺいんと
らだお
指先の水が人型になり、こちらへ手を振っている。
ぺいんと
らだお
らだおが誰もいない入口を睨む。
ぺいんと
らだお
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
らだお
ぺいんと
らだお
らだお
ぺいんと
らだおの家庭は結構複雑なのだろう。 ……俺が守ってあげないと。どうにかしてあげないと。
俺が決意を固めたのは、この日からだった。
ぺいんと
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主