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アオイの家
リビング
アオイ
アオイ
雲一つ無い快晴の2月のある日
アオイはリビングのソファーに寝転がり、天井を見つめていた
アオイ
アオイ
外からは下校中の学生が話している声がする
だがそんなありふれたことも、アオイにとっては大切な暇潰しだった
アオイ
外から聞こえる声に耳を傾けた
ニジニア軍マジでむかつく
それなー
ウチらの大事な住居奪ってさ、しかも沢山の命奪ってさ?
やっとこさ回復してきたけどさ、やっぱりダメなもんはダメだよね
そうだよねー、しかも終わったかと思ったら空から飴降ってきたらしいし…
ポンコツだな、飴降らせた奴 だってこの辺さ、あんまり被害ないよね
それなすぎる
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
お菓子を入れている棚を漁った
アオイ
アオイ
アオイ
冷蔵庫の中を漁った
最近仕事を辞めてから収入がなくなり、かなり限界に近づいてきている
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
アオイ
と、その時、声が聞こえた
ハロー、聞こえてますか?
アオイ
違います、私はあなたの脳へ直接語りかけています
アオイ
アオイ
私はまだあなたに名乗れません
ですので、目的だけ伝えます
アオイ
分かりました
あなたは今、お金が無くて困っていますよね
アオイ
そんなあなたに朗報です
アオイ
ビンゴ、その通り
ですが、タダであげるわけにはいけません
アオイ
あなたには私のもとで働いてもらいます
あ、ご安心ください、給料は回数制ですから給料面ではご心配なく
詳しい話は後でするので、最後に一つ
一回10万円です
アオイ
話が分かる人で良かったです
では、早速向かいましょうか
アオイ
暇潰しにも金稼ぎにもなるのは、アオイにとって絶好のチャンスそのものだった
やる気に満ち溢れたアオイは、心なしかいつもより輝いて見えた
これから地獄をあじわうとも知らずに────
コメント
2件
おっと……凄 毎回のようにだけどやっぱ小説上手い…