テラーノベル
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魔理沙
霊夢
一瞬意味がわからなかった
霊夢
魔理沙は笑わなかった。 いつもの軽い声でもなかった
魔理沙
ただそれだけ。
理由も説明も 慰めもしなかった
胸の奥 静かに何かが崩れる音がした
霊夢
自分の声が
思ったより普通で
それが一番怖かった
魔理沙は何か言いかけて
背中を向けた
去っていく姿は あまりにもいつも通りで
博麗神社の境内(けいだい)に
風だけが残った
泣かなかった。
追いかけもしなかった。
ただ、笑えなくなっただけだ。
これが終わりだと気づくには
少し時間がかかった。