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わかな
眩しい2つのライト 急ブレーキの音
わかな
わかな
ぶつかる……!
わかな
私は飛び起きた
消毒の匂い 無駄な物が一切無い空間…
看護師
看護師
わかな
‘わかな’さんって誰?
看護師
看護師
わかな
わかな
看護師
看護師
わかな
看護師
わかな…… あぁ、そういえば あの男の人も叫んでた
「わかなっ危ない!」
わかな
看護師
看護師
わかな
看護師
わかな
看護師
看護師
ほくと
ほくとって言うのね
あの人と私は どういう関係なのかしら…
ピッピッピッピッ__
やっと気が付いた 私はかなり大きな出来事に 巻き込まれた事に
わかな
ほくと
わかな
ほくと
ほくと
ほくと
わかな
ほくと
ほくと
ほくと
わかな
他の桜なら ここからも見えるのに
何故 ヤマザクラにこだわるの?
わかな
わかな
ほくと
ほくと
わかな
散ってしまった花びらで いっぱいの地面に まだ咲いている桜の木があった
わかな
ほくと
ほくと
花が咲いているのに 葉がもう生えていた
本当に珍しい桜の木ね…
ほくと
わかな
高校の先輩らしき人 その人に連れられて どこかの桜を見に行ったあの日
声も話し方もほくとそっくり その人が顔を赤らめて 「花言葉はあなたに微笑むだよ」
なんで顔を赤らめるのか 全く分からなかったあの時
「ヤマザクラ見てると お前が浮かぶんだ」
「俺にばっか微笑んでくる お前にピッタリだろ?」
ほくと
わかな
わかな
私はほくとに微笑んだ
この風景に 懐かしいという気持ちが 溢れてくる
さっきまで知らない場所だった
でもそうじゃない
ヤマザクラはやっと ヒラヒラと花弁を舞わせた
まるで私達を 囲み込むように__
❦ℯꫛᎴ❧